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直方平野 のおがたへいや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

直方平野
のおがたへいや

遠賀川平野ともいう。福岡県北部,遠賀川の中・下流域を占める平野。中心地直方市。古くから開発された水田地帯であったが,明治中期以後,周囲の古第三紀層の炭田を開発し,炭鉱地帯として発展した。 1960年代から閉山が相次ぎ,現在は農村地帯に復帰。炭鉱跡地には産炭地域振興事業による工場団地が造成され,多数の工場が進出している。

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世界大百科事典 第2版の解説

のおがたへいや【直方平野】

福岡県北部,遠賀(おんが)川とその支流の彦山川の流域に形成された沖積平野。飯塚(嘉穂),田川などの小盆地を含み,水系に沿って多数の狭長な谷底平野樹枝状に広がっている。直方から下流の東西3~8km,南北約20kmの三角州性低地をとくに遠賀川平野と呼ぶこともある。 貝塚の分布で,かつては河口の芦屋から十数kmの入海であったと推定され,遠賀川の河床傾斜も1/8000~1/10000にすぎない。また河口が砂丘によって狭められていることもあって,古来洪水に悩まされた。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔福岡県〕直方平野(のおがたへいや)


福岡県北部の沖積(ちゅうせき)平野。遠賀(おんが)川の中・下流域に広がる。東西約3~8km、南北約35km。中心都市は直方市。遠賀川平野とも。弥生時代からの遺跡が残る古くからの水田地帯。江戸時代末期から石炭採掘が始まり、明治期には筑豊(ちくほう)炭田が開発され、日本有数の鉱業地帯となる。炭鉱閉山後、産炭地域振興事業による企業誘致、宅地化が進む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

直方平野
のおがたへいや

福岡県北部、遠賀(おんが)川の中・下流に広がる沖積平野。遠賀川平野ともよばれる。東西3~8キロメートル、南北約20キロメートルの上流域が盆地状に広がっている平野で、下流域が狭いのと河床勾配(こうばい)が緩やかなために古来洪水が多く、明治時代中期までは弥生(やよい)時代の遺跡が分布する古い水田地帯であった。その後、大規模な筑豊(ちくほう)炭田の開発によって、わが国の代表的な炭鉱地域となったが、炭鉱跡の地割れ、水没などの鉱害や水害が多発し、鉱害の復旧工事が進められている。現在は炭鉱の閉山による大量の失業者の出現により活気を失ったが、産炭地域振興による企業誘致や工業団地造成が進行、ボタ山と炭住に代表される平野景観を変えつつある。[石黒正紀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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