
(しやく)(いぐるみ)の形。金文の字は従来叔(しゆく)と釈され、叔善の意に用いるが、それは仮借義。〔説文〕八上に「
りを問ふなり」と弔問の意とし、字形を「人と弓とに從ふ」とする。また「古の
る
、厚く之れに衣(き)するに
を以てす。故に人ごとに弓を持ち、會して禽を
(う)つなり」(段注本)とあり、〔小徐本〕にはなお「弓は蓋(けだ)し
復弔問するの義なり」と弓に従う義を説く。古くは屍を草野に棄て、その風化を待って骨を拾うので、弓を携えてゆき弔うと解するものであるが、
の象形字である弔を、叔の音に仮借したもので、古い文献にみえる「不弔」は「不淑」の意。〔書、多士〕〔詩、小雅、節南山〕の「旻天に弔(とむら)はれず」の「不弔」は「不淑」、「昊天に淑(よ)しとせられず」の意である。「とむらう」はおそらく
(いたる)の用義で、〔詩、小雅、天保〕「
の弔(いた)る」の義より転じたものであろうが、のちおおむねその義に用いる。
は〔説文〕二下に「至るなり」と訓する。
(しやく)の象形で、いぐるみ、のち
(弔の形声字)を用い、弔をいぐるみの義に用いることはない。
・
など三字を収める。
は「至るなり」、
五上は「
なり」と訓するが、金文に「不弔」をまた「不
」に作り、弔と同じく淑の意に用いる。
k、淑zjiukは声近く、俶thjiukも同系の語。金文の「不弔」「不
」は〔詩〕の「不弔」「不淑」という語にあたり、「不淑」とは人の死をいう。
▶・弔
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▶・弔桶▶・弔伐▶・弔愍▶・弔賻▶・弔撫▶・弔服▶・弔文▶・弔民▶・弔名▶・弔問▶・弔臨▶・弔礼▶・弔労▶
弔・臨弔出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...