三道 さんどう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 世阿弥(ぜあみ)の能楽論書。1423年(応永30)、次男の観世元能(もとよし)に与えたもの。『能作書』ともよばれるとおり、能の作品の作り方について詳…
三筆 さんぴつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 日本書道史上の、優れた3人の能書家。普通、単に三筆といえば、平安初期の空海(くうかい)(弘法(こうぼう)大師)、嵯峨(さが)天皇、橘逸勢(たちばな…
三会 さんえ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 三度にわたる法会(ほうえ)または3種の法会。「さんね」ともいう。日本の代表的三大勅会(三会)には南京(なんきょう)三会と北京(ほっきょう)三会があ…
三韓 さんかん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代朝鮮の半島南部に住んだ韓族の総称。3世紀中ごろには、馬韓(ばかん)(50余国)、辰(しん)韓(12国)、弁辰(べんしん)(12国、弁韓ともいう)に分…
塚本 三 ツカモト ゾウ
- 20世紀日本人名事典
- 大正・昭和期のジャーナリスト,政治家 名古屋市長;衆院議員(翼賛議員同盟)。 生年明治22(1889)年4月21日 没年昭和27(1952)年8月25日 出生地愛知県…
mitsú-órí, みつおり, 三つ折り
- 現代日葡辞典
- (<…4+óru) Dobrado em três.Binsen o ~ ni suru|便箋を三つ折りにする∥Dobrar o papel de carta em três.
sańsṓ2, さんそう, 三相
- 現代日葡辞典
- 【Ele(c)tri.】 Três fases.◇~ kōryū三相交流Uma corrente alternada trifásica.
sańjū́-shō[úu], さんじゅうしょう, 三重唱
- 現代日葡辞典
- O trio;o trecho musical para três vozes.
三結合 さんけつごう San-jie-he
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国で3つの異なる層の代表が協力して革命事業を遂行する方式。3つの形態がある。 (1) 1958年の大躍進のなかで生れたもので,各地の工場の労働者,幹…
三才 さんさい San-cai
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国古代に起った思想の一つの型。三材とも書き,また「三才の道」ともいう。天,地,人をさし,この3つは,それぞれ完結した世界を形成しながら,相…
三世相 さんぜそう San-shi-xiang
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 過去,現在,未来 (三世) の因果吉凶を仏教,卜筮,陰陽五行の説などと各人の生年月日,人相などから解明できるとした考え。唐の袁天綱の創始にかか…
三筆 さんぴつ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 著名な3人の能書家の意であるが,一般には平安時代初期の書家の代表として空海,嵯峨天皇,橘逸勢 (たちばなのはやなり) の3人をさす。江戸時代には…
三房 さんぼう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 平安時代および鎌倉時代の,それぞれ「房」の字のついた名をもつ博学の士。平安時代の大江匡房 (まさふさ) ,藤原伊房 (これふさ) ,藤原為房を「前…
三本木 さんぼんぎ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 青森県東部,十和田市の中心市街地。旧町名。 1955年2村と合体して三本木市となり,56年改称して十和田市となった。市街は江戸時代末期,三本木原開…
三諸山 (みもろやま)
- 改訂新版 世界大百科事典
- →三輪山
三丹花 (サンタンカ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Ixora chinensis植物。アカネ科の常緑低木,園芸植物
三手 (ミツデ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。クスノキ科の落葉低木,薬用植物。シロモジの別称
三葉 (ミツバ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。マメ科の越年草。ウマゴヤシの別称
三葉 (ミツバ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Cryptotaenia japonica植物。セリ科の多年草,園芸植物,薬用植物
三徳山
- 事典・日本の観光資源
- (鳥取県東伯郡三朝町)「森林浴の森100選」指定の観光名所。
さん‐きょう(‥ケウ)【三教】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんぎょう」とも )① 三つの教え。または三つの宗教。(イ) 儒教・仏教・道教をいう。[初出の実例]「復座、今当敞二三教一、以二十韻…
さん‐きょう(‥キャウ)【三経】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三種の根本経典。① 儒教で、唐代、その経典を分量の多少によって、大経(礼記・春秋左氏伝)、中経(詩・周礼・儀礼)、小経(易・尚書・…
さん‐くう【三空】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① 我空(人空)・法空・倶空(人法二空)の三つ。自他を含む一切の実体的存在を三種の立場から否定し、一切皆空を説いたもの。[初…
さん‐けい【三径・三逕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 漢の蒋詡(しょうく)が庭に三すじの小道を作り、松・菊・竹をそれぞれの小道に植えたという故事から ) 庭園内の三すじのこみち。転じて…
さん‐こ【三戸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 非常に少ない戸数。小国のたとえ。[初出の実例]「されば楚は三戸(さんコ)の小国なれども、秦を亡さんずる人は、必ず楚王の子孫にあるべ…
さん‐こ【三鼓】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 雅楽の中の唐楽に用いられる打楽器で、鞨鼓(かっこ)・太鼓・鉦鼓の総称。[初出の実例]「三皷総論目録」(出典:楽家録(1690)二五)② ( …
さん‐さい【三斎】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 一か月の中に、五の日(五日・一五日・二五日)または八の日(八日・一八日・二八日)というように三日の日数を定めて事をなすこと…
さん‐じ【三事】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三つの事柄。[初出の実例]「年号は平治なり、花洛は平安城なり、我らは平氏なれば、三事相応せり」(出典:平治物語(1220頃か)中)② 春…
さんじゅう‐しょう(サンヂュウシャウ)【三重唱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三つの声部を三人の歌い手が同時に歌うこと。また、その曲。[初出の実例]「むずかしい曲を二重唱や三重唱で上手にうたうのです」(出典:…
さん‐じゅう【三従】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 女性が従うべきとされた三つの道。仏教や儒教道徳でいわれたもの。家にあっては父に従い、嫁(か)しては夫に従い、夫が死んだあとは子に従…
さん‐しゅら【三修羅】
- 精選版 日本国語大辞典
- 修羅物と呼ばれる、源平の武将をシテとして演じられる能のうちで、謡も、舞台で演じるにも、最もむずかしい曲「頼政(よりまさ)」「実盛(さねもり)」…
さん‐しょう(‥セウ)【三焦・三&JISF870;】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 漢方で六腑(ろっぷ)の一つ。上・中・下の三つからなり、上焦は心臓の下、胃の上にあって飲食物を胃の中へ入れる器官、中焦は胃の中脘に…
さん‐しょく【三食】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 朝昼晩三度の食事。また、三回分の食事。[初出の実例]「三食(サンショク)地上に団欒して、任意(かって)に掴み食ふ」(出典:造化妙々奇談…
さん‐しん【三親】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 三つのきわめて親しいものの意 ) 父子・夫婦・兄弟をいう。〔書言字考節用集(1717)〕 〔顔氏家訓‐兄弟〕
さん‐すくみ【三竦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「関尹子‐三極」の「螂蛆食レ蛇、蛇食レ蛙、蛙食二螂蛆一、互相食也」による語 ) ヘビはナメクジを、ナメクジはカエルを、カエルはヘビ…
さん‐せけん【三世間】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんしゅせけん(三種世間)〔落葉集(1598)〕
さん‐せつ【三節】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 江戸時代の礼日。端午・重陽・歳暮のこと。三季(さんき)。② 俳諧において、新年の句として詠まれた歳旦・春興・歳暮の発句三句の一組。…
さん‐ぜんおん【三全音】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 全音三つからなる音程(例、ファ・ソ・ラ・シ)。古来和声的に不協和で、旋律的にも歌いにくい音程とされたが、ワーグナー以後、特に無調…
さん‐そ【三蘇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の宋代の蘇洵(老蘇)と、その二子、蘇軾(大蘇)・蘇轍(小蘇)の称。ともに文章にすぐれていた。〔書言字考節用集(1717)〕 〔蘇軾‐次韻子由…
さん‐だいし【三大師】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 旧暦一一月の四日、一四日、二四日の大師講をいう。中の講日を空大師(からだいし)、終わりの講日を送り大師・しまい大師・裸(はだか)大師…
さん‐ついたち【三朔日】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、正月元日と六月朔日と八月朔日との三つの朔日の式日を合わせ称した語。元日は新年の賀儀、六月は氷室の節供、八月は八朔の総登…
さん‐ど【三度】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 三回。みたび。[初出の実例]「御賀茂詣の日は、社頭にて三度の御かはらけさだまりて参らするわざなるを」(出典:大鏡(12C前)…
さん‐とう(‥タウ)【三到】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 読書するために必要な三つの事。心到・眼到・口到の称。心と目と口をじゅうぶんにはたらかせて熟読し味わうこと。〔譬喩尽(1786)〕 〔…
さん‐う【三有】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 普通、連声(れんじょう)で「さんぬ」と発音する ) ⇒さんぬ(三有)
さん‐か(‥クヮ)【三貨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 金貨、銀貨、銭貨の三種の貨幣。
さんかく‐やしき【三角屋敷】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 敷地が三角形をなす邸(やしき)。不吉なものとされた。[ 2 ] 江戸、深川平野町(台東区深川一丁目)にあった地名。付近に直助長屋と…
さん‐かん(‥クヮン)【三管】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 雅楽の用語。唐楽の管楽器である、笙(しょう)、横笛(おうてき)、篳篥(ひちりき)の総称。〔楽家録(1690)〕[ 2 ] 「さんかんれい(…
さん‐ね(‥エ)【三衣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんえ」の連声 ) ⇒さんえ(三衣)
さん‐ねつ【三熱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。三つのはげしい苦しみ。すなわち、熱風や熱砂で皮肉や骨髄を焼かれる、悪風が吹き起こって居所や衣飾などを失う、金翅鳥(こんじち…
さん‐ぱい【三牌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。禅宗の寺院で、仏殿の本尊の前に奉安する三枚の木牌。[初出の実例]「建仁寺禅居菴大鑑禅師所レ建三牌云」(出典:禅林象器箋(1741…