稲沢[市](読み)いなざわ

百科事典マイペディア 「稲沢[市]」の意味・わかりやすい解説

稲沢[市]【いなざわ】

愛知県北西部濃尾平野にある市。西部は木曾川をはさんで岐阜県に接する。1958年市制。国府宮(こうのみや)には大国霊(おおくにたま)神社があり,古くは国府が置かれた尾張の中心であった。中心市街は近世東海道脇往還の美濃路宿場町として発達東海道本線,名鉄名古屋本線,尾西線が通じ,従来からの繊維工業のほか機械,プラスチック製品などの工業が成長している。またJR貨物操車場跡地の開発が検討されている。苗木,野菜の大産地であり,1986年県の植木センターが開設された。名古屋市の衛星都市化も著しい。2005年4月中島郡祖父江町,平和町を編入。79.35km2。13万6442人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android