(読み)ページ(その他表記)page

翻訳|page

デジタル大辞泉 「頁」の意味・読み・例文・類語

ページ【頁】

書籍帳簿などの紙の一つの面。また、そこに記した数字ノンブル。「を繰る」「35
(比喩的に)連続した事柄の中の、ある出来事。「映画歴史に新たなを加える」
(page)「ホームページ」または「ウェブページ」の略。「ページビュー」「ページのトップへ戻る」

けつ【頁】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ケツ(漢) [訓]ページ
堆積岩の一種。「頁岩
[補説]「頁」と「葉」が中国語同音のため、「葉」(書物の二ページ)と同じく用い、日本では「ページ」と読む。

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精選版 日本国語大辞典 「頁」の意味・読み・例文・類語

ページ【頁】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] page ) 書籍、帳簿などの紙の一面。また、そこに記した数字。ノンブル。また、数詞に付けて助数詞のように用いる場合も多い。
    1. [初出の実例]「歴史は意味なきペーヂの堆積にあらず」(出典:国民と思想(1893)〈北村透谷〉一)

頁の補助注記

近世まで、日本の書籍は二つ折の紙をつづったもので、「丁」「葉」の概念しかなかった。その表裏をいう「ページ」を訳すのに当たって、明治初期には「半面」「半葉」「片葉」などとしたが、明治中期から、かな書きや「頁」を当てたものが見られる。


けつ【頁】

  1. 〘 接尾語 〙 本や帳面などの紙の面を数える単位。ページ。
    1. [初出の実例]「為朝の尺牘、『天魔法云々』の一頁(ケツ)、京師出雲寺の蔵本にして」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)続)

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普及版 字通 「頁」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 9画

[字音] ケツ
[字訓] かお

[説文解字]

[字形] 象形
祭事のとき、頭上に呪飾をつけた人の側身形。たとえば喪礼のとき衰(さいてつ)などを加えた形。儀礼を行うときの礼容を示す。〔説文〕九上に「頭なり。(しう)に從ひ、儿(じん)(人)に從ふ」とし、「古首(けいしゆ)此(かく)の如し」という。〔説文〕九上に「頁は頭なり」「は頭なり」「首は古なり」と三字を同訓の字とする。金文に「首(けいしゆ)」を「頁首」に作ることがある。旨(けい)は詣の初文。祝に対して神霊の降下して詣(いた)る意。それを拝するをといい、稽首の稽の初文。頁に従う字は、おおむね祭祀や儀礼のことに関するものとみてよい。

[訓義]
1. あたま、こうべ、儀礼のときの礼容。
2. うなじ、くびすじ。
3. 書物の葉、ページ。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕頁 カシラ・マサシ

[部首]
〔説文〕に顏(顔)・(頌)・(顧)・順・顯(顕)・(せん)など九十三字、〔玉〕には百十八字を収める。は二人が神前に並んで拝舞する形で、舞台上にあるものを(巽)(せん)といい、舞うさまを(選選)という。

[語系]
頁hyetは儀容のいかめしいさまをいう。その姿は頡hyet、また佶giet、(傑)giatなども同系の語であろう。

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