普及版 字通 「練(漢字)」の読み・字形・画数・意味
練
常用漢字 14画
(旧字)
人名用漢字 15画
[字訓] ねりぎぬ・ねる・よなげる
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は柬(かん)。柬に・(れん)の声がある。〔説文〕十三上に「(ね)りたる(きぬ)なり」、また〔玉〕に「て(あら)ふなり」とあり、熱して糸を柔らかにすることをいう。〔周礼、考工記〕に「絲の法」があり、〔周礼、天官、染人〕に「暴(ばくれん)」のことをしるしている。それより練習・練磨など、習練の意となる。
[訓義]
1. ねりぎぬ。
2. ねる、ねやす、よなげる、あらう。
3. きたえる、なれる。
4. えらぶ。
5. 喪服の名。十三月目に服する白のねりぎぬの喪服、またその祭。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕 利沼(ねりぎぬ)〔名義抄〕 ネル・エラブ・ナラフ・ネリギヌ・ネリイト・ソナフ 〔字鏡集〕 ナラフ・ネリイト・ネリギヌ・イトスヂ・エラブ・ソナフ・ツラヌ
[語系]
・・(錬)・lianは同声。水を以てするを、火を以てするを、糸に加えることを、金属に加えるをという。柬は(ふくろ)にものを入れる形である。
[熟語]
練衣▶・練鋭▶・練絵▶・練核▶・練覈▶・練簡▶・練冠▶・練究▶・練行▶・練句▶・練軍▶・練祭▶・練材▶・練士▶・練糸▶・練字▶・練事▶・練悉▶・練日▶・練実▶・練手▶・練習▶・練熟▶・練祥▶・練精▶・練石▶・練素▶・練卒▶・練択▶・練達▶・練衲▶・練▶・練波▶・練帛▶・練武▶・練服▶・練兵▶・練要▶
[下接語]
衣練・浣練・簡練・教練・訓練・考練・校練・皎練・皓練・細練・試練・手練・修練・習練・熟練・水練・精練・製練・洗練・選練・素練・組練・綜練・操練・練・達練・調練・通練・討練・白練・暴練・飛練・被練・匹練・兵練・未練・老練
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報