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魚付(き)林 ウオツキリン

デジタル大辞泉の解説

うおつき‐りん〔うをつき‐〕【魚付(き)林】

保安林の一。魚類の繁殖と保護を目的に、伐採を制限または禁止している岸近くの森林。木につく虫・微生物が水中に入ってえさとなり、また水面上に大きな影を落とし、魚類の好む暗所をつくる。うおつきばやし。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

魚付林【うおつきりん】

海岸,湖岸,河岸などに,魚群誘致や漁場保全の目的で植林,または天然林を育成したもの。保安林の一つ。魚類の休息や産卵に適した日陰を水面に与え,腐葉土の良質な栄養分の補給により水中微生物の発生を促し,水質の保全,水量の安定に役だつなどの効果がある。また,風景林や保健林としての意義も大きい。
→関連項目栽培漁業水産資源

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世界大百科事典 第2版の解説

うおつきりん【魚付林】

魚群を集める目的で設けられた海岸沿いの森林。保安林の一つである。魚付林の効果として,(1)豊富に栄養塩類を流したり有機物を供給してプランクトンの繁殖を促す,(2)森林が海面に落とす影が,魚類の休息・産卵に適した環境をつくる,(3)森林があることによって,魚類の嫌う刺激性の反射光線が生じない,などが挙げられている。魚付林には古くからたいせつに守られてきたものも多かった。たとえば京都の伊根村城山の魚付林は,嘉永年間に伐採され漁獲量を減じたが,その後村民の申合せにより森林の伐採を禁じ保護を続けた。

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