かた‐な・す【結】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 動詞「かたねる(結)」の連用形に「なす」の付いた「かたねなす」の変化した語か ) 集めて一まとめにする。結びかため…
かん‐ぶんこ(クヮン‥)【官文庫】
- 精選版 日本国語大辞典
- 官務壬生家小槻氏の文庫。私文庫であったが、嘉祿二年(一二二六)、太政官の官文殿(かんのふどの)が焼失してから、太政官の書類を保存した。明治時…
おも‐・みる【惟】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 マ行上一 〙 ( 「おもんみる(惟)」の撥音「ん」の無表記 ) =おもいみる(思見)〔書陵部本名義抄(1081頃)〕[初出の実例]「我惟(オモ…
こころ【心】 病((や))む
- 精選版 日本国語大辞典
- ① 平静でいられないで、心を痛める。思い悩む。[初出の実例]「人知れぬわが通ひ路の関守はよひよひごとにうちも寝ななん、とよめりければ、いといた…
ねざめ‐がち【寝覚勝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「がち」は接尾語 ) 眠りからさめることがしばしばであるさま。寝覚めることの多いさま。[初出の実例]「秋の夜のねさめか…
けいろう‐こ【鶏婁鼓】
- 精選版 日本国語大辞典
- 鶏婁鼓〈舞楽図譜 宮内庁書陵部蔵〉〘 名詞 〙 雅楽器の一つ。直径約一八センチメートルの小形の太鼓に似た形で、胴の側面につけた長いひもを首にか…
琉球国郷村帳((元禄郷帳))りゆうきゆうのくにごうそんちよう
- 日本歴史地名大系
- 三冊 元禄一五年 宮内庁書陵部 三冊のうち一冊が鬼界島・大島・永良部島・徳之島・与論島(奄美地域)の分で、「明治十八年改」の記載がある。総石高…
た‐みず(‥みづ)【田水】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 田に張った水。また、田に引いたり、田から流れ出る水。[初出の実例]「なはしろのたみつにかげをやとしつつ家路にかへる雁をしぞ思ふ」(…
なつかしん‐・ず【懐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行変 〙 ( 「なつかしみす」の変化したもの ) 馴れ親しむ。慕う。〔書陵部本名義抄(1081頃)〕[初出の実例]「権威をもって人を従へんよ…
ことりそ【古鳥蘇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 古鳥蘇〈舞楽図譜 宮内庁書陵部蔵〉舞楽の曲名。高麗(こま)楽の一つで壱越調(いちこつちょう)。新鳥蘇(しんとりそ)に対して伝来の古いもの。六人舞…
さが・す【涼】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 広げて日に乾す。かき広げる。広げて中身をさらけ出す。〔書陵部本名義抄(1081頃)〕[初出の実例]「旅籠(はたご)など凉(…
しぶ【四部】 の 書((しょ))
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 中国で経・史・子・集の四部に分類した書物。経部は四書五経・小学類等。史部は史書・詔令・伝記・地理・職官・政書・目録・史評類等。子部は…
いのこ‐さす(ゐのこ‥)【豕扠首】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 切妻(きりづま)や入母屋(いりもや)の造りで、梁(はり)の上に合掌形に材を組んだもの。また、その二本の材。妻飾りに用いられる。扠首竿(…
島根のすさみしまねのすさみ
- 日本歴史地名大系
- 二巻 川路聖謨著 天保一一―一二年 宮内庁書陵部 佐渡奉行川路聖謨が江戸の母にあてた報告日記。天保一一年七月の江戸出立から、翌年五月帰着するまで…
たまり‐みず(‥みづ)【溜水】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一か所にたまっていて流れない水。水たまり。〔書陵部本名義抄(1081頃)〕[初出の実例]「之を深浅に挍(くら)ぶれば即ち、行潦(〈注〉タ…
神道五部書 (しんとうごぶしょ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 鎌倉時代の神道書。鎌倉時代に伊勢の外宮の神官たちの間で生み出された神道の教説を,一般に伊勢神道,度会(わたらい)神道と呼ぶが,数多く作られ…
しんとう‐ごぶしょ(シンタウ‥)【神道五部書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 上代伊勢神宮祠官が、祖伝をもとに伊勢内外二宮の本縁を記述したと伝える五部の書の総称。実際の成立は鎌倉中期とされる。「天照坐伊勢二所皇太神宮…
いつとも【五部】 の 書((ふみ))
- 精選版 日本国語大辞典
- ① 五種の書物を合わせて一組にしたもの。② ( 五部の経書の意 ) 五経(ごきょう)の異称。易経、書経、詩経、春秋、礼記をいう。[初出の実例]「伊菟斗毛…
きとく【貴徳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 貴徳〈舞楽図譜 宮内庁書陵部蔵〉雅楽。右方(高麗楽)壱越(いちこつ)調で、舞は破(拍子一〇)と急(拍子一六)から成り、一人で舞う。[初出の実例…
ふつく・む【憤・恚】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 ( 後世「ふづくむ」とも ) =ふつく(憤)〔書陵部本名義抄(1081頃)〕[初出の実例]「戒日王殊に忿(フツクメ)る色無く」…
しんとう‐ごぶしょ〔シンタウ‐〕【神道五部書】
- デジタル大辞泉
- 伊勢神道で根本教典とされる5部の書。すなわち天照坐伊勢二所皇太神宮御鎮座次第記・伊勢二所皇太神宮御鎮座伝記・豊受皇太神宮御鎮座本紀・造伊勢二…
さる‐なめり【猿滑】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「さるすべり(猿滑)」の異名。[初出の実例]「足引の山のかけぢのさるなめりすべらかにてもよをわたらはや〈藤原為家〉」(出典:書…
落穂集追加おちぼしゆうついか
- 日本歴史地名大系
- 一〇巻 落穂集拾遺・続落穂集 大道寺友山(重祐)著 享保一三年 国立公文書館内閣文庫(五巻など)・宮内庁書陵部(六冊など)・東京国立博物館(享…
神道五部書 しんとうごぶしょ
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 鎌倉初期,伊勢神道の中心的教典伊勢神宮外宮の神官度会 (わたらい) 氏によって,内宮に対する外宮の優位を説くため書かれた。反本地垂迹説の立場で…
神道五部書 しんとうごぶしょ
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 伊勢神道の根本教典とされる5書。いずれも鎌倉初~中期の成立と推定される。「天照坐(あまてらします)伊勢二所皇太神宮御鎮座次第記」は,両宮の鎮座…
神道五部書【しんとうごぶしょ】
- 百科事典マイペディア
- 鎌倉末期までには成立していたと考えられる伊勢神道の秘書。伊勢外宮(げくう)を内宮(ないくう)とならべ,または優位に置こうとする目的をもったもの…
神道五部書 しんとうごぶしょ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 『天照坐伊勢二所皇太神宮御鎮座次第記』『伊勢二所皇太神宮御鎮座伝記』『豊受太神宮御鎮座本紀』『造伊勢二所太神宮宝基本記』『倭姫命世記』の5書…
神道五部書 しんとうごぶしょ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 伊勢(いせ)神宮の外宮(げくう)(豊受(とようけ)大神宮)祠官(しかん)が鼓吹(こすい)した度会(わたらい)神道(伊勢神道)の根本教典で、次の5部をいう…
礼儀類典 れいぎるいてん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 有職故実書。貞享3 (1686) ~宝永7 (1710) 年成立。朝廷における年中行事,礼法,儀式に関する史料を諸記録類から引用し,事項によって類集したもの…
看聞御記 かんもんぎょき
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 『看聞日記』『後崇光院御記』ともいう。室町時代の日記。伏見宮貞成 (さだふさ) 親王著。 41巻,別記2巻。応永 23 (1416) ~文安5 (48) 年の間のも…
かし‐あげ【借上】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 平安末~鎌倉時代、金銭を貸して高利を得ること。また、高利貸をする者。室町時代の土倉(どそう)にあたる。かりあげ。[初出の実例]「或以…
きしゅんらく【喜春楽】
- 精選版 日本国語大辞典
- 喜春楽〈舞楽図譜 宮内庁書陵部蔵〉雅楽。左方(唐楽)。黄鐘(おうしき)調。古楽。四人舞。陳書興公作とも、大安寺の僧安操作ともいう。皇帝(おうだ…
丹州三家物語たんしゆうさんけものがたり
- 日本歴史地名大系
- 一巻一冊 丹後三家物語 江戸中期 記録 内閣文庫・宮内庁書陵部 明徳二年一色満範が丹後守護拝領以降、慶長五年関ヶ原合戦ののちの細川氏国替、京極氏…
かた‐くずれ(‥くづれ)【片崩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 片方が、くずれること。ところどころ、くずれること。また、そのようなさま。[初出の実例]「陂池トカタクヅレシテ〔選〕」(出典…
こころ【心】 の 海((うみ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 心の広く深いことを海にたとえていう。度量の大きいこと。[初出の実例]「百かずは神の見るめにかなふてふ心のうみのことのはぞこれ」(出典:書陵部本…
たが‐たが
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙① 幼児の歩くさま、足もとのたしかでないさまを表わす語。[初出の実例]「躘 小児行㒵 此間云宇比阿由美 一云多賀々々」(出典:書陵部本名…
ふり‐すさ・む【降荒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 マ行四段活用 〙① =ふりすさぶ(降荒)①[初出の実例]「たれ住みてあはれ知るらん山里の雨ふりすさむ夕暮の空〈西行〉」(出典:新古今和歌…
橋本義彦 (はしもと-よしひこ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1924- 昭和後期-平成時代の日本史学者。大正13年9月26日生まれ。宮内庁書陵部にはいり,編修課長をへて昭和59年正倉院事務所長。63年前田育徳会尊経…
将門記しようもんき
- 日本歴史地名大系
- 一冊 戦記 内閣文庫ほか 宮内庁書陵部・国会図書館ほか 「まさかどき」とも。末尾に「天慶三年六月中記文」とあり、天慶三年成立説が有力。平将門を…
皇統譜 こうとうふ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 天皇,皇族の身分と系統とを登録する典籍。 1926年公布の皇統譜令および同令施行規則によって調整されたもの。大統譜,皇族譜から成り,大統譜は天皇…
山科家 やましなけ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 藤原氏北家,魚名の流。家成の子実教 (鎌倉時代初期) を祖とする。極官位は二位権大納言。室町時代には内蔵頭 (くらのかみ) を世襲し,朝廷の財政面…
紅葉山文庫 もみじやまぶんこ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 江戸時代,江戸城内紅葉山に設けられた幕府の文庫。寛永 16 (1639) 年徳川家康の富士見亭文庫を基礎として開設。4人の書物奉行が管理した。蔵書数は…
にくみ【憎・悪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「にくむ(憎)」の連用形の名詞化 ) 憎むこと。憎く思うこと。憎しみ。憎悪。〔書陵部本名義抄(1081頃)〕[初出の実例]「正しき…
ね‐そう(‥サウ)【年星】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ねんそう」の撥音の無表記 ) 陰陽家で、開運のために、その人の生まれた年に当たる属星(ぞくしょう)をまつること。[初出の実例]「あ…
とはずがたり
- 日本歴史地名大系
- 五巻五冊 後深草院二条著 徳治二年頃 宮内庁書陵部 中院大納言久我雅忠の女で後深草院に仕えて二条と称した女性の日記。第五巻に厳島参詣の旅を記す…
伏見院御記 ふしみいんぎょき
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 伏見天皇の日記。『天聴御記』『伏見院宸記』ともいう。もと 70巻と伝えられるが,寛文1 (1661) 年の内裏炎上で大部分が焼失。残り8巻が宮内庁書陵部…
東山文庫【ひがしやまぶんこ】
- 百科事典マイペディア
- 京都御所内の北東部に位置する皇室の文庫。江戸時代前期の良質の写本を中心とする。その伝統は遠く室町期以前からとされているが,たびたびの火災で…
なつかし‐・む【懐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 なつかしく思う。親しく思い出す。なつかしぶ。[初出の実例]「なつかしみ袂にかかる梅がかをかぜにしられぬことをこそ思…
しょうわらく【承和楽】
- 精選版 日本国語大辞典
- 承和楽〈舞楽図譜宮内庁書陵部蔵〉雅楽の曲名。壱越(いちこつ)調の一つ。四人舞。承和年間(八三四‐八四八)仁明天皇の勅によって、大戸清上(おおと…
諸山縁起しよざんえんぎ
- 日本歴史地名大系
- 一冊 鎌倉初期かそれ以前に集成・書写 寺院 宮内庁書陵部 大峯・葛城・笠置の三霊峰に関する縁起を説いたもの。叙述は不整合であるが両界曼荼羅を現…