デジタル大辞泉 「舌怠い」の意味・読み・例文・類語 した‐たる・い【舌▽怠い】 [形][文]したたる・し[ク]1 物の言い方が甘えたような調子であるさま。したったるい。「女子学生の一部に流行はやる、あの稍々―・いような遊ばせ言葉も」〈広津和郎・風雨強かるべし〉2 舌の回りが悪く、話が聞き取りにくいさま。「徹夜よどおし三人で一斗五升飲んだという翌朝でも、物言いが些ちと―・く聞える許ばかりで」〈啄木・刑余の叔父〉3 物の言い方などがくどくどしているさま。「文士どのは―・い愚痴沢山な自惚やら楽屋落やら列べれば」〈魯庵・社会百面相〉[類語]舌もつれ・舌もじり・小舌たるい・舌足らず・口下手・訥弁・とつとつ・口重・口籠る・話し下手・口不調法 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例