打ちのめす(読み)ブチノメス

デジタル大辞泉 「打ちのめす」の意味・読み・例文・類語

ぶち‐のめ・す【打ちのめす】

[動サ五(四)]ひどくたたいて倒す。大きな打撃を与えて二度と立ち上がれないようにする。「足腰立たぬまでに―・す」
[類語]殴る打つ叩くぶつ小突くひっぱたく叩きのめす打ち据えるぶん殴る殴り飛ばす殴りつける張る食らわすはたく噛ますぶち噛ますぶっ叩く張り飛ばす張り倒すぶっ潰す殴打する

うち‐のめ・す【打ちのめす】

[動サ五(四)]
立ち上がれなくなるほどなぐりつける。「挑戦者を―・す」
再起できないほどの大打撃・大損害・苦痛を与える。特に、精神的にひどくまいらせる。「相次ぐ天災に―・される」
[類語]勝つ打ち勝つ競り勝つ打倒勝利戦勝凱旋制覇凱歌を揚げる軍配を上げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打ちのめす」の意味・読み・例文・類語

うち‐のめ・す【打のめす】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 相手が起き上がれないくらい激しく殴る。打ち倒す。転じて、(精神的に)大打撃を与える。二度と立ち上がれないようにする。
    1. [初出の実例]「台所へ引ずりこみ、よってたかって打(ウチ)のめし」(出典:洒落本・一事千金(1778)四)

ぶち‐のめ・す【打のめす】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 打ち倒す。二度と起き上がれないほどに打つ。また、さんざんに打つ。うちのめす。ぶんのめす。
    1. [初出の実例]「力に任せ七つ八つ片息に成程ぶちのめされ」(出典:浄瑠璃・大経師昔暦(1715)中)

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