「化合物」の検索結果

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潮解 チョウカイ deliquescence

化学辞典 第2版
固体化合物が大気中の水蒸気を吸収して,終局的にその化合物の不飽和水溶液ができる現象.すなわち,飽和溶液の示す水蒸気圧が,そのときの大気中の…

どじょうおせんによるけんこうしょうがい【土壌汚染による健康障害】

家庭医学館
 カドミウム、シアン、鉛、六価クロム、ヒ素、総水銀、アルキル水銀、PCBは、いったん土壌に入ると、分解しにくく、長期にわたって残留します。…

ビタミンD3

栄養・生化学辞典
 C27H44O (mw384.65).  コレカルシフェロールともいう.ビタミンD活性をもつ化合物のうち,いずれの種にも有効な化合物.肝臓で,1位が水酸化さ…

有機電子論【ゆうきでんしろん】

百科事典マイペディア
有機化合物の性質,特に反応性を有機化合物の電子構造から説明する理論。歴史的には1920年代から1930年ころR.ロビンソン,インゴルドらによって始め…

工業中毒【こうぎょうちゅうどく】

百科事典マイペディア
工業に従事しているものが,種々の化学物質の吸入,接触などにより著しい病的変化をきたすことをいう。障害は,皮膚,歯牙,目など主として体外性の…

硫化染料 りゅうかせんりょう sulfur dye

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
合成染料の一種。有機化合物を硫黄と硫化ナトリウムとで加熱,溶融してつくる。水には溶けないが,硫化ナトリウムの水溶液で還元するとリウコ化合物…

ヒ(砒)素中毒【ひそちゅうどく】

百科事典マイペディア
ヒ素化合物の誤飲や吸入などによる中毒。急性中毒は無機ヒ素化合物(亜ヒ酸など)の誤飲によるものが多く,急性胃腸炎を起こし,嚥下(えんげ)困難,…

シアン酸アンモニウム シアンサンアンモニウム ammonium cyanate

化学辞典 第2版
NH4OCN(60.06).イソシアン酸のエーテル溶液にアンモニアを通じるか,尿素を減圧下で160~190 ℃ に加熱すると得られる.NH4+とOCN-からなるイオン…

酸化防止剤 サンカボウシザイ antioxidant

化学辞典 第2版
反応中や製品の使用中に酸化が進み,構造や性質が変化するのを抑制するために添加する安定剤.多くの高分子物質,食品,油脂,潤滑油などに添加され…

ホトクロミズム ホトクロミズム photochromism

化学辞典 第2版
光(紫外線または短波長可視光)の照射によって吸収スペクトルに変化を生じ,変色・着色・退色などの変化を示し,光の遮断によって回復する可逆的な光…

ハロゲン ハロゲン halogens

化学辞典 第2版
周期表17族に属する元素で,フッ素,塩素,臭素,ヨウ素,アスタチンの5元素をいう.多くの金属ともっとも典型的な塩をつくるので,18世紀にフランス…

じっけん‐しき【実験式】

デジタル大辞泉
1 化合物の組成を、最も簡単な原子数の比で示した化学式。例えば、ぶどう糖C6H12O6の実験式はCH2Oである。組成式。2 ⇒経験式

炭酸固定【たんさんこてい】

百科事典マイペディア
炭酸同化,炭素同化とも。生物が二酸化炭素を吸収して有機化合物を作ること。主として緑色植物の行う光合成によってなされる。→関連項目同化

逆包晶

岩石学辞典
温度が下がる場合に,他の固相と液相とに分解する化合物は逆融点を有するといい,その反応を逆包晶という[橋本 : 1968. 1970].

ゆうき‐きょうじせいたい〔イウキキヤウジセイタイ〕【有機強磁性体】

デジタル大辞泉
強磁性を示す有機化合物。平成3年(1991)に木下實、阿波賀邦夫により、世界で初めて有機分子のみで構成された物質で強磁性が確認された。

ベータ(Β/β/beta)

デジタル大辞泉
1 〈Β・β〉ギリシャ文字の第2字。2 〈β〉金属・合金などで相を示す記号の一。3 〈β〉有機化合物の炭素原子の位置を示す記号の一。

すいわ‐ぶつ【水和物】

デジタル大辞泉
水と結合した形の化学式で書ける化合物。水分子の数により一水和物・二水和物などとよぶ。水化物ということもあり、塩類の水和物は含水塩ともいう。

チオアミド チオアミド thioamide

化学辞典 第2版
チアミド(thiamide)ともいう.一般式RC(=S)NH2(Rはアルキル基,アリール基など)をもつ化合物の総称.酸アミドのチオ類似体.

ペルクロリル ペルクロリル perchloryl

化学辞典 第2版
[ClⅦO3]+ で示される陽イオンまたは陽イオン性原子団のこと.たとえば,フッ化ペルクロリルClO3Fなどの化合物に含まれる.

電荷移動 (でんかいどう) charge transfer

改訂新版 世界大百科事典
2種類の分子が作用して,分子間に分子間力が働き分子化合物をつくる。その際,電子が一方の分子から他方の分子に移動し,各分子がイオン状態をとる場…

ジアゾ‐か〔‐クワ〕【ジアゾ化】

デジタル大辞泉
《diazotization》芳香族第1アミンに亜硝酸塩を低温で作用させて、ジアゾ化合物を生成する反応。

かいはつ‐パイプライン【開発パイプライン】

デジタル大辞泉
製薬業界における新薬の候補。また、その候補となる化合物。パイプライン。新薬パイプライン。製品パイプライン。

ろっぴゃくろく‐ごう〔ロクピヤクロクガウ〕【六百六号】

デジタル大辞泉
梅毒薬のサルバルサンの符号名。エールリヒと秦佐八郎はたさはちろうが606番目に合成した化合物なのでいう。

天然物化学 てんねんぶつかがく chemistry of natural products

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
天然に存在する物質を研究する化学のなかの一分野。天然物としては天然有機化合物をさす場合がほとんどである。

シロシン

栄養・生化学辞典
 プシロシンともいう.プシロシビンの脱リン酸化合物.シロシビンと同様の作用をする.キノコが生産する.

炭素

栄養・生化学辞典
 原子番号6,原子量12.011,元素記号C,14族(旧IVa族)の元素.有機化合物の主たる構成元素.

微生物毒

栄養・生化学辞典
 微生物の生産する毒.マイコトシキンのような低分子の化合物やコレラ毒素,百日咳毒素などのタンパク質もある.

分子コロイド

栄養・生化学辞典
 分子量の大きい高分子化合物がコロイド粒子となりコロイドの性質を示すとき,これを分子コロイドとよぶ.

がんすい【含水】

プログレッシブ和英中辞典(第4版)
含水化合物a hydrated compound; a hydrate含水炭素⇒たんすいかぶつ(炭水化物)

いおう‐さいきん(いわう‥)【硫黄細菌】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 硫黄および無機硫黄化合物を酸化して生活する細菌の総称。主として温泉や土壌中などに生育する。

多硫化物 タリュウカブツ polysulfide

化学辞典 第2版
Sn2-(n ≧ 2,Sn は鎖状)を陰イオンとして含む化合物.学術用語方式の名称.正式名称はポリ硫化物.

落合英二 おちあいえいじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1898.6.26. 浦和[没]1974.11.4. 鎌倉薬化学者。東京大学名誉教授。日本学士院会員。財団法人乙卯研究所所長。芳香環状異項環に関する研究は,世…

マーキュロクロム

百科事典マイペディア
化学式はC2(/0)H8O6Br2Na2Hg。防腐殺菌剤。ジブロムフルオレセインの水銀化合物のナトリウム塩。メルブロミンとも。黄緑〜帯緑赤褐色の鱗片状結晶,…

船底塗料【せんていとりょう】

百科事典マイペディア
船底の腐食,生物の付着を防ぐための塗料。さび止め塗料(1号船底塗料)を下塗りした上に,生物付着防止のためスズまたは銅の化合物などの有機毒物…

フェニル銅(Ⅰ) フェニルドウ phenylcopper(Ⅰ)

化学辞典 第2版
C6H5Cu(140.65).臭化フェニルマグネシウムまたはフェニルリチウムとヨウ化銅(Ⅰ)から生成する有機銅(Ⅰ)化合物.銅の有機化合物は,一般に不安定なも…

オスミウム酸塩 オスミウムサンエン osmate

化学辞典 第2版
見掛け上,オスミウム酸H2OsⅥ O4の塩の水和物に相当する化合物.一般式MⅠ2OsO4・2H2Oで表されるが,実際は [OsⅥO2(OH)4]2- を含む塩であり,テトラヒ…

いっぱん‐しき【一般式】

デジタル大辞泉
同じ系統の化合物の元素組成を未知数を用いて表した化学式。エチレン系炭化水素のアルケンの場合、未知数をnとして、CnH2nと表される。

高エネルギー燃料 コウエネルギーネンリョウ high-energy fuel

化学辞典 第2版
すでに実用化されているロケット推進薬,たとえば(1)液体酸素(LOX)/精製ケロシン(RP-1),(2)LOX/液体水素(LH2),(3)N2O4/N2H4 + (CH3)2 + NNH2,(4…

ニトロフェノール にとろふぇのーる nitrophenol

日本大百科全書(ニッポニカ)
芳香族ニトロ化合物の一つ。ベンゼン環にヒドロキシ基-OHとニトロ基-NO2がついた化合物で、ニトロ基の置換位置によりo(オルト)-、m(メタ)-、p(パラ)-…

ほうしゃせいどういたいひょうしきかごうぶつ【放射性同位体標識化合物】

改訂新版 世界大百科事典

ペルオキシ酸 ペルオキシサン peroxy acid

化学辞典 第2版
学術用語の過酸に対応する.過オキシ酸ともいう.カルボン酸R-C(=O)OHのカルボキシル基を,-C(=O)OOHで置換した化合物をいう.個々の化合物も,たと…

同族列 ドウゾクレツ homologous series

化学辞典 第2版
分子式において,CH2の数だけが異なる一群の有機化合物の系列をいい,その系列の各化合物を互いに同族体という.パラフィン系炭化水素,オレフィン系…

有機化学 ユウキカガク organic chemistry

化学辞典 第2版
有機化合物の製法,性質,反応,用途などを研究する化学の一部門.無機化学に対応する.1806年にJ.J. Berzelius(ベルセリウス)がはじめて有機化学と…

ケトン(〈ドイツ〉Keton)

デジタル大辞泉
カルボニル基と2個の炭化水素基とが結合した化合物の総称。一般式R-CO-R′ 一般に芳香を有し、付加・縮合を起こしやすい。アセトンなど。→ケトン基

ゆうき‐さん〔イウキ‐〕【有機酸】

デジタル大辞泉
酸の性質を示す有機化合物。カルボン酸・スルホン酸・フェノール類など。天然にあるのは酢酸・酪酸・蓚酸しゅうさん・酒石酸・安息香酸など。⇔無機酸…

かんのう‐き(クヮンノウ‥)【官能基】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 有機化合物の化学的性質を特性づける原子団。カルボン酸のカルボキシル基、アルコールやフェノールの水酸基、アルデヒドのアルデヒド基な…

単体 たんたい simple substance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ただ1種の元素から成る物質で,普通の物理的,化学的方法では2種以上の物質に分けることのできないものをいう。純粋な物質は単体と化合物に大別され…

接触還元 せっしょくかんげん catalytic reduction

日本大百科全書(ニッポニカ)
触媒を用いて水素などの還元剤により無機化合物や有機化合物を還元すること。不飽和有機化合物に水素を結合させて飽和化合物にするような場合、水素…

アブガス(avgas)

デジタル大辞泉
《aviation gasolineの略》プロペラ機などの航空機用ガソリン。アルキル鉛化合物などのアンチノック剤を少量添加した加鉛ガソリン。

ビスマス‐ざい【ビスマス剤】

デジタル大辞泉
医療用のビスマス化合物。次硝酸ビスマス、次炭酸ビスマスなどがあり、かつて梅毒、胃潰瘍、下痢の治療に用いられたが、現在はほとんど使用されない。

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