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社会化[経済] しゃかいか[けいざい]socialization

翻訳|socialization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

社会化[経済]
しゃかいか[けいざい]
socialization

生産が私的個人的にでなく,社会的協同的に行われるようになっていくことを生産の社会化という。しかし資本制生産のもとでは生産が社会化されていっても,所有の私的性格は変らないから,両者間の矛盾が深まることになる。この私的に所有されている生産手段をなんらかの形で社会的なものにすることをもまた社会化という。社会化の最も徹底した形は社会主義による資本私有制度の全面的な否定であるといえるが,第1次世界大戦後のドイツにおける炭鉱業の社会化政策,第2次世界大戦後のイギリスにおける産業の国有化政策のように,資本制生産関係を廃棄せず,当該産業の所有を国家に移管した場合にもその産業を社会化したと呼ぶことがある。さらに所有は社会化せず,その生産手段の使用権,売買権,収益権などを社会的に制約していくことを機能的社会化と呼ぶ者もある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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