輔弼・補弼(読み)ほひつ

精選版 日本国語大辞典 「輔弼・補弼」の意味・読み・例文・類語

ほ‐ひつ【輔弼・補弼】

〘名〙
天子君主などの行政をたすけること。また、その人。
※東南院文書‐天祿二年(971)五月二二日・伊賀国阿拝郡司解案「国符并右大臣殿御告書等旨、召問輔弼」 〔史記‐李斯伝〕
旧憲法で、天皇の行為について進言し、採納を奏請し、その全責任を負うこと。国務については国務大臣、宮務については宮内大臣および内大臣、統帥上の事柄については参謀総長または軍令部総長があたった。
※明治月刊(1868)〈大阪府編〉五「国憲〈略〉第二権、輔弼(ホヒツ)の権、国帝之を命ず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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