習志野[市](読み)ならしの

百科事典マイペディア 「習志野[市]」の意味・わかりやすい解説

習志野[市]【ならしの】

千葉県北西部,東京湾に面し,千葉市の北西に接する市。1954年市制。下総(しもうさ)台地の一部の習志野を含め,明治以降陸軍演習場となり,騎兵旅団,鉄道連隊などが設置され軍都として発展。第2次世界大戦後その跡は大学用地,開拓地,自衛隊駐屯地となった。中心は旧津田沼町地区で,総武本線,京葉線,京成電鉄本線,同千葉線,新京成電鉄線,東関東自動車道などが通じ,住宅都市化が著しい。海岸は京葉港の一部で水産会社の施設が立地し,内陸には工業団地が造成され,機械,金属などの工場が進出している。1993年6月谷津干潟がラムサール条約登録湿地となる。東日本大震災で,市内において被害が発生。20.97km2。16万4530人(2010)。

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