デジタル大辞泉
「祖母」の意味・読み・例文・類語
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おお‐ば おほ‥【祖母】
〘名〙 (「おおはは(大母)」の変化した語) 父母の母。そぼ(祖母)。⇔
おおじ。
※
令集解(738)
喪葬「
祖父母。古記云。爾雅釈親云。父之考為
二王父
一。父之妣為
二王母
一。案生
二父之身
一曰
二祖父母
一也。俗云
二於保知於保波
一也」
※
読本・南総里見八犬伝(1814‐42)九「暇なければ、いまだ大母
(オホバ)に対面せず」
[語誌]「おほば」は、平安前期に短縮形の「おば」を派生すると、「おば」の方が有力となり、さらに院政期ごろまでに、「おば」は「
うば」を派生し、江戸期に「ばば」やその
派生語が優勢になるまで、「うば」を中心に三語が併存した。
そ‐ぼ【祖母】
〘名〙 父母の母。おおば。ばば。ばあ。うば。おばあさん。⇔
祖父。
※
正倉院文書‐天平宝字五年(761)正月二一日・韓国千村解「右、縁
二祖母服闋斎食
一、請
レ暇如
レ件、注
二事状
一、謹解」
ばばん【祖母】
〘名〙 「ばば(祖母)」の変化した語。
※
浄瑠璃・
仮名手本忠臣蔵(1748)六「親仁出て見やばばんつ、ばばんつれて親仁出て見やばばんつ、麦かつ音の在郷哥」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報