( 1 )「年魚」の字は、一年で生を終えることによる。また、「鮎」は、神功皇后がこの魚を釣って征韓の勝敗を占ったこと(書紀・肥前風土記など)から、占と魚とを合わせた国字(中国では「鮎」はナマズの意)。
( 2 )「万葉集」では、初夏の景物として若鮎(わかゆ)・年魚子(あゆこ)が好んで歌われた。奈良県の吉野川は古代の名産地。肥前(佐賀県)松浦(まつら)の鮎は、( 1 )の神功皇后の伝説と結びつくことで知られる。諸国の風土記や延喜式の記事から産地は全国に広くおよんでいたことがわかる。調理保存の方法もさまざまであった。
( 3 )秋冬の稚魚は氷魚(ひお)と呼ばれ、俳諧の季語としても好んで用いられている。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加