普及版 字通 「稜(漢字)」の読み・字形・画数・意味
稜
人名用漢字 13画
(異体字)
12画
[字訓] かど・すみ
[説文解字]
[字形] 形声
正字はに作り、(りよう)声。〔説文〕六上に「(こ)なり」とあり、字条に「なり。は殿堂上、最高の處なり」という。のち稜の字形を用い、稜角あるもの、角材などをいう。稜角には威霊を感じさせるものがあり、稜威をいう。糾察を司る御史の官は、稜官としておそれられた。
[訓義]
1. かど、すみ、かどあるもの。
2. みいつ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕稜 ソバ・カド・イナツカ・フルフ/稜 ―トソバソバナリ 〔字鏡〕稜 カザル・イナツカ 〔字鏡集〕稜 セハシ・ソハソハ
[語系]
稜()lng、lingは声義近く、の実には角がある。(廉)liamは廉直にして、稜角のある性格をいう。
[熟語]
稜威▶・稜鋭▶・稜角▶・稜郭▶・稜岸▶・稜畳▶・稜節▶・稜層▶・稜▶・稜側▶・稜稜▶
[下接語]
衣稜・威稜・旱稜・岩稜・丘稜・稜・剛稜・三稜・清稜・稜・眉稜・鋒稜・廉稜
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報