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豊年踊り ほうねんおどり

大辞林 第三版の解説

ほうねんおどり【豊年踊り】

豊年を祝う踊り。また、豊年を祈願する踊り。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

豊年踊り
ほうねんおどり

日本民謡の分類上、祝い唄(うた)のなかの一種目で、イネの豊作を願って田の神に奉納する踊り唄の総称。豊年踊りは8月中旬のイネの開花時期と10月下旬から11月にかけての収穫後の時期に行われる場合が多い。開花期は、収穫に直接関係するたいせつな時期で、ここで風が吹いたりして穂先がこすれると減収になる。そこでこの時期を無事に過ごしたいと願う農民が、田の神にもう一度豊作祈願をし直した。その方法は、豊作の喜びを田の神にみせることで一種の暗示にかけ、神の力を借り出すことであった。「揃(そろ)た揃たよ踊り子が揃た 秋の出穂よりよく揃た」とか「今年ゃ豊年だよ穂に穂が咲いて 道の小草に米がなる」の歌詞などはそれである。また収穫後のものは、豊作を感謝してのものである。ところが8月中旬のものは、旧暦7月15、16日の死者や先祖の供養をする盆踊りの時期と重なるため、初めは区別していたものと思われるが、しだいに混同され、いつか盆踊り唄のなかに吸収されてしまった。先の歌詞で歌う盆踊り唄や「豊年踊」という曲名の盆踊り唄はその名残(なごり)である。[竹内 勉]

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