豆屋
- デジタル大辞泉プラス
- 古典落語の演目のひとつ。上方種。三代目柳家小さんが東京に持ち込んだもの。「豆売り」とも。
駄菓子屋 (だがしや)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 駄菓子をあきなう店。駄菓子は安価な材料を使った粗製の菓子のことで,《続飛鳥川(ぞくあすかがわ)》によると18世紀後半の江戸では,板おこし,だ…
総会屋 (そうかいや)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 総会屋の法的規制株主の権利を濫用して会社から不当な利益を得る者。株主総会に出席して議事進行の妨害あるいは協力するために会社に金銭の…
旅籠屋
- 日本の企業がわかる事典2014-2015
- 正式社名「株式会社旅籠屋」。英文社名「Hatagoya & Company」。サービス業。平成6年(1994)「株式会社旅籠屋本店」設立。同12年(2000)現在の社名に変…
あきや【空屋】[書名]
- デジタル大辞泉
- 宮崎湖処子の小説。明治24年(1891)、「国民之友」誌に発表。
役屋 やくや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 戦国時代から江戸時代にかけて、領主が一人前の夫役(ぶやく)負担者として把握した農民をいう。役家とも書き、公事(くじ)屋ともいった。その由来は、…
地上げ屋 じあげや
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 所有権や借地権が絡んだ土地,建物を整理して,新たに更地 (さらち) を確保するために,大手不動産業者や企業などから依頼されて,土地売買契約や立…
古着屋 (ふるぎや)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中古品や質流れ品の衣類を売買する商人。上方では古道具屋とともに古手(ふるて)屋と呼んだ。江戸では慶安年間(1648-52)に13人が古着問屋を開業し…
呉服屋 (ごふくや)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 呉服を売買する商人およびその店。呉服はもともとは絹織物を指し,綿織物,麻織物の太物(ふともの)と区別されていたが,現在では着尺(きじやく)…
米屋 (こめや)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 米を販売する商人であるが,業態は複雑であった。米は前近代では貢租であったから,流通には制約があった。古代,平城京,平安京には東西の市に〈米…
ちょう‐や(チャウ‥)【帳屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 帳屋〈難波鑑〉〘 名詞 〙 江戸時代、種々の帳面や紙・筆墨類を売った店。店頭に笹(ささ)を立てて目じるしとしていた。[初出の実例]「御旅町の帳屋に…
しまい‐や(しまひ‥)【仕舞屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 今までの商売をやめた家。廃業した家。しもたや。[初出の実例]「天下たれありてしまひ屋に身をおさめたる者有や」(出典:仮名草子・大仏…
しゃしん‐や【写真屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 写真撮影を業とする家。写真店。また、その人。[初出の実例]「むかふの写真屋(シャシンヤ)(浅草広小路三ツ木与一郎)へみんなをつれて…
ないぜん‐や【内膳屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 内膳司の管理する建物で、かまどを設置し、炊事を行なった所。[初出の実例]「立二内膳屋一、〈略〉件屋 五間二面・卯酉先例也」(出典:中…
越後屋 えちごや
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 現在の三越の前身。江戸時代の豪商。その基を開いた三井氏の先祖は,近江の佐々木氏の家臣と伝えられ,伊勢に移り,高俊の代 (元和年間〈1615~24〉)…
木地屋 きじや
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ろくろを使って木材をくりぬき,「挽き物」と呼ばれる日用器物や漆器の素地 (きじ) をつくる職人。かつては良材を求め,山間をさすらう民であったが…
酢屋 すしや
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 義太夫節の曲名。竹田出雲,三好松洛,並木千柳合作。延享4 (1747) 年初演の時代物『義経千本桜』の3段目。無頼の権太が父の苦心をみて改心し,平維…
傘屋 かさや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 傘を製作・販売する職人。傘はからかさ(唐傘)ともいい、雨や雪や強い日を避けるための日常用具であったため、16世紀の室町後期には、その需要に応…
菓子屋 かしや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 菓子を製造・販売する店。中世末の16世紀に自家製の餅(もち)や粽(ちまき)、まんじゅうを小売りする干見世(ほしみせ)や振り売りの販女(ひさぎめ)がい…
唐物屋 とうぶつや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 唐物を売買する商人の店。唐物は古代の9世紀に中国から舶載した品物のことで、10世紀からは「からもの」といった。17世紀にできた唐物屋は、長崎で取…
パン屋 ぱんや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- パン(麺麭とも書く)を製造・販売する店。1869年(明治2)に木村屋(開業当時は文英堂といった)が東京で始めたのが本格的なパン屋の最初で、74年創…
つづら‐や【葛籠屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 葛籠(つづら)の製造あるいは販売を業とする家。また、その人。[初出の実例]「葛羅(ツツラ)屋 日本橋南三丁目 仁兵衛」(出典:江戸鹿子(1…
さる‐や【猿屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 猿を看板としたり、屋号にしたりしている店。[初出の実例]「風流の折は大門口に猿屋(サルヤ)とて菓子やうの物をいろいろの花づくし、か…
掛屋 かけや
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 江戸時代,諸大名の蔵物販売に関与した金融業者おもに蔵物売却の代金を保管し,江戸の大名藩邸や国もとに送金。江戸中期以降,藩の財政悪化から諸大…
ももんじい‐や【ももんじい屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ももんじや(━屋)[初出の実例]「夫から獣肉店(モモンヂイヤ)の女めが、手をにぎりけへしたり」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮…
もり‐や【盛屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =もりどの(盛殿)①〔古今神学類編(1698)〕
や‐づま【屋端・屋妻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 軒のはし。軒端(のきば)。また、建物の妻。[初出の実例]「あやめ草 長きためしに 引きなして やづまにかかる ものとのみ よもぎの宿を …
ろうそく‐や(ラフソク‥)【蝋燭屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 蝋燭を製造したり売ったりすることを業とする家。また、その家の人。[初出の実例]「みがき立・しり頭きるらうそくや」(出典:雑俳・うき…
よそう‐や(ヨサウ‥)【予想屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 競馬や競輪などで、レースの展開や着順などについての予想を客に教えることを商売とする人。[初出の実例]「その三日の間に、私は競輪の選…
よど‐や【淀屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =よどやばし(淀屋橋)[ 一 ][初出の実例]「片手に淀屋(ヨドヤ)の莨入を抜き出しながら」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉五)
ラウ‐や【羅宇屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 [ 異表記 ] ラオや 行商人の一種。古くなったラウやタバコの脂(やに)でつまったラウを新品とすげかえる職業。また、その人。ラウ屋キセル…
りくつ‐や【理屈屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =りくつもの(理屈者)[初出の実例]「彼奴は理屈屋(リクツヤ)だよ」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉一一一)
だまり‐や【黙屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 あまり多くしゃべらない性質の人。寡黙な人。[初出の実例]「彼は、今年二十八歳のひどくだまりやの、気むづかしやであった」(出典:海に…
しょうじん‐や(シャウジン‥)【精進屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 精進潔斎のためにこもる所。神仏に参る前に体を清めるためにこもる屋舎。[初出の実例]「自二郁芳門一帰二精進屋一」(出典:治承元年公卿…
しょうゆ‐や(シャウユ‥)【醤油屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 醤油を製造したり、販売したりする家。また、その人。醤油店。[初出の実例]「しゃうゆやに小麦いるなべをいりなべといふ」(出典:浮世草…
しょもつ‐や【書物屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 書物を商う家。また、その人。本屋。書肆(しょし)。書賈(しょこ)。[初出の実例]「二条通りに鮫(さめ)木薬(きぐすり)書物(ショモツ)屋あり…
しゅうせん‐や(シウセン‥)【周旋屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 周旋業を営む家。また、その人。周旋人。[初出の実例]「和漢学の禿天が校長の幇間、妾の周旋屋一条」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯…
すご‐や【直屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 民家の形式の一つ。長方形平面のもの。
すし‐や【鮨屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 鮨を作って売る店。また、その人。鮨店。[初出の実例]「石の枕に屋(スシや)ありける今の茶屋」(出典:俳諧・田舎の句合(1680)一…
タバコ‐や【煙草屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 タバコを売る家、店。また、売る人。煙草屋〈人倫訓蒙図彙〉[初出の実例]「たばこやも君の御恩や思ふらん おさまれる世の末も長さき」(出…
たい‐おく(‥ヲク)【頽屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 崩れた家屋。
めいしゅ‐や【銘酒屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 銘酒を置いている家。名の通った銘柄の酒を、売ったり飲ませたりする店。銘酒店。② 銘酒を売っているという看板をあげて、ひそかに売春…
ふるがね‐や【古鉄屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ふるかねや」とも ) 古鉄を売買する家。また、その商人。また、古道具屋。古鉄店。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「古着仲買 …
ふるて‐や【古手屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 古着や古道具などをあきなっている店。古着屋、古道具屋など。古手店。また、それを職業にしている人。古手屋〈人倫訓蒙図彙〉[初出の実…
ぶん‐や【聞屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「新聞屋」の略 ) 新聞記者をいう俗語。[初出の実例]「ブンヤのやつらは、お前にまだタイトル・マッチをやらせるのは早い、なんてほざ…
べつ‐や【別屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =べつおく(別屋)② 汚れが触れないように別に設けた家。月経中や出産時の婦人などが炊事の火を別にしてこもる家。他屋(たや)。別火屋(…
ほう‐おく(‥ヲク)【蓬屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 蓬(よもぎ)で屋根をふいた家。草ぶきの家。[初出の実例]「女院渡二御蓬屋一」(出典:玉葉和歌集‐安元三年(1177)三月二七日)[その他の…
ほうかい‐や(ホフカイ‥)【法界屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 街頭芸の一つ。法界節の芸人の流れを引く門付芸人で、派手な印半纏(しるしばんてん)に、腹掛・股引という服装で、箏・三味線・胡弓・太鼓…
ふとん‐や【蒲団屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 蒲団を売る店。また、その人。[初出の実例]「町内で少しは巾もあった蒲団(フトン)やの源七」(出典:にごりえ(1895)〈樋口一葉〉三)
そうぐ‐や(サウグ‥)【葬具屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 葬式の道具をつくって、葬儀のときに貸したり、売ったりする人。また、その家。葬儀屋。