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腐る クサル

デジタル大辞泉の解説

くさ・る【腐る】

[動ラ五(四)]
細菌の作用で植物性・動物性のものが分解して変質する。食物などがいたむ。腐敗する。「魚が―・る」
からだの組織が破れ崩れる。うみただれる。「凍傷で指先が―・る」
木・繊維・金属などが風化したり酸化したりしてぼろぼろになる。朽ち崩れる。腐敗・腐食する。「柱が―・る」「さびて―・ったナイフ」
物が変質して、嫌なにおいがついたり汚れたりして使えなくなる。「金魚鉢の水が―・る」
純な心が失われてだめになる。精神が救いようがなく堕落する。「性根が―・っている」
思いどおりに事が運ばないため、やる気をなくしてしまう。いや気がさす。めいる。「気が―・る」「原稿が没になって―・っている」
(他の動詞の連用形に付いて)その動作をする人に対する軽蔑・ののしりの気持ちを表す。「いばり―・る」「つまらんことを言い―・る」
賭(か)け事で負ける。
「夕べ胴が―・ってありたけ取られ」〈咄・御前男・四〉
すっかり濡れる。びしょ濡れになる。
「―・った着物はしぼって引きさげ」〈滑・膝栗毛・三〉
[動ラ下二]くされる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

くさる【腐る】

( 動五[四] )
食べ物が細菌の作用によって変質し、食べられなくなる。腐敗する。いたむ。 「肉が-・る」
動植物の組織が細菌の作用で破壊され、悪臭を発したり、形が崩れたりする。また、うみただれることもいう。 「死体が-・る」 「倒木が-・る」 「指が-・る」
物が変質してだめになる。木や金属などが、ぼろぼろになる。 「水が-・る」 「釘が-・る」 「土台が-・る」
使わないでいるうちに、役立たなくなってしまう。なまる。にぶる。 「剣術の腕が-・る」 「大事な技術を-・らせる」
人の精神などが堕落する。 「根性が-・る」 「 - ・りたる讃岐前司古受領の鼓打ち損なひて/大鏡 伊尹
気分がめいって元気を失う。がっかりして気が沈む。 「落第して-・っている」 「気が-・る」
他の動詞の連用形に付いて、他人の動作をののしっていうのに用いる。 「何をし-・る」 「さては娘が焼き-・つたか/滑稽本・膝栗毛
博打ばくちで負ける。 「夕べ胴が-・つてありたけとられ/咄本・御前男」
水でぬれる。 「 - ・つた着物はしぼつてひきさげ/滑稽本・膝栗毛 3
( 動下二 )
[慣用] 糠味噌ぬかみそが- / 口が腐っても
[句項目]

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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