エポキシ樹脂 エポキシジュシ epoxy resin
- 化学辞典 第2版
- 1分子中にエポキシ基(オキシラン環)を2個以上含むプレポリマー,およびそれを硬化剤で硬化した樹脂の総称.大別すると,グリシジル型と非グリシジル…
ポリフェニレン ポリフェニレン polyphenylene
- 化学辞典 第2版
- ベンゼン環がつながった一般式で示される重合体の総称.オルト,メタ,パラ結合で連なっているものなどが知られている.ウルツ-フィッティヒ反応,ウ…
電解析出 デンカイセキシュツ electrolytic deposition
- 化学辞典 第2版
- 電解浴中の電流の通過に伴い,電極面上に単体あるいは化合物が分離あるいは生成される現象.たとえば,陰極では,水素ガスの発生,金属の析出などが…
ウリジン ウリジン uridine
- 化学辞典 第2版
- 1-β-D-ribofuranosyluracil.C9H12N2O6(244.20).リボ核酸(RNA)の構成成分の一つとして,ヌクレオチドの形で広く生物界に存在する.また,多糖類およ…
ペルオキシダーゼ ペルオキシダーゼ peroxidase
- 化学辞典 第2版
- パーオキシダーゼともいう.ヘムタンパク質の一種.過酸化水素により有機化合物を酸化する反応を触媒するが,生理的意義については未知な点が多い.A…
レーキ lake
- 日中辞典 第3版
- 〈化学〉色淀sèdiàn,沉淀色料chéndiàn sèliào;金属化合物造的绘画用颜料jīn…
精油【せいゆ】
- 百科事典マイペディア
- 植物に含まれている芳香のある揮発性油の総称(時に結晶のものもある)。芳香油ともいい,特に花から得られるものは花精油という。古くから香料,医…
シェーンバイン しぇーんばいん Christian Friedrich Schönbein (1799―1868)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの化学者。シュワーベンのメッツィンゲンに生まれる。14歳から化学工場で働き、そのかたわら化学の勉強を始めた。1821年からエルランゲン、チ…
セリウム セリウム cerium
- 化学辞典 第2版
- Ce.原子番号58の元素.電子配置[Xe]4f 15d16s2の周期表3族ランタノイド元素.希土類元素セリウム族の一つ.原子量140.116(1).質量数136(0.185(2)%…
ラジウム ラジウム radium
- 化学辞典 第2版
- Ra.原子番号88の元素.電子配置[Rn]7s2の周期表2族アルカリ土類金属元素に属する天然放射性元素.安定同位体のない元素のため,原子量が与えられて…
金属カルボニル (きんぞくカルボニル) metal carbonyl
- 改訂新版 世界大百科事典
- カルボニルCOの配位している金属錯体の総称。ほとんどの遷移金属について知られている。たとえば,その代表的なものとして,第一遷移金属では表に示…
ハイドロコーチゾン hydrocortisone
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- コルチゾール,ヒドロコルチゾンともいう。副腎皮質ホルモンのうちグルココルチコイドに属す。糖新生および蛋白質異化促進,リンパ組織萎縮,心筋収…
五酸化二窒素 ごさんかにちっそ dinitrogen pentoxide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 窒素と酸素の化合物。俗称五酸化窒素、無水硝酸。二酸化窒素NO2をオゾンで酸化するか、硝酸を五酸化二リンとともに蒸留して得られる。0℃以下暗所で安…
カリホルニウム かりほるにうむ californium
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アクチノイドに属する人工放射性元素。原子番号98、元素記号Cf。 1950年カリフォルニア大学バークリー校の60インチサイクロトロンを利用して、バー…
古在由直 (こざいよしなお) 生没年:1864-1934(元治1-昭和9)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 農芸化学者。京都出身。駒場農学校卒業。1895年ドイツに留学,牛乳腐敗菌の研究でドイツ学界に名声をえる。99年農学博士,1900年に帰国し,東京帝国…
COD しーおーでぃー
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 河川、産業廃水などの汚染の程度を示すもので、mg/L(またはppm)で表される。化学的酸素要求量(化学的酸素消費量)chemical oxygen demandの略称。…
スルホンアミド するほんあみど sulfonamide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- スルホン酸RSO3Hのヒドロキシ基-OHをアミノ基-NH2で置換した化合物。極性が大きく、分子量の小さなものは水に溶けやすい。スルホン酸の塩化物とアン…
ベンジジン benzidine
- 改訂新版 世界大百科事典
- 4,4′-ジアミノビフェニルともいう。無色の鱗片状結晶。3型が存在し,最安定型は融点128℃,沸点400~401℃(740mmHg)。1845年にロシアのジーニンN.N.…
ウィーラント ウィーラント Wieland, Heinrich Otto
- 化学辞典 第2版
- ドイツの有機化学者,生化学者.ミュンヘン大学,ベルリン大学,シュツットガルト工科大学などで学び,1901年ミュンヘン大学で学位を取得したのち大…
NOESY エヌオーイーエスワイ
- 化学辞典 第2版
- nuclear Overhauser effect and exchange spectroscopyの略称.核オーバーハウザー効果(NOE)を示す,もしくは化学交換をしている核スピン間の相関ピ…
シラザン シラザン silazane
- 化学辞典 第2版
- Si-N-Si結合を有し,一般式H3Si(NHSiH2)nNHSiH3で示される一連のケイ素化合物.n = 0のものはジシラザン,n = 1のものはトリシラザンなどとよび,…
遊離基 ユウリキ free radical
- 化学辞典 第2版
- 不対電子をもつ分子の総称.ラジカルともいう.不対電子を2個もつときはビラジカルということもある.1900年にM. Gombergが遊離基であるトリフェニル…
ネマチック液晶 ネマチックエキショウ nematic liquid crystal
- 化学辞典 第2版
- 棒状分子の長軸が一定の方向に配向しているが,スメクチック液晶とは異なり,層を形成しておらず,分子重心位置に規則性がない液晶.液晶のなかでも…
ヘミアセタール ヘミアセタール hemiacetal
- 化学辞典 第2版
- アルデヒドのカルボニル基に1分子のアルコールが付加した構造をもつ化合物の総称.形式上分子が半分アセタール化された形であるのでこの名称がある(h…
かんげん【還元】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- ❶〔化学〕reduction;〔分解などによる〕resolution;〔酸化物の〕deoxidation還元する reduce ((to));〔分解して〕resolve ((into));〔酸化物を〕…
ピリジン ぴりじん pyridine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 6員環内に窒素原子1個を含む複素環式化合物の代表的なものの一つ。ベンゼンC6H6の一つの炭素原子を窒素で置き換えた構造であるので、ベンゼンと同じ…
酸化鉛 (さんかなまり) lead oxide
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 亜酸化鉛 酸化鉛(Ⅱ) 酸化鉛(Ⅳ) 三酸化二鉛 四酸化三鉛亜酸化鉛,酸化鉛(Ⅱ),四酸化三鉛,三酸化二鉛,酸化鉛(Ⅳ)などの…
ソシュール(Saussure)
- デジタル大辞泉
- (Horace-Bénédict de ~)[1740~1799]スイスの地質学者・登山家。1786年のモンブラン初登頂を後援、翌年自らも登頂した。著「アルプス山旅行」。…
ファイトケミカル
- 知恵蔵mini
- 植物がもっている身体に良いとされる化学成分のこと。フィトケミカルともいう。野菜・果物・豆類・芋類・お茶・ハーブなどに含まれ、現在発見されて…
バイルシュタイン ばいるしゅたいん Фёдор Фёдорович Бейльштейн/Fyodor Fyodorovich Beyl'shteyn (1838―1906)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ロシアの化学者。サンクト・ペテルブルグでドイツ系ロシア人の家庭に生まれる。ハイデルベルク、ミュンヘン、ゲッティンゲン、パリと各地を遊学し、1…
ヒドロキシアルデヒド ひどろきしあるでひど hydroxyaldehyde
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 同じ分子内にヒドロキシ基-OHとアルデヒド基-CHOとをもつ化合物の総称。オキシアルデヒド、アルデヒドアルコールともいう。一般にアルコール(または…
酸化アルミニウム さんかアルミニウム aluminium oxide
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 Al2O3 。アルミナともいう。α,γアルミナがあり,それぞれ菱面,立方晶系に属する。水酸化アルミニウムを 300℃以下で熱するとγアルミナを生じ…
共役 きょうやく conjugation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 有機化合物で,2個以上の多重結合,すなわち二重結合や三重結合が1個の単結合をはさんで存在し,これらの結合が相互作用を示すこと。この相互作用は…
共有結合結晶 きょうゆうけつごうけっしょう covalent bond crystal
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 原子が互いにそのもっている電子を出し合い共有することによって凝集している結晶。この結合を共有結合という。周期表の 14族に属する元素である炭素…
バナール Bernal, John Desmond
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1901.5.10. アイルランド,ティペラリー[没]1971.9.15. ロンドンイギリスの物理学者。ケンブリッジ大学に学び,その後ロンドン大学で,物理学教…
ビタミン vitamin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 微量で動物の栄養を司り,しかも体内でつくられず,外部から取込まなければならない有機化合物。最初に単離されたのは米ぬかのビタミンで,1910年鈴…
ビニロン vinylon
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ポリビニルアルコール (ポバール) を原料として,日本で創出した合成繊維の一般名。水に溶けやすい化合物のポリビニルアルコールから熱水にも安定性…
ベンゾイン べんぞいん benzoin
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 芳香族ケトールの一つで、2-ヒドロキシ-1,2-ジフェニルエタノンの別名をもつ。ベンズアルデヒドのエタノール(エチルアルコール)溶液にシアン化ナト…
焙焼 (ばいしょう) roasting
- 改訂新版 世界大百科事典
- 金属製錬の予備処理工程の一つで,鉱石を融点以下の温度で加熱し,揮発性の成分を除去したり,化学反応によって化合物の形を変化させることをいう。…
石油樹脂 せきゆじゅし petroleum resin
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ナフサを熱分解してエチレン、プロピレンやブタジエンなどの有用な化合物を得ているが、それらを取り去った残りのC4~C5留分(主としてC5留分)ある…
硝酸水銀 しょうさんすいぎん mercury nitrate
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 水銀の硝酸塩。一価および二価水銀の化合物が知られている。(1)硝酸水銀(Ⅰ) 冷希硝酸に水銀を過剰に溶かし、濃縮すると得られる無色の結晶。強く熱…
オイルシェール oil shale
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 瀝青質の高分子化合物を含む頁岩の一種で,油母頁岩ともいう。含まれている瀝青質の油は乾留によって抽出回収され,改質工程を経て合成原油となる。…
塩化セシウム エンカセシウム caesium chloride
- 化学辞典 第2版
- CsCl(168.36).炭酸セシウムを塩酸に溶かし,蒸発結晶させると得られる.無色の結晶.格子は塩化セシウム型構造.格子定数a = 0.411 nm.原子間距離…
ヨウ化ケイ素 ヨウカケイソ silicon iodide
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】四ヨウ化ケイ素:SiI4(535.70).500 ℃ でケイ素またはケイ素の合金にヨウ素またはヨウ化水素を反応させると得られる.減圧蒸留で精製される.無…
フッ化酸化ニオブ(Ⅴ) フッカサンカニオブ niobium(Ⅴ) fluoride oxide
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】一フッ化二酸化ニオブ(Ⅴ)(niobium(Ⅴ) monofluoride dioxide):NbFO2(143.90).Nb2O5と濃フッ化水素酸との反応や,Nb2O5とSiO2とを混合し,強熱…
有機超伝導体 ユウキチョウデンドウタイ organic superconductor
- 化学辞典 第2版
- 超伝導性をもつ有機化合物.1980年にD. Jeromeらによって(TMTSF)2PF6が12×108 Pa,0.9 K において超伝導性をもつことが発見されて以来,超伝導性を示…
カプラー カプラー coupler
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】カップリング成分という.[別用語参照]アゾ染料【Ⅱ】ハロゲン化銀カラー写真材料の発色剤.現像時に生成する現像主薬の酸化体とカップリング反…
亜族 アゾク subgroup
- 化学辞典 第2版
- IUPACの無機化合物命名法1990年勧告に至るまでの短周期型周期表では,現在の長周期型周期表の1~10族をⅠA~ⅧA,11~17族をⅠA~ⅦB亜族(主としてヨーロ…
加水分解酵素 カスイブンカイコウソ hydrolase
- 化学辞典 第2版
- ヒドロラーゼ,水解酵素ともいう.加水分解反応を触媒する酵素の総称.加水分解作用を受ける結合の種類によって次のように分類される.(1)カルボン酸…
電解採取 デンカイサイシュ electrolytic winning
- 化学辞典 第2版
- 原料鉱石から目的金属を溶媒で抽出して得られた金属塩水溶液を,不溶性陽極を用いて電解し,陰極に高品位の金属を得る湿式電気冶金の一種.電解採取…