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閃ウラン鉱 せんウランこうuraninite

翻訳|uraninite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

閃ウラン鉱
せんウランこう
uraninite

UO2 。等軸晶系の鉱物。比重 6.5~10,硬度5~6。黒色または帯黒褐色。ウランの主要な鉱石鉱物。結晶は正六面体を示すものが多い。微晶質の集合体はピッチブレンドと呼ばれる。天然産の閃ウラン鉱は常に過剰の酸素を含んでおり,UO2.15 ~ UO2.6 の組成をもつ。トリアン石 ThO2 との間には固溶体を形成する。古い地質時代に生成した閃ウラン鉱は,放射源の鉛とヘリウムを顕著に含んでいる。花崗岩質岩石中のペグマタイト中や熱水鉱脈,あるいは堆積岩中に濃集して鉱床をつくる。

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大辞林 第三版の解説

せんウランこう【閃ウラン鉱】

二酸化ウランから成る鉱物。立方晶系。黒色の亜金属光沢がある。少量のトリウム・鉛などを伴い、強い放射能をもつ。熱水鉱床やペグマタイトなどに産する。ウランの主要な鉱石鉱物。 → 瀝青れきせいウラン鉱

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

閃ウラン鉱
せんうらんこう
uraninite

ウランの鉱石鉱物の一つ。比較的深所生成の低~高温熱水鉱床、花崗(かこう)岩質ペグマタイト、炭質物に富む堆積(たいせき)岩中などに産する。自形は立方体を基調とする立体。塊状のものは不純で水分などを含み、不定形でピッチのような外観をもつことからピッチブレンドpitchblende(和名瀝青(れきせい)ウラン鉱)ともよばれる。日本では、福島県川俣町飯坂(いいざか)、同いわき市、福岡県川崎町小峠(ことうげ)、石川県羽咋(はくい)市長手(ながて)島などの花崗岩質ペグマタイトから発見されている。元素ウランはこの鉱物から発見された。英名は成分にちなむ。[加藤 昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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