デジタル大辞泉
「片付ける」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かた‐づ・ける【片付】
- 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]かたづ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 - ① 片方に寄せる。片方にきめて処置する。
- [初出の実例]「両方を以てよいともわるいともかたつけぬぞ」(出典:玉塵抄(1563)一七)
- 「よういふた方へやらふずれ共、いづれもおなじやうなれば、かたづけうやうがなひ」(出典:虎明本狂言・茶壺(室町末‐近世初))
- ② ある者のほうにつける。付き従わせたりする。
- ③ ( ②から ) 嫁入りさせる。縁づかせる。「嫁ける」とも書く。
- [初出の実例]「うつりかはるよの中なれば何とぞ源氏へゑんをもとめ、姫君たちを御かたづけなされてはとあれば」(出典:浄瑠璃・凱陣八島(1685頃)一)
- ④ 気持や様子、形などを落ち着かせる。どちらか一方に定まった状態にする。また、自動詞的に用いて、気どる。とり澄ます。
- [初出の実例]「何時も可笑しく気改まり円めてゐた背を引伸して頸を据ゑ、異(おつ)う済して変に片付(カタヅケ)る」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)
- ⑤ 散らばっている物をきちんと整える。整頓する。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- [初出の実例]「給仕に石を片付ける事を云ひ付けて」(出典:我等の一団と彼(1912)〈石川啄木〉五)
- ⑥ 物事を解決する。仕事を処理する。また、残った食べ物などを食べる。
- [初出の実例]「三方四方治りの宜(いい)様に落付(カタヅケ)て上げるから」(出典:人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)四)
- 「単にエクザクトならんとする自然科学の影響としてかたつけるわけにはゆかない」(出典:森鴎外(1933)〈唐木順三〉五)
- ⑦ じゃまな者をいなくする。殺す。
- [初出の実例]「きゃつあらだててはあしかりなん、酒にゑはせてかたづけんと思ひ」(出典:浄瑠璃・鎌田兵衛名所盃(1711頃)名所屏風)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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