ジクロロエテン ジクロロエテン dichloroethene
- 化学辞典 第2版
- C2H2Cl2(96.94).ジクロロエチレンともいう.【Ⅰ】1,2-ジクロロエテン:通常,1,2-ジクロロエチレンとして販売されているのは,E:Z比が2:3の異性体…
アスファルト asphalt
- 改訂新版 世界大百科事典
- 黒色あるいは黒褐色で,常温では固体または半固体の,縮合多環芳香族炭化水素を主成分とする物質。歴青(ビチューメンbitumen)ともいう。天然産のも…
ピコリン ピコリン picoline
- 化学辞典 第2版
- methylpyridine.C6H7N(93.13).タール塩基油,骨油などのなかに存在する.メチル基の位置により次の3種類の異性体がある.【Ⅰ】α-ピコリン(α-picoli…
印刷インキ (いんさつインキ) printing ink
- 改訂新版 世界大百科事典
- 印刷に用いられるインキの総称。着色材料である顔料と,これを分散させる媒質の展色剤(ビヒクル)とをよく練り合わせ,さらに必要に応じてドライヤ…
薬剤
- 知恵蔵
- 薬物は有効成分(化学物質)そのもののこと。製剤(薬剤)は、薬物に添加物などを配合し、成形などの加工(製剤化)を施したもの。製剤の形を剤形といい、…
活性炭 (かっせいたん) activated carbon
- 改訂新版 世界大百科事典
- 特別に〈賦活〉と呼ばれる処理をして,内部に無数の小さい孔を発達させた炭素で,吸着剤としての能力が非常に高い。原料物質は木材,ヤシ殻,石炭(…
LD転炉法 エルディーてんろほう Linzer Donawitz Verfahren; LD converter process
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 純酸素上吹き転炉による製鋼法。1949年オーストリアで試験操業に成功。LDは試験工場の頭文字である。1952年から本格操業,日本では 1957年八幡製鉄所…
灯油 とうゆ kerosene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 原油の常圧蒸留におけるナフサと軽油の間の留分で、比重0.76~0.82、沸点150~270℃の油。以前はおもに灯火用に用いられたので、このようによばれてい…
薬物
- 知恵蔵
- 薬物は有効成分(化学物質)そのもののこと。製剤(薬剤)は、薬物に添加物などを配合し、成形などの加工(製剤化)を施したもの。製剤の形を剤形といい、…
接触改質 セッショクカイシツ catalytic reforming
- 化学辞典 第2版
- リホーミングともいう.もともと低オクタン価の重質ナフサを触媒の作用により高オクタン価ガソリンに転化させる操作をいうが,主反応がシクロアルカ…
脱硫 (だつりゅう) desulfurization
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 石油の脱硫 石炭の脱硫 ガスの脱硫 排煙脱硫硫黄化合物を取り除く化学技術とその操作をいう。その対象は,石油,石炭,ガス,煙道…
カロチノイド carotenoid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 動植物界を通じ広範な分布を示す黄色,だいだい色ないし紅色を呈する一群の色素の総称。この名はこの色素群の代表であるカロチンに基づいてツウェッ…
石油化学 せきゆかがく petrochemistry
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 石油または天然ガスを出発原料とし、燃料油など本来の石油製品を除く化学製品の合成を目的とする工業化学をいう。とくに現代有機工業化学の中心をな…
かていかんきょうとけんこう【家庭環境と健康】
- 家庭医学館
- 人生の3分の2は家庭で過ごすといわれています。 それだけに、家庭環境と健康とのかかわり合いは深いわけです。 ●燃焼器具による空気汚染 燃…
静電塗装 (せいでんとそう) electrostatic finishing(coating)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 静電塗装置,乾燥装置等を備えた一連の塗装装置で塗装仕上げを完了する工程。静電塗りとは,接地した被塗物を陽極とし,塗料噴霧装置を陰極として,…
二硫化炭素 にりゅうかたんそ carbon disulfide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 炭素と硫黄(いおう)の化合物。水分や揮発分を除いた木炭と硫黄を850~950℃で反応させる。純粋なものは無色、屈折率の高い液体で、一種の香気をもつが…
エチレングリコール ethylene glycol
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式HOCH2CH2OH。最も簡単な二価アルコール(グリコール)で,単にグリコールともいう。無色無臭の粘い甘みをもつ不揮発性の液体。融点-12.6℃,沸…
ナフサ分解 ナフサブンカイ naphtha cracking
- 化学辞典 第2版
- エテンを主とする石油化学原料の製造を目的としたナフサのクラッキング法.原料にはおもに軽質ナフサを用い,温度約800~900 ℃,滞留時間0.03~0.5 s…
ギ(蟻)酸 (ぎさん) formic acid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 最も簡単なカルボン酸で,アリやハチなどの毒腺中に含まれていることからその名がある(ラテン語formicaはアリの意)。また,イラクサ,マツなど多く…
軽油 けいゆ gas oil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 石油製品の一つ。重油に比べて沸点が低いことから軽油とよばれる。各種炭化水素の混合物で、沸点は200~550℃の範囲、引火点は50℃以上、比重0.79~0.8…
ガソリン gasoline
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 自動車ガソリン 航空ガソリン 工業ガソリン ガソリンの製造法揮発油ともいう。沸点範囲が30~220℃の石油留分(中間製品)および製…
大豆油 だいずゆ soybean oil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ダイズの種子から溶剤抽出法によって得る半乾性油(あるいは乾性油)。種子の含油量は13~26%。ヨウ素価はたいてい125~135であるが、産地および採…
二硫化炭素 ニリュウカタンソ carbon disulfide
- 化学辞典 第2版
- CS2(76.14).天然に,石炭や原油にも微量含まれている.工業的には,木炭と硫黄蒸気を過熱するか,触媒の存在下でCH4と硫黄蒸気を反応させて合成する…
三酸化硫黄 (さんさんかいおう) sulfur trioxide
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式SO3。二酸化硫黄と酸素を白金アスベストを触媒として燃焼させて得る。濃硫酸を五酸化二リンとともに蒸留するか,発煙硫酸,硫酸水素ナトリウム…
油脂 ゆし fat and fatty oil
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 脂肪酸,中性脂肪といわれることもある。化学的にはトリグリセリドと呼ばれるグリセリンと脂肪酸のエステルのことである。水に溶けにくく,エーテル…
ぞうきん ぞうきん / 雑巾
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ふき掃除に使う布。室町後期、板敷きから畳敷きへと住生活が変化したため、掃除も手でふく形に変わってきた。そのとき使用されたものが、浄巾(じょう…
樹脂 (じゅし) resin
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 狭義の樹脂 広義の樹脂 発生 用途樹木からにじみでる粘りけのある物質。天然樹脂ともいう。しかし日常用語であるため,かなり広範…
ピリジン ピリジン pyridine
- 化学辞典 第2版
- C5H5N(79.10).アザベンゼンともいう.コールタール中に,その多数の同族体とともに,0.2% 前後含まれている.骨油,タバコの煙のなかにも少量含ま…
接着剤 せっちゃくざい adhesives
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 同種あるいは多くの異種の固体を貼(は)り合わせるために用いられる材料。物体どうしをくっつけるためには、古くから、紐(ひも)や縄により結ぶ、ほぞ…
炭化水素 たんかすいそ hydrocarbon
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 炭素と水素とから成り立っている有機化合物。一般的に水に溶けず,有機溶媒に溶けるものが多い。炭素原子の結合様式により,鎖式炭化水素と環式炭化…
エキス剤 えきすざい extracts
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生薬(しょうやく)の浸出液を濃縮してつくった製剤。すなわち、草根木皮を用いた植物性生薬または動物性生薬の薬効成分を水やアルコールなど適当な溶…
炭素繊維 (たんそせんい) carbon fiber
- 改訂新版 世界大百科事典
- 有機繊維を不活性気体中で適当な温度で熱処理し,炭化,結晶化させた繊維。19世紀末,T.A.エジソンが白熱電灯のフィラメント用に,綿や亜麻などセル…
多糖 タトウ polysaccharide
- 化学辞典 第2版
- グリカン,ポリグリコースともいう.単糖が10個以上縮重合したものを多糖とみなすが,セルロースのように平均3000個のものもある.一般に,無定形固…
電子たばこ でんしたばこ electronic cigarette; e-cigarette
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 従来のたばこの代替として考案された電子喫煙機器。Eシガレットとも呼ばれる。2003年中国人薬剤師によって考案された。加熱装置を作動させると,ニコ…
産業公害【さんぎょうこうがい】
- 百科事典マイペディア
- 産業活動に伴い,相当な範囲にわたり発生する大気汚染,騒音,振動,地盤沈下,悪臭によって,人の健康や生活環境に生じる被害。典型的な産業公害と…
二硫化炭素 (にりゅうかたんそ) carbon disulfide
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式CS2で表される化合物。無色の液体であるが,不純物を含むものはいくぶん黄色を呈し,特異な不快臭をもつ。沸点が46.262℃と低く,揮発性のうえ…
労働衛生 ろうどうえいせい industrial hygiene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 労働者の健康と安全の確保に関する研究および実践活動。人間が生活に必要な諸財貨を生産する産業活動において、人々は労働者としてさまざまな労働に…
アクリル絵の具 あくりるえのぐ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アクリル樹脂のエマルジョン(乳化液)を練り合せ材(メディウム)に用いた絵の具で、アクリル絵の具と通称されるが、正しくはアクリル・ポリマー・…
ポリクロロビフェニル ポリクロロビフェニル polychlorobiphenyl
- 化学辞典 第2版
- 略称PCB.ポリ塩素化ビフェニルともいう.一般には,ビフェニルC12H10の塩素置換体,すなわちC12ClxH10-xの化学式で表される物質の混合物をさす.C1…
ドライヤー drier
- 改訂新版 世界大百科事典
- 一般には乾燥器(ヘアドライヤーなど)や乾燥剤(塗料,インキなどの硬化乾燥を促進させるために用いる工業薬品)のことだが,ここでは後者について…
ナフサ分解 なふさぶんかい naphtha cracking
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- エチレンを主とする石油化学工業原料の製造を目的としたナフサの高温熱分解法。原料にはおもに軽質ナフサを用い、温度約840~920℃、滞留時間0.03~0.…
セルロース繊維 せるろーすせんい cellulose fiber
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- セルロースをもとにした繊維の総称。衣料やインテリア向けの糸、綿火薬、各種の紙やフィルターの原材料として使われている。綿などの種子毛繊維、リ…
掃除 そうじ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 快適な生活をするため、ちりを取り除いて住まいの内外を清潔にすること。また持ち物の整理や家屋の手入れのほか、室内を趣味よくしつらえて、子供の…
樹液 じゅえき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 植物の樹皮を傷つけたとき、そこからしみ出してくる液体をいう。樹液には、維管束に含まれる物質のほかに、特殊な分泌組織から分泌される樹脂、乳液…
活性炭 かっせいたん active carbon
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 色素やガスなどに対して強い吸着能を有する黒色をした炭素質物質。無定形ないしは微結晶状の炭素からできており、直径が50ナノメートル以下の細孔の…
脱脂大豆 だっしだいず
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 脱脂処理大豆ともいう。ダイズに含まれる脂肪を取り除いたもの。種皮付きのものと、脱皮したものがある。大豆油製造の際の副産物で、大豆油かす、大…
オイルサンド おいるさんど oil sand
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 粘稠(ねんちゅう)な炭化水素類を含む砂のことをいう。以前はタールサンドとよばれていたが、炭化水素の成因および性状が有機物の熱分解により生成す…
金属表面処理 きんぞくひょうめんしょり metal finishing
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 金属材料の表面に加工を施して、金属の耐食性などを向上させたり、新たな性質や機能を与える方法の総称。金属材料の化学的あるいは物理的性質はその…
農薬【のうやく】
- 百科事典マイペディア
- 農林生産物を害する病原菌,昆虫,ダニ,線虫,ネズミ,その他の動植物やウイルスの防除に用いる薬剤の総称。植物生長調節剤を含む。用途に応じて殺…
アセト酢酸エチル アセトサクサンエチル ethyl acetoacetate
- 化学辞典 第2版
- C6H10O3(130.14).CH3COCH2COOC2H5.酢酸エチルにナトリウムを作用させて蒸留するか,エタノールとジケテンから酸塩基触媒の存在下で合成される. …