棟別銭 むねべつせん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中世の課税の一種。「むなべちせん」とも読む。家屋(棟)単位に課せられたのでこの称があり、鎌倉時代から朝廷が寺社や禁裏の造営のために国を特定…
ごとう‐せん〔ゴタウ‐〕【五当銭】
- デジタル大辞泉
- 1個で通用銭5文に相当した中国の銭貨。日本には天明4年(1784)発行の仙台通宝がある。
じゅうもん‐せん〔ジフモン‐〕【十文銭】
- デジタル大辞泉
- 宝永5年(1708)に発行された宝永通宝のこと。1枚で10文に通用した。大銭。当十文。
ぜにだいこ‐おどり〔‐をどり〕【銭太鼓踊(り)】
- デジタル大辞泉
- 銭太鼓を両手または片手に持ち、振ったり、からだや地面に打ちつけたりしておどる踊り。全国各地に分布する。
かんりょうせん【勘料銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
いっぷくいっせん【一服一銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
せんがくし【銭楽之】
- 改訂新版 世界大百科事典
私鋳銭 しちゅうせん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 民間で私的に鋳造した銭貨。和同開珎が発行された翌年の和銅2(709)年,政府は私鋳を禁じ,犯人の刑を杖(じょう)200と規定し,同 4年には極刑の斬…
とうひゃく‐せん(タウヒャク‥)【当百銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「とうびゃくせん」とも ) 天保六年(一八三五)から発行された百文通用の長円形銭貨。裏面に「百文に相当する」という意味で「当百」…
銭 理群 セン・リグン Qian Li-jun
- 現代外国人名録2016
- 職業・肩書中国文学者 北京大学教授国籍中国生年月日1939年出生地四川省重慶専門現代中国文学学歴中国人民大学卒,北京大学大学院修士課程修了経歴北…
てきせんほう【擲銭法】
- 改訂新版 世界大百科事典
農器銭 のうきせん Nong-qi-qian; Nung-ch`i-ch`ien
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,五代,後唐の明宗のときに始められた雑税。政府が農器をつくって農民に買わせていたのを,後唐のとき廃止し,農民に農器の自鋳を認めたが,従…
マチン(馬銭) マチン Strychnos nuxvomica; strychnine tree
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- フジウツギ科の常緑中高木。インド,スリランカ,オーストラリア北部に分布する。幹は太く曲り,樹皮は灰色。葉は大きくて対生し,革質で全縁,長さ …
厭勝銭 えんしょうせん Yan-sheng-qian
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 縁起物や護符として特別な図柄や文字を配した中国の銭貨をいう。現在家庭で用いるおろしがねのような形をして,銭の形とはかけ離れたものもある。宋…
淵上 毛銭 フチガミ モウセン
- 20世紀日本人名事典
- 昭和期の詩人 生年大正4(1915)年1月13日 没年昭和25(1950)年3月9日 出生地熊本県葦北郡水俣町(現・水俣市陣内) 本名淵上 喬 学歴〔年〕青山学院中…
めくされ‐ぜに【目腐銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =めくされがね(目腐金)[初出の実例]「てんぼうをあつかふよふに、腰からめくされ銭じゃアまにあわぬ」(出典:洒落本・傾城買二筋道(1…
ひゃくもん‐せん【百文銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 百文通用の銭貨。天保六年(一八三五)から発行された「天保通宝銭」が代表的なもの。[初出の実例]「掌中の珠は便ち是れ新鋳の百文銭」(…
銭坂城跡ぜんざかじようあと
- 日本歴史地名大系
- 和歌山県:橋本市野村銭坂城跡[現]橋本市野野(の)の北方、標高約六〇メートルの小丘にあった生地(恩地)氏の居城。生地(おんじ)城・相賀(お…
渡唐銭 ととうせん
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 中国から輸入した銭貨。中世日本で流通。日宋貿易により,12世紀から北宋銭を中心に唐代の開元通宝などの中国銭が輸入され,13世紀には国内に広く流…
本銭返 ほんせんがえし
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 中世の不動産売買契約の一つで,売却時の代価の本銭・元金を買い主に返済すれば,売り主が買い戻せることを認めた土地売買形態。代価が米穀などの場…
えり‐ぜに【×撰り銭】
- デジタル大辞泉
- 貨幣授受にあたり、受ける者が良銭を選び取ること。特に、私鋳銭の横行した室町時代に多い。幕府は、貨幣の流通を妨げるものとして、しばしば特定の…
物力銭 (ぶつりょくせん) wù lì qián
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国,金朝の世宗が実施した財産税。猛安謀克(もうあんぼうこく)戸や奴婢を除くすべての漢人と渤海人が対象となった。世宗は1164年(大定4)に各地…
くろく‐ぜに【九六銭】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代、銭差ぜにさしに通した銭九六文を百文として通用させたこと。また、その九六文の銭。くろく。くろくびゃく。→丁百ちょうびゃく
銭ぜにを買か・う
- デジタル大辞泉
- 金貨や銀貨を銭に両替する。「―・ふには金銀を手離し」〈仮・東海道名所記・一〉
しゅせん‐だし【▽集銭出し】
- デジタル大辞泉
- 互いに銭を出し合って飲食すること。「あたま数よみて、飲むも飲まぬも七文づつの―」〈浮・五人女・一〉
しちゅう‐せん〔シチウ‐〕【私鋳銭】
- デジタル大辞泉
- 民間で鋳造した銭貨。古代、律令政府発行の皇朝十二銭以外は厳しく禁止された。中世には宋銭・明銭をまねたものが多くつくられ、貨幣流通上混乱した…
しぼ‐せん【子母銭】
- デジタル大辞泉
- 《青蚨せいふ(かげろう)の母と子の血を取ってそれぞれ別の銭に塗っておくと、一方の銭を使ってももう一方の銭を慕って飛び帰って来るという「捜神…
にせんどうか〔ニセンドウクワ〕【二銭銅貨】
- デジタル大辞泉
- 江戸川乱歩の短編推理小説。大正12年(1923)「新青年」誌に掲載された、著者の処女小説。ポーの「黄金虫」の影響を感じさせる暗号解読もので、日本…
擲銭法
- 占い用語集
- コインを使って卦を立てる方法。ユングもこの方法を使ったと言われ、三枚のコインを使う方法と六枚のコインで一度に六十四卦を求める方法がある。筮…
まちんし【馬銭子】
- 改訂新版 世界大百科事典
さかつぼせん【酒壺銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
えんかんせん【綖環銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
あいかせん【(■1)化銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
銭 大昕 (せん だいきん)
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1728年1月7日中国,清の学者。『二十二史攷異』100巻など1804年没
斡脱銭 あつだつせん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国、元朝(1271~1368)で、西域系の色目人(しきもくじん)、ことにウイグル、サラセンの商人よりなる斡脱戸という高利貸し商人組合員が運営した高…
銭謙益 せんけんえき Qian Qian-yi
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]万暦10(1582)[没]康煕3(1664)中国,明末清初の文学者。江蘇省常熟の人。字,受之。号,牧斎。万暦 38 (1610) 年進士に及第,翰林院編修となり,…
総制銭 そうせいせん zong-zhi-qian; tsung-chih-ch`ien
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,南宋の歳入項目の一つ。金との抗争によって財政難に陥った南宋は,歳入確保のため紹興5 (1135) 年総制司を設けて,内外官司の財務を検察させた…
しぼ‐せん【子母銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「捜神記‐一三」の青蚨(せいふ)の、母と子の血を銭に塗るという故事から ) 銭(ぜに)の異称。また、元利金。〔伊京集(室町)〕[初出の…
ぜに‐おうれん(‥ワウレン)【銭黄連】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「ばいかおうれん(梅花黄連)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
棟別銭 むなべちせん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 室町時代,家屋の棟数を標準に課し,貨幣で納めさせた臨時税「むねべちせん」とも読む。重要行事や建築などのため,特定の国郡あるいは全国に課した…
みみじろ‐せん【耳白銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、正徳四年(一七一四)に江戸亀戸で鋳造された寛永通宝銭。銭貨の外輪が幅広いことの「みみひろ」の変化した語とする説と、外輪…
ようせん‐じゅ(エウセン‥)【揺銭樹】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 中国北京の風習で、年末に松柏の枝に古銭・石榴(ざくろ)の花などをつけて瓶にさしたものを称したところから ) 金銭を無限に引き出し得…
しせん‐か【子銭家】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 金貸しを業としている人。こせんか。[初出の実例]「唯篋中(けふちう)に多くあるは子銭家(シセンカ)(〈注〉ゼニカシヤ)の当券(しちふだ)…
しちゅう‐せん(シチウ‥)【私鋳銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官銭を模した民間鋳造の銭貨。中世では、輸入された中国銭に対し、国内で鋳造された銭。多くは、官製のものにくらべて粗悪だが、官銭の不…
せん‐しゅんきょ【銭舜挙】
- 精選版 日本国語大辞典
- ⇒せんせん(銭選)
たんせん‐ぶぎょう(‥ブギャウ)【段銭奉行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 室町幕府の職名の一つ。幕府が催徴する段銭に関する諸事をつかさどる役で、段銭国分奉行と段銭総奉行がある。また、守護大名が自分の領国…
ごせん‐かへい(‥クヮヘイ)【五銭貨幣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 額面五銭の補助貨幣。各種が制定発行されているが、いずれも昭和二八年(一九五三)一二月末限りで通用を禁止された。( 1 )銀貨。(イ) …
えんしょう‐せん【厭勝銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 まじないの銭。中国で、銭に縁起のよいことばや龍馬の文様などを彫って厭勝(まじない)とし、わざわいを避け、好運を願ったもの。漢代に…
きゃふ‐ぜに【脚布銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 主婦などが、倹約して内密に貯えておく金銭。へそくり。
えいせん‐かんじょう(‥カンヂャウ)【永銭勘定】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代から明治初年までの間に行なわれた特殊計算法。金一両永一貫文銀六〇匁を規準とするもので、金一分は永二五〇文、銀一二匁は永二…