コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

黄老 こうろうHuang-Lao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

黄老
こうろう
Huang-Lao

中国の道家思想,特に前初期に流行したそれをいう。字義は黄帝老子とをさし,老子の教えの別称というが明確でない。ただし,しばしば「黄老の術」という表現がみられるので,道家思想を実践する特殊な技術と結びついていたらしいことがわかる。漢代初期は長い戦乱のあとだったので,個人の平安を願う人々の心理が世俗化した道家思想を流行させた。『淮南子 (えなんじ) 』をその思想の総決算とみることができる。六朝以後は黄老の称は行われず,「老荘」の玄学が興った。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

黄老【こうろう】

黄は黄帝,老は老子の意で,両者と仰ぐ道教系の思想の代名詞。戦国末の成立か。〈清浄無為〉を旨とする政治思想としての〈黄老の術〉,習合的神格としての〈黄老君〉など,この語を付すものが少なくない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

こうろう【黄老 Huáng Lǎo】

黄は黄帝,老は老子を意味し,黄帝と老子を始祖とする道家系の思想。《漢書》芸文志には黄帝の名を冠した書物が多く著録され,1973年,馬王堆漢墓から《老子》とともに出土した帛書(はくしよ)のなかにも黄帝書と思われるものがある。《史記》には,戦国の申不害の学問は〈黄老に本づく〉とか,慎到,田駢(でんべん),接子,環淵たちは〈黄老道徳の術〉を学んだとかいい,また河上丈人から曹参(そうさん)まで7代にわたる黄老学の伝承の系譜を記録している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

こうろう【黄老】

黄帝と老子。
「黄老の学」の略。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

黄老の関連キーワード道教/道教の神々中国思想黄老思想老荘思想黄巾の乱傅山新語張角武帝文帝汲黯

今日のキーワード

俳句甲子園

1998年から松山市で開かれる全国高等学校俳句選手権大会。高校生が5人1組で句の優劣をディベートで競い合う。チームでの勝敗とは別に、個人の最優秀句も選ぶ。今年は過去最多の41都道府県から121校、15...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

黄老の関連情報