兵庫県北部,円山(まるやま)川下流にある南北に細長い盆地。平野の乏しい但馬(たじま)地方では最大の穀倉地帯をなす。円山川の河谷に海が入りこみ,その後埋積が進んで形成されたため,河口から12kmの豊岡市中心部でも標高4mという低さであり,1923年から38年にかけて大改修が行われるまで円山川が蛇行する盆地中央部は水害の常襲地帯であった。低湿地では柳行李(やなぎごうり)の原料となるコリヤナギ(杞柳(きりゆう))が栽培されていたが,現在ではほとんど見られない。盆地のため霧が多く,年間発生回数は120日に達する。円山川の河口にある津居山(ついやま)港は,古くから盆地の海の玄関にあたり,円山川を上下する高瀬舟の基地であった。
執筆者:小森 星児
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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