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鳥居清倍 とりいきよます

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鳥居清倍
とりいきよます

江戸時代中期の浮世絵師。一説に,清倍は初代清信の長男で鳥居家2代を継ぎ,正徳6 (1716) 年5月 25日に 23歳で没したとされるが,清信との関係については不明な点が多い。清倍の作品は,いずれも初代清信よりも筆致が伸びやかで,役者絵 (→芝居絵 ) には壮快美が表現され,清倍自身が「日本嬋娟 (せんけん) 画」と称した美人画では,抒情味あふれる女性美が描かれている。

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デジタル大辞泉の解説

とりい‐きよます〔とりゐ‐〕【鳥居清倍】

江戸中期の浮世絵師。初世。俗称、庄二郎。鳥居家2代目に擬せられる。清信の長男とも弟とも伝えられる。丹絵(たんえ)・漆絵による、すぐれた役者絵・美人画を残した。生没年未詳。

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百科事典マイペディアの解説

鳥居清倍【とりいきよます】

江戸中期の浮世絵師。生没年不詳。通称庄二郎。初世鳥居清信の長男(弟とも)。清信の雄渾(ゆうこん)な画風に艶麗な趣を加えて,鳥居派様式を完成させた。起伏に富む柔らかな墨線を駆使して,役者絵のみならず豊麗な美人画も描いた。
→関連項目丹絵

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世界大百科事典 第2版の解説

とりいきよます【鳥居清倍】

江戸中期の浮世絵師。生没年不詳。元禄(1688‐1704)末年から享保(1716‐36)初年にかけての18世紀初頭,役者絵や美人画,花鳥画の版画(墨摺絵,丹絵)に,多くの傑作を生んだ。荒事(あらごと)歌舞伎の豪放な演技を写すにふさわしい〈瓢簞足(ひようたんあし),蚯蚓描(みみずがき)〉と呼ばれる描法は,清倍の創案にかかるかと推定され,役者絵を専門とする鳥居派の様式形成に大きく貢献した。鳥居家初代の清信との関係は明らかでなく,兄弟あるいは息子,さらに同一人とみる説もある。

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大辞林 第三版の解説

とりいきよます【鳥居清倍】

江戸中期の浮世絵師。清信の長男(一説に弟とも)。清信の画風よりも柔らかく、躍動感のある丹絵たんえ・漆絵による大判絵にすぐれた。生没年未詳。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鳥居清倍
とりいきよます

江戸中期の浮世絵師。初代と2代がある。

初代

生没年未詳。鳥居派の始祖・初代鳥居清信と並び称される初期鳥居派の代表的絵師。清信の子とされるが確証はなく、兄弟あるいは同一人ともいわれる。1710年(宝永7)ごろから本格的に活躍、15年(正徳5)ごろを頂点として、清信様式を発展させた勇壮感に満ちた役者絵、洗練された優美な美人画を多作した。そのほとんどは丹絵(たんえ)とよばれる筆彩色作品で、代表作に『市川団十郎の竹抜き』、『草摺引(くさずりびき)』『暫(しばらく)』『象引(ぞうひき)』『遊女と禿(かむろ)』などがある。20年ごろに早世したものと推測される。[浅野秀剛]

2代

生没年未詳だが、一説に1706―63年。初代清信の養子(女婿、実子説もある)で、鳥居家2代目当主とされる絵師。初代清信・初代清倍没後、2代清信とともに鳥居派の中心として、紅絵、漆絵、紅摺(べにずり)絵に活躍した。[浅野秀剛]

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