「化合物」の検索結果

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ヒドラジン分解法 ヒドラジンブンカイホウ hydrazinolysis method

化学辞典 第2版
タンパク質,ペプチド類のC末端(カルボキシル末端)アミノ酸を決定する方法の一つ.1952年,赤堀四郎らによって考案されたもので,赤堀法ともよばれる…

異性化酵素 (いせいかこうそ) isomerases

改訂新版 世界大百科事典
イソメラーゼともいう。アミノ酸,糖,その他の有機化合物のラセミ化,エピ化などの反応を触媒する酵素の総称である。国際的な酵素命名委員会分類で…

オキシン oxine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
化学式 C9H7NO 。8-ヒドロキシキノリンの別称。白色柱状晶,融点 75~76℃。溶液の pH を調節すると,多くの金属イオン (Al ,Be ,Bi ,Ca ,Cd ,Co…

工業用発酵 こうぎょうようはっこう fermentative production of industrial chemicals

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
工業用に用いられる種々の化合物を微生物を用いて生産する方法。好気的な条件下で成育する微生物による糖質あるいは酢酸,ノルマルパラフィンなどか…

酵素活性 こうそかっせい enzyme activity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
酵素の示す触媒作用の有無,あるいは触媒作用の強さをいう。生体蛋白質である酵素は,種類に応じて種々の化合物の分解,合成,酸化,還元,異性化を…

グリコシド glycoside

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
糖分子がそのヘミアセタール水酸基と他の分子との間で脱水縮合した化合物の総称。この結合をグリコシド結合という。糖と糖とがグリコシド結合したも…

逐次重合 チクジジュウゴウ successive polymerization

化学辞典 第2版
逐次反応機構によって高分子が生成する反応.ビニル化合物のラジカル重合やイオン重合は,フリーラジカル(遊離基)やイオンが連鎖伝達体となって,い…

シリレン シリレン silylene

化学辞典 第2版
【Ⅰ】カルベンのケイ素類似体であり,電気的に中性の二価のケイ素原子化合物(RR′Si:)の総称.ポリシランの光分解,ジクロロシランの還元によって生成…

神経ガス シンケイガス nerve gas

化学辞典 第2版
化学兵器として,戦争で用いられる有毒ガスのうち,神経をおかすものをいう.第二次世界大戦で用いられた有機リン化合物のサリン,タブン,ソマンな…

ヘルマン シュタウディンガー Hermann Staudinger

20世紀西洋人名事典
1881.3.23 - 1965.9.8 ドイツの化学者。 元・フライブルク大学教授,元・高分子研究所所長。 ライン地方ウォルムス生まれ。 ギムナジウムの哲学教授…

多結晶 たけっしょう polycrystal

日本大百科全書(ニッポニカ)
単結晶が無秩序な方位をとって集合し、凝集している結晶質固体。肉眼あるいは通常の顕微鏡下で判定できることもあるが、偏光顕微鏡での観察あるいはX…

硫化ナトリウム りゅうかナトリウム sodium sulfide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
化学式 Na2S 。硫化ソーダともいう。無水塩は無色立方晶系結晶。吸湿性が強く,不安定で,空気に触れると変色する。衝撃あるいは急激な加熱により爆…

プロピレン ぷろぴれん propylene

日本大百科全書(ニッポニカ)
炭素数3個の不飽和炭化水素(アルケンの一種)。プロペンpropeneともいう。合成化学工業ではエチレンとともに重要な化合物である。日本では年間約550…

半導体ガス はんどうたいガス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
半導体を製造する際の材料となる,シリコン,ゲルマニウム,ヒ素,ガリウムなどの化合物の特殊ガス。たとえば,ガリウムヒ素半導体(→ヒ化ガリウム)…

múki3, むき, 無機

現代日葡辞典
Inorgânico.◇~ butsu [tai]無機物[体]A matéria [substância] ~a.◇~ kagaku無機化学A química ~a.◇~ kagō…

ユウロピウム europium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元素記号 Eu ,原子番号 63,原子量 151.964。周期表3族の希土類元素で,ランタノイド元素の1つ。含希土類鉱物中に産出するが,希土類元素中存在量は…

クラム Cram, Donald James

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1919.4.22. バーモント,チェスター[没]2001.6.17. カリフォルニア,パームデザートアメリカの化学者。ネブラスカ大学卒業後,ハーバード大学で…

沼鉄鉱 しょうてっこう

日本大百科全書(ニッポニカ)
結核状に生成された、いわゆる褐鉄鉱の総称。鉱物学的には低結晶度の針鉄鉱、菱(りょう)鉄鉱、ときにカコクセン石のような含水燐(りん)酸鉄の鉱物か…

沈黙の春 (ちんもくのはる) Silent Spring

改訂新版 世界大百科事典
農薬による環境汚染を告発した,アメリカの海洋生物学者でエッセイストのレーチェル・カーソンRachel L.Carson(1907-64)の著書。彼女は殺虫剤,除…

地下水汚染 ちかすいおせん groundwater contamination

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
地下水中に物質が通常でない濃度で存在していること。1980年代から環境庁などが始めた全国規模の地下水汚染調査の結果,揮発性有機化合物や硝酸性窒…

昆虫ホルモン こんちゅうホルモン insect hormone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
昆虫のホルモンは脊椎 (せきつい) 動物に比べて種類が少なく,内分泌器官も脳,アラタ体,幼若体が知られる程度である。しかし,1つのホルモンの持つ…

メンシュトキン Menshutkin, Nikolai Aleksandrovich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1842.10.24. ペテルブルグ[没]1907.2.5. ペテルブルグロシアの化学者。ペテルブルグ大学卒業。 1869年学位取得後,同大学教授を経て,ペテルブル…

焼成 しょうせい calcination

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
セラミックス (陶磁器,耐火物などの原料や器物) の製造工程の最後に行われる高温加熱工程をいう。普通,原料を高温加熱することにより安定した構成…

酸素族元素 さんそぞくげんそ oxygen group element

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
周期表 16族元素である酸素,硫黄,セレン,テルル,ポロニウムの5元素の総称。酸素,硫黄は代表的な非金属元素であるが,原子番号の増加とともに金…

π結合 パイけつごう π-bond

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
σ 結合に対する語。化学結合のうち共有結合を大きく分類すると,結合軸に対して軸対称性 (軸を回転軸とする回転対称) をもつ σ 結合と,軸対称性をも…

ワラッハ反応 ワラッハハンノウ Wallach reaction

化学辞典 第2版
ロイカルト-ワラッハ反応ともいう.R. Leuckart(1865年)がギ酸アンモニウムを用いて行ったアミンによるカルボニル化合物の還元的アミノ化(ロイカルト…

キレート化剤 キレートカザイ chelating agent

化学辞典 第2版
金属イオンに配位子が結合するとき,配位子が多座配位子のときは,配位子のもつ二つ以上の官能基で中心イオンをはさんだ形になる.これをキレート化…

ニッケロセン ニッケロセン nickelocene

化学辞典 第2版
ビス(η5-シクロペンタジエニル)ニッケル(Ⅱ)ともいう.Ni(C5H5)2の組成式をもつニッケル化合物.ジエチルアミンのような塩基の存在下でシクロペンタジ…

ジエン ジエン diene

化学辞典 第2版
ジオレフィンともいう.鎖式不飽和炭化水素のうち,炭素間二重結合を2個もつものの総称.一般式CnH2n-2で表される分子式をもつ.分子内にある2個の…

オルトギ酸エチル オルトギサンエチル ethyl orthoformate

化学辞典 第2版
triethyl orthoformate.C7H16O3(148.20).CH(OC2H5)3.クロロホルムとナトリウムエトキシドとを反応させるか,またはホルムイミド酸エステル塩酸塩…

もの‐さびし・い【物寂・物淋】

精選版 日本国語大辞典
〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]ものさびし 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「もの」は接頭語 ) 何となくさびしい。うらさびしい。ものさみしい。[初出の…

プロパノール ぷろぱのーる propanol

日本大百科全書(ニッポニカ)
炭素数3個の脂肪族飽和アルコールの一つ。プロピルアルコールpropyl alcoholともいう。次の2種の異性体がある。いずれも室温で特有のにおいの液体で…

エステル ester

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機酸または無機酸とアルコールから水がとれてできる形の化合物の総称。低級脂肪酸と低級アルコールのエステルは芳香があり,人工果実エッセンスの…

時期割れ じきわれ season cracking

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
金属材料を荷重状態または冷間加工後そのままの状態で放置すると自然に割れが入る現象をいう。七三黄銅,高力アルミニウム合金,洋銀などにみられる…

ジスプロシウム dysprosium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元素記号 Dy ,原子番号 66,原子量 162.50。周期表3族,希土類元素でランタノイド元素の1つ。 1886年に L.ボアボードランが発見。天然にはガドリン…

ピレトリン類 ピレトリンるい Pyrethrins

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
除虫菊の殺虫成分ピレトリンおよびピレトリン類似の合成品の総称。 (1) 天然ピレトリン シロバナムシヨケギク Chrysanthemum cinerariaefoliumで代…

漁場汚染 ぎょじょうおせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
産業廃棄物や生活廃棄物の流入によって海域が汚染され,漁場としての価値が低下すること。日本の場合,漁場汚染は経済の高度成長とともに拡大し,水…

テトラニトロメタン テトラニトロメタン tetranitromethane

化学辞典 第2版
CN4O8(196.03).C(NO2)4.無水酢酸を発煙硝酸と室温以下で反応させるか,アセチレンと硝酸との反応により得られる.淡黄色の揮発性の液体.融点13.8 …

重縮合 ジュウシュクゴウ polycondensation

化学辞典 第2版
二官能性以上の単量体間の縮合反応の繰り返しによって高分子化合物が生成する反応.ポリ縮合,縮重合,縮合重合などともいわれている.ジアミンとジ…

脱離反応 ダツリハンノウ elimination reaction

化学辞典 第2版
有機化合物の同一分子から,2個の原子または原子団XとYとが形式上XYとして離れる反応をいう.たとえば,次のような反応である.     C2H5OH → C…

三重点 サンジュウテン triple point

化学辞典 第2版
一つの物質の三つの相が平衡状態で共存する条件(温度と圧力)を示す状態図中の点,あるいはその温度をいう.一成分三相系であるから,この系は相律に…

4,4′-ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン ビスジメチルアミノベンゾフェノン 4,4′-bis(dimethylamino)benzophenone

化学辞典 第2版
C17H20N2O(268.36).ミヒラーケトンともいう.ジメチルアニリンと四塩化炭素,あるいはp-ジメチルアミノベンゾイルクロリドとのフリーデル-クラフツ…

銅族元素 どうぞくげんそ element of the copper group

日本大百科全書(ニッポニカ)
周期表第11族に属する銅、銀、金の3元素の総称。貨幣金属coinage metalともよばれる。貴金属で、いずれも天然に単体として産出することがあり、また…

ビウレット反応 (ビウレットはんのう) biuret reaction

改訂新版 世界大百科事典
タンパク質,ペプチドの呈色反応の一つ。試料を1~2規定の苛性アルカリ水溶液に溶かし,1%程度のうすい硫酸銅水溶液を数滴加えると青紫~赤紫色を呈…

マーチソン隕石 (マーチソンいんせき) Murchison meteorite

改訂新版 世界大百科事典
1969年9月,オーストラリア,ビクトリア州マーチソン付近に隕石雨として落下した隕石(炭素質コンドライト)。アジェンデ隕石などと同様,Ca,Alに富…

コリン こりん choline

日本大百科全書(ニッポニカ)
窒素を含む強塩基性化合物。トリメチルエタノールアミン、ビリノイリンともいう。組成式は[C5H14NO]+、示性式は[HOCH2CH2N+(CH3)3]。分子量は104.17…

酸ハロゲン化物 さんはろげんかぶつ acid halide

日本大百科全書(ニッポニカ)
カルボン酸RCOOH、スルホン酸RSO2OH、スルフィン酸RSOOH、スルフェン酸RSOH、ホスホン酸RP(O)(OH)2のヒドロキシ基-OHをハロゲン原子X(F、Cl、Br、I…

アルミニウム合金

知恵蔵
アルミニウム(アルミ)を主体とする合金。資源的に豊富で、鉄に次ぐ量が使われている。比重が鉄の約3分の1と軽く、緻密な酸化物保護膜により腐食が進…

オルトギ酸エステル オルトギさんエステル orthoformic acid ester

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
合成化学に使われる試薬の一つ。ギ酸の水和物であるオルトギ酸 CH(OH)3 は遊離酸としては存在しないが,アルコールとのエステルとして存在する。クロ…

窒素平衡 ちっそへいこう nitrogen balance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
窒素出納ともいう。食事中の窒素化合物が排泄物中の窒素量より多ければ,成長あるいは体構成分の補強が行われることになり (正の平衡) ,排泄量のほ…