青桐(読み)アオギリ

デジタル大辞泉 「青桐」の意味・読み・例文・類語

あお‐ぎり〔あを‐〕【青×桐】

アオイ科の落葉高木。樹皮緑色。葉は大形で手のひら状に三~五つに裂け、柄は長い。夏に、淡黄色の雄花雌花がまじって咲き、果実は、種子のついた舟形のさやが放射状につく。庭木街路樹とし、材は楽器・家具用。梧桐ごどう 夏》「―の向ふの家の煙出し素十
[補説]書名別項。→青桐

あおぎり【青桐】[書名]

木崎さと子短編小説。昭和59年(1984)発表。同年、第92回芥川賞受賞。

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精選版 日本国語大辞典 「青桐」の意味・読み・例文・類語

あお‐ぎりあを‥【青桐】

  1. 〘 名詞 〙 アオギリ科の落葉高木。中国南部原産といわれ、庭木や街路樹として植えられる。高さ約一五メートルに達する。樹皮は緑色でなめらか。葉は大きな掌状で三~五か所浅く裂け、各片はとがり、長い葉柄をもつ。夏、黄白色の小さな花が枝先に円錐状に集まって咲く。実はさや状で熟す前に四~七片に裂開し、裂片は舟形で縁に球形の種子をつける。材は柔らかく淡黄褐色で、家具、楽器、下駄などを作る。漢名、梧桐。《 季語・夏 》〔大和本草(1709)〕

じょう‐どジャウ‥【青桐】

  1. 〘 名詞 〙 植物あおぎり(青桐)」の異名。〔十巻本和名抄(934頃)〕

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普及版 字通 「青桐」の読み・字形・画数・意味

【青桐】せいどう

あおぎり。

字通「青」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「青桐」の解説

青桐 (アオギリ)

学名Firmiana simplex
植物。アオギリ科の落葉高木,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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