法要(読み)ホウヨウ

デジタル大辞泉 「法要」の意味・読み・例文・類語

ほう‐よう〔ホフエウ〕【法要】

死者追善などのために行う仏教儀式法事法会法用。「法要を営む」
四箇しかの法要など、法会における法式
仏法のかなめ。仏の教えの大切な要点
[類語]仏事法事法会会式

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精選版 日本国語大辞典 「法要」の意味・読み・例文・類語

ほう‐ようホフエウ【法要】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。真理の本質。また仏法の枢要、かなめ。教法の要点。
    1. [初出の実例]「爾時如来、躬往其所、為説法要、令其悟入」(出典:往生要集(984‐985)大文五)
    2. 「智慧といっは、博く経教を習ひ、遍く法要を知りて滞る所なき是れなり」(出典:塩山和泥合水集(1386))
    3. [その他の文献]〔維摩経‐上〕
  3. 仏語。法会における法式。正式なものは四箇の法要といい、梵唄・散華・梵音錫杖の四つを用い、簡略なものは三礼(さんらい)如来唄を用いる。法用。
  4. 死者をとむらうために行なう仏教の儀式。
    1. [初出の実例]「法要(ホフエウ)の済んだ後、寺の近くにある或料理屋へ招待された」(出典:行人(1912‐13)〈夏目漱石〉帰ってから)

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葬儀辞典 「法要」の解説

法要

仏や、先祖の霊を供養すること。死後初七日から四十九日まで七日ごと、月忌新盆、百ヵ日、年忌法要など節目ごとに行います。僧侶読経をお願いし、親族や故人の近親者を招いて故人を偲び、会食を行います。=法事

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「法要」の意味・わかりやすい解説

法要
ほうよう

法会

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世界大百科事典(旧版)内の法要の言及

【寺事】より

…仏教で道場を設けて本尊を勧請し,あるいは仏堂を道場とし,僧侶または尼僧が主体となってとり行う行事。この場合,行事の催行目的を明確に表明し達成するにふさわしい儀式―法要―を中核に据えて構成される。従来,法会,法事,仏事,法要,法儀などの用語に拠っていたが,それぞれの概念規定が不統一であったため,近年,仏事を芸能の側から研究する横道万里雄によって造語された。…

【導師】より

…仏教儀式(法要)の中心となる僧の役名。通常は一山の代表,あるいはそれに準ずる立場の人がその任にあたり,法要を主宰する。…

※「法要」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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