ゲッツ(英語表記)Goetz, Billy Earl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲッツ」の意味・わかりやすい解説

ゲッツ
Goetz, Billy Earl

[生]1904.1.17. シカゴ
アメリカの代表的な管理会計学者。 1924年シカゴ大学卒業。 28年シカゴ大学専任講師となり,バッファロー工科大学,アメリカン大学を経て,45~53年アンティオーク大学経営学教授。 49年博士号を取得。 54~69年マサチューセッツ工科大学経営学教授。計画と統制の観点から問題を取上げ,近代的管理会計の体系化に大いに寄与する。主著"Management Planning and Control" (1949) ,"Quantitative Methods" (65) ,共著"Accounting in Action" (60) 。

ゲッツ
Getz, Stan

[生]1927.2.2. フィラデルフィア
[没]1991.6.6. カリフォルニア,マリブ
アメリカのジャズ・テナーサックス奏者。 15歳でプロ活動を始めたが,モダン・ジャズの創成期に台頭バップ洗礼を受け,B.グッドマン楽団などを経て 1947年には W.ハーマン楽団に参加,ここでクールな感じのソロを演奏し一躍注目を集めた。 49~52年にはコンボ結成,50年代中頃はスランプに陥り一時ヨーロッパに居を移したが,62年に帰国してギターのチャーリー・バードと提携,ボサ・ノバリズムの新しいジャズにより大ヒットを出した。

ゲッツ
Götz, Johann Nikolaus

[生]1721.7.9. ウォルムス
[没]1781.11.4. ウィンターブルク
ドイツの詩人。アナクレオン派の代表的存在。 J.W.L.グライム,ウーツと親交があった。詩集に『あるウォルムス人の詩の習作』 Versuch eines Wormsers in Gedichten (1745) など。

ゲッツ
Goetz, Curt

[生]1888
[没]1960
ドイツの俳優劇作家代表作『インゲボルク』 (1922) のほか,多くの一幕物の喜劇を書き,また多数の自作自演の映画作品がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゲッツ」の意味・わかりやすい解説

ゲッツ(Stan Getz)
げっつ
Stan Getz
(1927―1991)

アメリカのジャズ・テナー・サックス奏者。ペンシルベニア州生まれ。16歳でプロ入りし、1947年ウディ・ハーマン楽団に参加、『アーリー・オータム』ほかにクールな感覚の叙情的な魅力を示して人気を得、49年に独立。58年からヨーロッパで活躍、61年帰米。62年からブラジルの音楽ボサ・ノバに取り組み、『ディサフィナード』およびアストラッド・ジルベルトとの共演『イパネマの娘』のヒットで人気を高めた。白人のテナー・サックス奏者として最高の実力者。

[青木 啓]


ゲッツ(Götz von Berlichingen)
げっつ

ベルリヒンゲン

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者) 「ゲッツ」の解説

ゲッツ

ドイツの作曲家。当初は神学を志し、ケーニヒスベルク大学で学んだが、その後音楽に転向し、ベルリンのシュテルン音楽院にてシュテルンやビューローに師事した。正式な音楽教育を受けたのは17歳の時のことであっ ...続き

出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報

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