石門心学普及の主要な形態で,講師が聴衆に語りかける講席,またその内容。石田梅岩(ばいがん)にとっても講席は心学普及の重要な場だったが,梅岩以降も中沢道二(どうに)や柴田鳩翁など話術に巧みな人々を生みだし,心学の普及に大きな役割をはたした。この語が心学の文献に現れるのは手島堵庵(とあん)の「会友大旨」(1773)からで,世間に広く通用するようになったのは,1794年(寛政6)の道二の「道話聞書」刊行以降であろう。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
…町人の学問が上流武家へ浸透したのである。道二は,比喩や諧謔を交え,笑わせながら考えさせる道話形式を確立した。彼の道話は多くの人々を魅了した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...