普及版 字通 「錘(漢字)」の読み・字形・画数・意味
錘
人名用漢字 16画
[字訓] おもり・つるす
[説文解字]
[字形] 形声
声符は垂(すい)。垂は垂下する意がある。〔説文〕十四上に「銖(しゆ)なり」、前条の錙(し)に「六銖なり」とあり、錙銖・錙錘とは微小のものをいう。またおもりの意に用いて称錘という。(称)の初文は(しよう)。は称(はか)るときのおもりを垂れている形で、(ぜん)の部分が下げているおもりの形である。
[訓義]
1. はかりのおもり、称錘、分銅。
2. つるす、たれる。
3. 字はまたに作り、うつ、たたく。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕錘 斤乃布久利(斤(はかり)のふぐり)〔名義抄〕錘 ハカリ・オモシ・ハカリノヲモシ
[熟語]
錘鍛▶・錘錬▶
[下接語]
一錘・鉛錘・玉錘・錙錘・紡錘・鑪錘
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報