コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

神田伯山(初代) かんだ はくざん

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

神田伯山(初代) かんだ-はくざん

?-1873 幕末-明治時代の講談師。
初代神田伯竜の弟子。独自の語り口で,兄弟子の初代松林(しょうりん)伯円とならんで人気をあつめた。「大岡政談」のうちの「天一坊」が得意で,「伯山は天一坊で蔵をたて」とまでいわれた。明治6年10月4日死去。武蔵(むさし)川崎(神奈川県)出身。本名は斎藤定吉。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

神田伯山(初代)

没年:明治6.10.4(1873)
生年:生年不詳
幕末明治期の講釈師。武州川崎の生まれで,本名斎藤定吉。神田派の祖・初代伯竜の門人で,兄弟子に2代目伯竜,初代伯円がいた。最初のんびりダラダラ演じ,後半一気呵成に転ずるという独自の演出で評判となった。「宮本武蔵」「天一坊」「大坂軍記」などが有名で,なかでも「天一坊」は歌舞伎の世界にもとり入れられ,影響を与えた。師没後は事実上神田派の宗家。常に帯刀し高座の刀架けに脇差をのせてから話し始めたという。この愛刀は2代目に伝えられたが,のちに古武具類を納める靖国神社遊就館(東京九段)に献納された。明治初年に引退,盗賊のため殺された。<参考文献>関根黙庵『講談落語今昔譚』(改題復刻『講談落語考』,1960)

(吉沢英明)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

神田伯山(初代)の関連キーワード小金井 芦洲(3代目)小金井蘆洲・小金井芦洲神田 松鯉(1代目)神田 伯山(3代目)神田 伯山(5代目)神田 伯龍(5代目)神田 伯治(3代目)神田 山陽(1代目)桃川 若燕(2代目)神田 伯龍(4代目)神田 松鯉(2代目)神田 松鯉(初代)小金井芦洲(3代)神田 山陽(初代)柴田 馨(初代)神田伯竜(5代)神田松鯉(初代)神田山陽(初代)神田伯山(5代)神田伯竜(3代)

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android