辺戸岬(読み)へどみさき

日本大百科全書(ニッポニカ)「辺戸岬」の解説

辺戸岬
へどみさき

沖縄本島最北端の国頭(くにがみ)郡国頭村にある。中生代三畳紀の石灰岩と第四紀琉球(りゅうきゅう)石灰岩からなる台地をなす。岬の部分で垂直崖(がい)になり、カレンフェルトなどカルスト地形の発達の顕著な景観地で、やんばる国立公園指定されている。晴天時には北方海上約23キロメートルにある鹿児島県最南端の与論島(よろんじま)を眺望できる。岬はそのため祖国復帰のシンボルの地となり、その記念が立っている。

[目崎茂和 2019年5月21日]


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デジタル大辞泉「辺戸岬」の解説

へど‐みさき【辺戸岬】

沖縄県、沖縄本島最北端にある岬。国頭(くにがみ)郡国頭村に属する。岬一面は平坦で、先端は高さ約10メートルの絶壁。晴天の日には北方海上約23キロメートルの鹿児島県の与論島をのぞむことができる。突端に、昭和51年(1976)に建てられた祖国復帰闘争碑がある。沖縄海岸国定公園に含まれる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「辺戸岬」の解説

辺戸岬
へどみさき

沖縄県沖縄島北端の岬。カルスト地形がみられ,岬の突端は 20mあまりの断崖となって海に落ち込む。北方,鹿児島県与論島と対し,遠望できる。復帰前は,岬の沖合い北緯 27°線上は祖国復帰の海上集会の場であり,祖国復帰の碑がある。

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世界大百科事典 第2版「辺戸岬」の解説

へどみさき【辺戸岬】

沖縄県沖縄島(本島)の最北端,国頭(くにがみ)郡国頭村にある岬。古生代の石灰岩層からなり,岬上にはカルスト地形が発達する。背後辺戸御嶽(うたき)(辺戸岳,248m)は衝上断層によって形成されたもの。北方約23kmの海上に与論島があり,沖縄の本土復帰前,辺戸岬と与論島の西岸にのろしを上げ祖国復帰を内外に訴え続けた。岬の突端には復帰闘争の碑がある。かつては孤島といわれたが,現在は国道58号線により名護市と結ばれている。

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