精選版 日本国語大辞典 「糊」の意味・読み・例文・類語
のり‐・する【糊】
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接着剤の一種。主として紙を貼(は)り付ける場合や、洗濯物の仕上げに用いるものを糊とよんでいる。古くは米などのデンプン質からつくったが、現在では化学的に合成したものが多い。事務用の糊には固型と液体があるが、原料によって次の3種に分けられる。(1)デンプン糊 もっとも古くからある糊で、デンプン質を水に溶いて煮たもの。平安時代から使われ、明治の中ごろまで姫糊とよばれて親しまれていたが、これは安価だが腐敗しやすいというのが難点で、最近は事務用に用いられることが少なくなってきた。(2)ゴム糊 アラビアゴムノキの分泌物を加工してつくるところから、アラビア糊ともよばれる。これは、空気に触れると固型化するという性質を利用している。(3)合成樹脂糊 ポリ酢酸ビニルやポリビニルアルコールなどの合成樹脂系の接着力を利用したもので、接着力が強く、腐敗しないので、一般事務用として広く普及している。固型のスティックタイプや、容器が使いやすいようにくふうされた液体状のものまで、手を汚さずに簡便に扱えるいろいろなタイプのものが市販されている。
また洗濯糊には、ふのりなどの海藻糊が絹布などの仕上げや洗い張りに従来より用いられてきたが、最近ではどの繊維にも使えてしかも腐敗しないポリビニルアルコールなどの合成糊が、多く使われるようになった。
[野沢松男]
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…魚肉,レバー,トマトなどをすりつぶして柔らかく滑らかにした食品。例えばレバーペーストは,牛や鶏,豚のレバー(肝臓)をゆでて裏ごしし,バター,香辛料,調味料などを加えて練る。パンに塗って,そのまま食べたり,オードブルのカナッペなどに使う。トマトペーストは,トマトを煮て裏ごしして皮や種を除き,さらに煮詰めて水分を少なくしたもので,西洋料理の煮込みやソースなどの調味料として用いる。このほか,アンチョビーペースト,アーモンドペーストなどがある。…
※「糊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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