阿倍野区(読み)あべの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

阿倍野〔区〕
あべの

大阪市南部,上町台地南部を占める区。 1943年住吉区から分離して新設。中世熊野街道が通り,沿道付近には松虫塚,金塚,播磨塚,聖天 (しょうてん) 山などの古墳や北畠親房北畠顕家をまつる阿部野神社などがある。明治初期までは野菜中心の農業地であったが,1910年に南海電気鉄道上町線が開通してから宅地開発が始り,特に北畠から住吉区にまたがる帝塚山一帯は高級住宅地となった。天王寺区南端にある JR天王寺駅と隣接する区域北端にあるあべの橋には JR関西本線,阪和線,大阪環状線,南海電気鉄道天王寺線,近畿日本鉄道南大阪線,地下鉄谷町線,御堂筋線などが集り,大阪市の南の玄関口をなす。阿倍野橋駅前や阿倍野筋にはデパート,銀行,商店などが並び,ターミナル商店街としてにぎわう。阿倍野筋から帝塚山方面に南北に阪堺電気軌道上町線が通る。区の北西端に大阪市立大学の医学部と付属病院がある。面積 5.98km2。人口 10万7626(2015)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

阿倍野区の関連情報