さん‐ぜんおん【三全音】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 全音三つからなる音程(例、ファ・ソ・ラ・シ)。古来和声的に不協和で、旋律的にも歌いにくい音程とされたが、ワーグナー以後、特に無調…
さん‐そ【三蘇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の宋代の蘇洵(老蘇)と、その二子、蘇軾(大蘇)・蘇轍(小蘇)の称。ともに文章にすぐれていた。〔書言字考節用集(1717)〕 〔蘇軾‐次韻子由…
さん‐だいし【三大師】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 旧暦一一月の四日、一四日、二四日の大師講をいう。中の講日を空大師(からだいし)、終わりの講日を送り大師・しまい大師・裸(はだか)大師…
さん‐ついたち【三朔日】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、正月元日と六月朔日と八月朔日との三つの朔日の式日を合わせ称した語。元日は新年の賀儀、六月は氷室の節供、八月は八朔の総登…
さん‐ど【三度】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 三回。みたび。[初出の実例]「御賀茂詣の日は、社頭にて三度の御かはらけさだまりて参らするわざなるを」(出典:大鏡(12C前)…
さん‐とう(‥タウ)【三到】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 読書するために必要な三つの事。心到・眼到・口到の称。心と目と口をじゅうぶんにはたらかせて熟読し味わうこと。〔譬喩尽(1786)〕 〔…
さん‐う【三有】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 普通、連声(れんじょう)で「さんぬ」と発音する ) ⇒さんぬ(三有)
さん‐か(‥クヮ)【三貨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 金貨、銀貨、銭貨の三種の貨幣。
さんかく‐やしき【三角屋敷】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 敷地が三角形をなす邸(やしき)。不吉なものとされた。[ 2 ] 江戸、深川平野町(台東区深川一丁目)にあった地名。付近に直助長屋と…
さん‐かん(‥クヮン)【三管】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 雅楽の用語。唐楽の管楽器である、笙(しょう)、横笛(おうてき)、篳篥(ひちりき)の総称。〔楽家録(1690)〕[ 2 ] 「さんかんれい(…
さん‐ね(‥エ)【三衣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんえ」の連声 ) ⇒さんえ(三衣)
さん‐ねつ【三熱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。三つのはげしい苦しみ。すなわち、熱風や熱砂で皮肉や骨髄を焼かれる、悪風が吹き起こって居所や衣飾などを失う、金翅鳥(こんじち…
さん‐ぱい【三牌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。禅宗の寺院で、仏殿の本尊の前に奉安する三枚の木牌。[初出の実例]「建仁寺禅居菴大鑑禅師所レ建三牌云」(出典:禅林象器箋(1741…
さん‐ぱい【三輩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 仏語。無量寿経で、極楽浄土に往生する人をその資質などの差によって三段階に分けた、上輩・中輩・下輩の総称。[初出の実例]「其有二至…
さん‐ぴ【三碑】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 日本で有名な三つの古碑。下野(栃木県)の那須の国造(くにのみやつこ)の碑と、上野(群馬県)の多胡の碑と、陸前(宮城県)の多賀城の碑(壺…
さん‐ぶ【三部】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 書物の三そろい、三組。また、重要な三つの書物。[初出の実例]「万葉には仙覚がしたる注釈と云ものと、阿彌陀仏の林採葉集と、又仙覚が…
さん‐ぶぎょう(‥ブギャウ)【三奉行】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 江戸幕府の寺社奉行・町奉行・勘定奉行の総称。これらが評定所一座を構成した。〔職掌録(18C中‐後)〕[ 2 ] 豊臣時代、五奉行…
さん‐ふくでん【三福田】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「福田」は[梵語] puṇya-kṣetra の訳。福徳を生ずる田の意 ) 仏語。供養することによって福報を受ける三つのもの。功徳福田・報恩福田…
さん‐ふこう(‥フカウ)【三不孝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「孟子‐離婁上」に「不孝有レ三、無レ後為レ大」とあり、趙岐の注に「於レ礼有二不レ孝者三事一謂、阿レ意曲従、陥二親不義一、一不孝…
さん‐ぶっしん【三仏身】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんじん(三身)
さん‐ぶつど【三仏土】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。三身の居住する三種の仏土。法身(ほっしん)仏の居所としての法性土、報身仏の居所としての受用土、化身(けしん)仏の居所としての変…
さん‐ふどう【三不動】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 大津三井寺の黄不動、高野山の赤不動、京都青蓮院の青不動の三つの不動明王。平安時代の密教が盛んで不動信仰の厚かったころの画像。[ 二 ] …
さんぷん【三墳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国古代の書籍の名。三皇(さんこう)の事跡を述べた書という。→三皇。[初出の実例]「九経三史、括二嚢心蔵一、三墳八索、諳二憶意府一」(出典:三教…
さん‐ぼう(‥バウ)【三房】
- 精選版 日本国語大辞典
- 名前に「房」の字のついている三人の博識の人。平安時代の藤原伊房(これふさ)・藤原為房・大江匡房(まさふさ)。また、鎌倉末期から南北朝時代の吉田…
さん‐み(‥ヰ)【三位】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんい」の連声 )① ( ━する ) 位階の第三位で、正(しょう)三位または従(じゅ)三位。また、その人。正三位、または従三位に任ぜられる…
さん‐みん【三民】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 華族・士族に対していう ) 農・工・商を職業とする人。農・工・商の階級。[初出の実例]「一は以て華士両族に三民の蔑視すべからざるを…
じゅう‐さん(ヂュウ‥)【重三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 陰暦三月三日の節供。上巳(じょうし)。ちょうさん。② 双六(すごろく)で、二つの賽(さい)の目がともに三と出ること。ちょうさん。朱三(し…
そう‐し(サウ‥)【三四】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 「さんし(三四)」の変化した語 ) 三か四ぐらいであること。「三四人」「三四年」などと用いる。[初出の実例]「姫君を二たび返したま…
三人形 (通称) みつにんぎょう
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題三人形紅の彩色 など初演文化14.4(江戸・桐座)
みめぐり【三囲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 三囲神社の略称。また、その付近の通称。
みよし‐まなぶ【三好学】
- 精選版 日本国語大辞典
- 植物学者。岐阜県出身。帝国大学卒。同大教授。植物生理学・生態学に先駆的研究を残した。桜の研究の権威。天然記念物保護事業の主唱者。著に「欧州…
みつ‐くち【三口】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 「兎唇」とも書く ) 「こうしんれつ(口唇裂)」の俗称。兎唇(としん)。[初出の実例]「三口を唖が女房にぬり付て」(出典:俳諧・二息…
みつ‐ぐみ【三組】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三つで一組のもの。三つを組み合わせて一揃いとしたもの。[初出の実例]「たまはりし木地三つくみのぬりものはうるしいうるしいかたちう…
みつ‐ばち【三鉢】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 肴三種(煮物・あえもの・刺身)をそろえた鉢料理。〔随筆・皇都午睡(1850)〕
みつ‐わ【三輪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 紋所の名。三つの円形をすこしずつ重ねて図案化したもの。② 「みつわまげ(三輪髷)」の略。[初出の実例]「老込まぬ昔三輪に檜垣結ひ」(…
みくに【三国】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 福井県北部の地名。九頭龍川の河口に臨む。北陸道の要港で日本海三津七港の一つ。江戸時代には日本海西回り航路の寄港地として繁栄。現在は漁…
ね‐そう(‥サウ)【年三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ねんそう」の撥音の無表記 ) 正月、五月、九月と年に三度、月の前半一五日間に行なう精進。元来、農耕儀礼に基づく忌(いみ)月だった…
三阿弥 さんあみ
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 室町時代,能阿弥(真能)・芸阿弥(真芸)・相阿弥(真相)の父子孫3代をいう室町幕府に唐絵をもって仕え,水墨画・連歌の発展に貢献した。
三貨 さんか
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 江戸時代,金・銀・銅(銭)3種の通貨の総称幕府は1609年に三貨の換算率を金1両に対し銀50匁 (もんめ) ,銭4貫文と公定したが,相場は絶えず変動…
十三 じゅうそう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 大阪市淀川区(よどがわく)にある繁華街地区。新淀川右岸にあり、かつては渡しがあった。1910年(明治43)箕面(みのお)有馬鉄道(現、阪急電鉄宝塚線…
【三庚】さんこう
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- 三伏。字通「三」の項目を見る。
【三材】さんざい
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- 三才。字通「三」の項目を見る。
【三始】さんし
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- 元旦。字通「三」の項目を見る。
【三粛】さんしゆく
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- 粛拝。字通「三」の項目を見る。
【三笑】さんしよう
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- 虎渓三笑。字通「三」の項目を見る。
【三秦】さんしん
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- 関中の地。字通「三」の項目を見る。
【三寸】さんずん
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- 舌先三寸。字通「三」の項目を見る。
【三聖】さんせい
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- 三人の聖人。尭・舜・禹、文王・武王・周公、また、禹・周公・孔子。〔孟子、文公下〕我も亦た人心を正し、を息(や)め、行(ひかう)を(ふせ)ぎ、辭を…
【三袒】さんたん
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- 哭踊の礼。字通「三」の項目を見る。
【三虫】さんちゆう
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- 三尸。字通「三」の項目を見る。