那智勝浦[町](読み)なちかつうら

百科事典マイペディア 「那智勝浦[町]」の意味・わかりやすい解説

那智勝浦[町]【なちかつうら】

和歌山県南東部,東牟婁(ひがしむろ)郡の町。熊野灘に臨み紀勢本線が通じる那智勝浦が中心で,那智は那智山熊野那智大社鳥居前町。勝浦はマグロ,カツオ遠洋漁業基地をなす良港をもち,勝浦温泉の温泉町でもある。漁業のほか,農林業も行う。勝浦の南に湯川温泉がある。2004年紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産条約の文化遺産リストに登録された(熊野那智大社,青岸渡寺那智大滝那智原始林補陀洛山寺熊野参詣道)。183.31km2。1万7080人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android