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臭化銀 しゅうかぎんsilver bromide

翻訳|silver bromide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

臭化銀
しゅうかぎん
silver bromide

化学式 AgBr。淡黄色粉末。光に当てると黒化する。比重 6.47,融点 432℃,1300℃以上で分解。水,アルコール,多くの酸に不溶,濃アンモニアにはかなり溶解する。写真感光剤として多量に使用されている。

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百科事典マイペディアの解説

臭化銀【しゅうかぎん】

化学式はAgBr。比重6.47,融点430℃。淡黄色の結晶。水にほとんど不溶,アンモニア水,チオ硫酸ナトリウム水溶液に可溶。光に当たると分解して銀を遊離して暗色になる。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅうかぎん【臭化銀 silver bromide】

化学式AgBr。淡黄色固体。水溶液中で硝酸銀AgNO3と臭化カリウムKBrとの反応で微細粉末として沈殿する。光にあてると分解して銀を遊離し,黒色となる。天然に臭銀鉱としてメキシコに産する。融点430℃,沸点1533℃,比重6.47,塩化ナトリウム型結晶構造をもつ。水に対する溶解度1.35×10-4g/l(25℃),溶解度積5.2×10-13(mol/l)2(25℃)。熱濃縮酸に溶けるが,多くの酸には不溶。

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大辞林 第三版の解説

しゅうかぎん【臭化銀】

黄色味をおびた白色の固体。化学式 AgBr 光にあたると徐々に分解し、銀を遊離して黒色になる。鋭い感光性を利用し、写真感光材料に用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

臭化銀
しゅうかぎん
silver bromide

銀と臭素の化合物。硝酸銀水溶液に臭化アルカリ水溶液を加えると沈殿する。淡黄色固体。強い感光性があり、光に当たると銀を遊離して黒色となる。シアン化アルカリ、チオ硫酸ナトリウム水溶液には錯塩をつくって溶ける。アンモニア水にはわずかに溶け、エタノール(エチルアルコール)には不溶。熱濃硝酸には溶けるが、その溶液からは、複塩AgNO3AgBr(融点182℃)が得られる。ハロゲン化銀中、感光性は最大で、光、電子線、各種放射線によって潜像を形成し、現像液によって現像される。このため写真感光材料の感光主体として広く用いられ、写真フィルム、乾板、印画紙中に含まれている。ただし臭化銀の感光する可視光の長波長端は500ナノメートル付近にあるので、黄色光や赤色光には感光しない。そのため通常の感光材料では増感色素を加えている。[中原勝儼]

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