名誉教授(読み)メイヨキョウジュ

デジタル大辞泉 「名誉教授」の意味・読み・例文・類語

めいよ‐きょうじゅ〔‐ケウジユ〕【名誉教授】

大学教授その他として一定年限を勤めた者で、教育上または学術上著しい功績があった者に対し、退職後大学から与えられる称号
[類語]教授コーチ先生師匠指南役師範宗匠師父教師教員教諭教官講師ティーチャープロフェッサーチューターインストラクター尊師恩師旧師先師・客員教授・助教授准教授助教講師助手

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精選版 日本国語大辞典 「名誉教授」の意味・読み・例文・類語

めいよ‐きょうじゅ‥ケウジュ【名誉教授】

  1. 〘 名詞 〙 大学教授として一定の年限を勤めた者、または、特に学術上貢献のあった者に退職後与えられる称号。
    1. [初出の実例]「勅旨に由り又は文部大臣の奏宣に由り名誉教授の名称を与ふることあるへし」(出典:帝国大学令(明治一九年)(1886)一三条)

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大学事典 「名誉教授」の解説

名誉教授
めいよきょうじゅ

大学等に教授等として勤務した者で功績のあった者に対して授与される称号。名誉教授については,従来官公立大学についてのみ勅令で規定されていたが,1950年(昭和25)の学校教育法改正で同法に関連規定が追加され,すべての大学が当該称号を授与できることとなった。現行の学校教育法106条は,「大学は,当該大学に学長,副学長,学部長,教授,准教授又は講師として勤務した者であつて,教育上又は学術上特に功績のあつた者に対し,当該大学の定めるところにより,名誉教授の称号を授与することができる」と規定し,各大学の判断で当該称号を授与することを認めている。かつては大学に多年勤務したことを称号授与に必須としていたが,当該要件は2001年(平成13)の学校教育法改正で削除された。
著者: 大場淳

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