さん‐ばん【三ばん】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 選挙で、当選するのに必要とされる三つの条件、地盤、看板(肩書・地位)、かばん(金銭)をいう俗語。
さん‐ばんがしら【三番頭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代の幕府の職名の一つ。大番頭・小姓組番頭・書院番頭の総称。小姓組番頭と書院番頭とを両番頭という。番頭は、組頭、組衆を率いて…
さん‐ぴつ【三筆】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 書家、または画家で三人のすぐれたものをいう語。[初出の実例]「善書も、嵯我の帝・空海・はやなり、又、道風・佐理・行成と、とか…
さん‐びょう(‥ビャウ)【三病】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三つの難病。なおりにくい三つの病気。[初出の実例]「南無大明神、ねがはくは、たいのやにさむひゃうをつけてたび給へと、祈られけるこ…
さん‐べん【三返・三遍】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三度すること。三回繰り返すこと。みたび。[初出の実例]「『南无妙徳菩薩』と三遍誦礼せしむ」(出典:日本霊異記(810‐824)上)
さん‐ぼう(‥バウ)【三方】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 現在は「さんぽう」とも ) 三つの方向。三つの方面。[初出の実例]「能遠(よしとを)が城におしよせて見れば、三方は沼、一方は堀なり」…
さん‐もん【三問】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 「礼記‐曲礼上」の「入レ竟而問レ禁、入レ国而問レ俗、入レ門而問レ諱」から ) 他国の境に入ればその禁制を問い、国に入れば風俗を問…
さん‐よみもの【三読物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 謡曲のうち、習い物として重要視されている三つの読物。「安宅(あたか)」の勧進帳(かんじんちょう)、「正尊(しょうぞん)」の起請文(きしょうもん)、…
さん‐ろう(‥ラウ)【三老】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 年長者で元老としての崇敬を受けている人の中の第三番目。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔礼記‐楽記〕② 老年を上寿(一〇〇歳)・中寿…
せん‐みつ【千三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 千言のうちに真実は三つしかないの意 ) うそ。いつわり。また、うそつき。ほらふき。まんぱち。[初出の実例]「せんみつとかやいへる空…
さん‐あくしゅ【三悪趣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 連声(れんじょう)で「さんなくしゅ」「さんまくしゅ」とも ) =さんあくどう(三悪道)[初出の実例]「汝等、我教を不信ずして終(つひ)…
さん‐あくどう(‥アクダウ)【三悪道】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 連声(れんじょう)で「さんなくどう」「さんまくどう」とも。「道」は梵語 gati の訳語。衆生がみずからの業によっておもむくところの生…
さん‐おう(‥ワウ)【三王】
- 精選版 日本国語大辞典
- 古代中国の三人の王。すなわち夏(か)の禹王(うおう)、殷(いん)の湯王、周の文王(または武王)。さんのう。[初出の実例]「龍鳳別レ紀、五帝不レ相二…
さん‐か(‥クヮ)【三過】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① 三業によっておこる身(行為)、口(言語)、意(意念)の三つのあやまち。[初出の実例]「三過(さんクハ) 口過 身過 意過 自レ易…
さん‐がい【三階】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんかい」とも )① 建築物で、二階の上にさらにもう一階あること。また、その階。[初出の実例]「Tristega〈略〉Sangaino(サンガイノ)…
さんかっ‐けい(サンカク‥)【三角形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 同一直線上にない三つの点と、そのそれぞれ二つを結ぶ三つの線分とから成る図形。その内部を含めた図形をさすこともある。それらの点をそ…
さん‐かん(‥クヮン)【三冠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三代の冠。夏后氏の毋追、殷の章甫、周の委貌。〔儀礼‐士冠礼〕② スポーツなどの一分野で、三つの賞を獲得すること。
さん‐きえ【三帰依】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんき(三帰)①[初出の実例]「頭少二梵音啓請并三帰依一」(出典:参天台五台山記(1072‐73)五)
さん‐ぎゃく【三逆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「さんぎゃくざい(三逆罪)」の略。[初出の実例]「調達が三逆をつくり、八万蔵の聖教をほろぼしたりしも」(出典:平家物語(13C前)…
さん‐けつ【三傑】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 三人のすぐれた人物をいう。[初出の実例]「藤原朝臣諸成卒。諸成〈略〉弘仁年中為二文章生一。聰悟超レ倫。暗二誦文選上帙一。学中…
み‐そ【三十】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三〇。名詞・助数詞の前に直接つけて用いる。→みそじ。② 物の数を、声に出して順に唱えながら数えるときの三〇。[初出の実例]「十(とを)…
みそ‐じ(‥ぢ)【三十・三十路】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「じ」は接尾語。古くは「みそち」 )① 数の三〇。[初出の実例]「彌蘇知(ミソチ)あまり二つの相(かたち)八十種(やそくさ)とそだれる人の…
みつ‐おり(‥をり)【三折】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 物を三つに折ること。三か所で等分に折ること。また、その折ったもの。みつおれ。[初出の実例]「弓袋の菊とぢ二つ可レ付也、三つ折にお…
みつ‐ぞろい(‥ぞろひ)【三揃】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三つの品が組みになって一揃いになっていること。また、そのもの。特に、背広で、上衣・チョッキ・ズボンの一組をいうことが多い。[初出…
みつ‐まと【三的】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 騎射(うまゆみ)で、馬場の埒(らち)に面して三か所に的を立てて順次に射ること。[初出の実例]「三的とは流鏑馬のこと也。又かちだちに小…
みつ‐わり【三割】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 物を三つに分けること。三つに割ること。また、そのもの。三分の一。[初出の実例]「これは諫むるに及ばず、剰(あまつさ)へ巻物を三つ割(…
み‐のき【三軒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 垂木(たるき)が三重に差し出た軒。一列の茅負(かやおい)と二列の木負(きおい)とがある。紫宸殿、興福寺北円堂、同南円堂などにある。
み‐ます【三枡・三升】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 小さい枡から順に大きい枡の中に重ね入れられるようにした枡。いれこます。② 紋所の名。①を上から見た形を図案化したもの。歌舞伎俳優、…
みよし【三次】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 広島県中北部の地名。近世初期城下町としておこり、出雲国と安芸国とを結ぶ交通の要地としても知られた。江の川が支流を集める地点に位置し、…
み‐わ【三輪・三勾】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 三つの輪。三重の輪。[初出の実例]「故、其の麻(を)の三勾(みわ)遺りしに因りて、其地(そこ)を名づけて美和と謂ふ」(出典:古事記…
みか‐づき【三日月】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 陰暦で、毎月の第三日の夜に出る月。その月になって三日めごろに出る細い月。新月。眉月(まゆづき)。また、広く一般的に陰暦の月…
しゅ‐さん【朱三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「しゅざん」「じゅさん」とも ) 双六(すごろく)で、二つの賽(さい)の目に、ともに三が出ること。平治物語にみえる故事によるという。…
三職 さんしょく
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 1867年,王政復古の際新設された新政府最高の3官職総裁・議定・参与をいう。
三部会 さんぶかい États généraux
- 旺文社世界史事典 三訂版
- フランスの身分制議会僧侶・貴族・平民の3身分の代表で構成。1302年に教皇ボニファティウス8世と抗争中のフィリップ4世がパリに召集したのが始ま…
さんじょう 三乗
- 小学館 和伊中辞典 2版
- 〘数〙cubo(男),terza potenza(女) ◇3乗する 3乗する さんじょうする elevare ql.co. al cubo [alla terza potenza] ¶3の3乗は27である.|Il cubo…
さんしょく 三色
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ◇三色の 三色の さんしょくの tricolore ◎三色旗 三色旗 さんしょくき (イタリア国旗)bandiera(女) tricolore, il tricolore(男);(フランス国旗)…
さんしょく 三食
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ¶三食しっかりとる|non saltare nessu̱n pasto ¶この旅館は3食付きで1日1万円だ.|La pensione completa in questo albergo costa 10.000 y…
さんにん 三人
- 小学館 和伊中辞典 2版
- tre persone(女)[複] ¶三人乗りの飛行機|veli̱volo triposto 【慣用】三人寄れば文珠の知恵 (諺)“Quattro occhi valgon più di due.”/“D…
さんようちゅう 三葉虫
- 小学館 和伊中辞典 2版
- 〘古生〙trilobite(男)
三日月 みかずき
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。作者村上浪六補作者福地桜痴初演明治36.11(東京・歌舞伎座)
三鱗 (通称) みつうろこ
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題三鱗家督開初演正徳1.11(江戸・中村座)
さん‐いっち【三一致】
- デジタル大辞泉
- 《〈フランス〉trois unités》演劇は、一日の間(時間)に一か所(場所)で起こる一つの事(筋)を扱うべきであるという作劇理論。アリストテレスの…
さん‐えん【三縁】
- デジタル大辞泉
- 仏語。唐の善導の説く、念仏行者と阿弥陀仏との間に結ばれる3種の縁。衆生しゅじょうの三業さんごうと仏の三業とが不離となる親縁、衆生が仏を見るこ…
さん‐がい【三階】
- デジタル大辞泉
- 《「さんかい」とも》1 建物で、2階の上にさらに1階あること。また、その階。「三階建て」2 歌舞伎劇場の楽屋の3階。また、3階の大部屋に詰めた、…
さん‐かん【三韓】
- デジタル大辞泉
- 古代朝鮮の南半部にあった韓族の馬韓・辰韓・弁韓のこと。新羅しらぎ・百済くだら・高句麗こうくりのこと。
さん‐きょく【三曲】
- デジタル大辞泉
- 1 邦楽で、箏そう・三味線・尺八(または胡弓こきゅう)の3種の楽器による合奏。また、それらの楽器。三曲合奏。2 1の3種の楽器を一人で順次奏する…
さん‐けつ【三傑】
- デジタル大辞泉
- ある時代のすぐれた人物を三人選んでいう語。明治維新の元勲の西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允きどたかよしや、古代中国の蜀しょくの忠臣・名将の諸…
さん‐さく【三作】
- デジタル大辞泉
- 有名な三人の刀工、粟田口吉光・岡崎正宗・郷義弘。また、その刀剣。→奈良三作
さん‐し【三×尸】
- デジタル大辞泉
- 道教で、人の体内にすんでいるという3匹の虫。庚申こうしんにあたる夜、人の眠っているすきに体内から抜け出て、その人の罪悪を天帝に告げ知らせると…
さん‐し【三始】
- デジタル大辞泉
- 「三元2」に同じ。