「化合物」の検索結果

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すいぎん‐ちゅうどく【水銀中毒】

デジタル大辞泉
水銀または水銀化合物を吸収することによって起こる障害。急性の場合は尿毒症など腎臓疾患を起こし、慢性の場合は中枢神経の障害が起こる。→水俣病み…

はっしょく‐だん【発色団】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 有機化合物が色をもつ原因となると考えられる原子団。アゾ基、ニトロ基、カルボニル基など。不飽和結合をもつ原子団。〔稿本化学語彙(19…

ゆうき‐かがく(イウキクヮガク)【有機化学】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 有機化合物を研究する化学の一分野。⇔無機化学。[初出の実例]「有機化学、日々増盛す」(出典:舎密局開講之説(1869)〈三崎嘯輔訳〉)

プラスチック‐ばくだん【プラスチック爆弾】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 第二次世界大戦中、アメリカ陸軍が開発した可塑性爆薬(弾)。高性能爆薬にゴム状の化合物を練り合わせ、常温で粘土のようにこねて自由に…

フェノール‐るい【フェノール類】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ベンゼン環その他芳香族環と直接結合している水素原子を水酸基と置き換えた化合物の総称。フェノール、クレゾール、ハイドロキノン、ナフ…

パラジウム黒 パラジウムコク palladium black

化学辞典 第2版
パラジウム化合物を還元して得た黒色の微粉末のパラジウム.多量の水素を吸蔵する性質がある.水素化触媒として用いられる.[CAS 7440-05-3:Pd]

すいそ

プログレッシブ ロシア語辞典(和露編)
водоро́д水素化合物гидри́д水素爆弾водоро́дная бо́мба水素ガス[爆発]водоро́дный га́з [взры́в]

混酸 こんさん mixed acid

日本大百科全書(ニッポニカ)
2種以上の酸の混合物を一般に混酸というが、化学では普通に混酸というときは濃硝酸と濃硫酸の混合物をいうことが多い。これは有機化合物のニトロ化剤…

エノール形 えのーるがた enol form

日本大百科全書(ニッポニカ)
ケト‐エノール互変異性現象を示す化合物の互変異性体の一種。C=C二重結合(エチレン結合)の不飽和炭素原子上にヒドロキシ基-OHが結合している構造で…

カルバニオン carbanion

改訂新版 世界大百科事典
炭素原子上に負電荷をもつ有機化合物のイオンをいう。カルボカチオンの対照語で炭素carboの陰イオンanionの意。炭素原子から陽子が脱離してできるカ…

フッ化水素 ふっかすいそ hydrogen fluoride

日本大百科全書(ニッポニカ)
水素とフッ素の化合物。フッ化水素カリウムKHF2を熱するか、蛍石(ほたるいし)CaF2に濃硫酸を加えて熱すると得られる。常温で無色発煙性の液体。式量…

フッ素化学 ふっそかがく fluorine chemistry

日本大百科全書(ニッポニカ)
フッ素およびフッ素化合物に関する化学。フッ素は、元素としての存在は比較的古くから知られていたが、反応性がきわめて高く、単体として取り出した…

酸化状態 サンカジョウタイ oxidation state

化学辞典 第2版
物質中の原子の酸化の度合を示すもので,以下の規則に従って電子数を数えて,化合物中の原子が形式的に示す荷電数で表す.ただし,分数,非整数は使…

縮合環式化合物 (しゅくごうかんしきかごうぶつ) condensed ring compound

改訂新版 世界大百科事典
2個以上の環が2個またはそれ以上の原子を共有して結合した化合物。ベンゼン環2個が縮合したナフタレン,3個が縮合したフェナントレン,アントラセン…

ピロン(複素環式化合物) ぴろん pyrone

日本大百科全書(ニッポニカ)
6員環内に酸素原子1個をもつ複素環式化合物で、α(アルファ)-ピロンとγ(ガンマ)-ピロンの2種類が知られている。 α-ピロンは、2-ピロンともよばれ、無…

コデイン(codeine)

デジタル大辞泉
阿片あへんに含まれるアルカロイドの一。モルヒネのメチル化合物。習慣性や副作用が少ないので、燐酸りんさんコデインとして、せき止め・鎮静薬など…

リンタングステン酸

栄養・生化学辞典
 H3PW12O40が代表的な化合物で,タングストリン酸が正式名.リン酸やカチオン成分の分離や比色定量に用いる.リンモリブデン酸と用途は多く共通して…

さくさん‐ウラニル【酢酸ウラニル】

デジタル大辞泉
ウラン化合物の一つ。電子顕微鏡観察における代表的な電子染色剤として知られる。国際規制物質(放射性物質)で、法律によって厳しい管理が義務付け…

ポリプロピレン(polypropylene)

デジタル大辞泉
プロピレンの付加重合によって得られる高分子化合物。軽く、折り曲げに強く、透明性・電気絶縁性・耐薬品性にすぐれる。合成樹脂・合成繊維に用いら…

ようか‐カリウム〔エウクワ‐〕【▽沃化カリウム】

デジタル大辞泉
カリウムと沃素の化合物。無色の立方体の結晶。水に溶けやすく、水溶液は沃素をよく溶かす。医薬・写真感光乳剤などに使用。化学式KI ヨードカリ。…

えんか‐ぎん(エンクヮ‥)【塩化銀】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 塩素と銀の化合物。化学式 AgCl 白色の微細な結晶。天然には角銀鉱として産出。感光して銀を遊離し黒化する性質があり、写真感光材料に用…

骨格振動 コッカクシンドウ skeletal vibration

化学辞典 第2版
有機化合物の振動を議論するときに,水素原子の関与の少ない振動を骨格振動とよぶ.それに対して,水素原子がおもに関与する振動を水素振動とよぶこ…

高分子

小学館 和西辞典
macromolécula f.高分子のmacromolecular高分子化合物compuesto m. macromolecular

ジアゾニウム‐えん【ジアゾニウム塩】

デジタル大辞泉
《diazonium》芳香族のアミンに亜硝酸を低温で反応させて得られる化合物。染料合成をはじめ、有機合成反応に重要。

ゆう‐き〔イウ‐〕【有機】

デジタル大辞泉
1 生命力を有すること。生活機能を有すること。2 有機物の性質をもつこと。3 「有機化合物」「有機化学」などの略。⇔無機。

か‐ひょう〔‐ヘウ〕【価標】

デジタル大辞泉
化合物の化学構造を示すのに用いる、原子間の結合を示す表示。単結合を1本、二重結合を2本、三重結合を3本の線などで表す。

くうちゅうちっそ‐こていほう(‥コテイハフ)【空中窒素固定法】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 空気中の窒素を化学的に変化させて人工的に利用できるアンモニア、硫安、硝酸などの窒素化合物をつくる方法。

σ -σ* 遷移 シグマシグマセンイ σ -σ* transition

化学辞典 第2版
σ軌道から σ* 軌道への電子遷移.有機化合物においてこの遷移が光吸収によって起こるときは,真空紫外領域に入ることが多い.

クレメンゼン還元 クレメンゼンかんげん Clemmensen reduction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
カルボニル化合物の還元法の1つ。ケトンやアルデヒドを,亜鉛アマルガムと塩酸によって,対応する炭化水素にまで還元する方法。

ほ‐こうそ〔‐カウソ〕【補酵素】

デジタル大辞泉
酵素に結合して、その活性の発現を触媒する低分子の有機化合物。例えば、ビタミンB群など。コエンチーム。コエンザイム。助酵素。

フラビン

栄養・生化学辞典
 ビタミンB2から作られる化合物で,フラビンアデニンジヌクレオチド,フラビンモノヌクレオチドの構造の一部となっている.

抱合

栄養・生化学辞典
 水に溶けにくい物質を生体が体外へ排出する場合,別の化合物と結合させて水溶性にするという反応を生体は行う.この処理法.

生命の起源【せいめいのきげん】

百科事典マイペディア
オパーリンの著。1936年刊。自然科学各分野の成果を土台にし,地球上における生命の起源の問題を,地球上の物質,特に炭素化合物発展の一環としてと…

たんぱく‐しつ【蛋白質】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 α(アルファ)アミノ酸が酸アミド結合で相互に結合しあってできている高分子化合物もしくはこれを主体とする化合物。単純蛋白質と複合蛋白…

りったい‐いせい【立体異性】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 分子の立体構造の差異により生ずる異性。原子の配列順序が同一であっても、その立体的配置が異なる分子をさしていう。二重結合をもつ有機…

ディムロー反応 ディムローハンノウ Dimroth's reaction

化学辞典 第2版
芳香族化合物と水銀塩からアリール水銀化合物を生じる反応で,次の一般式で示される.ArH + HgX2 → ArHgX + HX溶媒としては,水,エタノール,酢酸…

ソムレー反応 ソムレーハンノウ Sommelet reaction

化学辞典 第2版
ハロゲン化アルキルにヘキサメチレンテトラミンを反応させ,生成する第四級アンモニウム塩を加水分解してアルデヒドに変換する反応.おもにハロゲン…

キナ酸 キナさん quinic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
C6H11O4COOH で表わされるカルボン酸。融点 162℃の結晶。キナ皮から発見されたが,コーヒーの種子,サトウダイコンの葉などにも存在する。また,クロ…

ピラン ぴらん pyran

日本大百科全書(ニッポニカ)
C5H6Oの分子式で表される酸素を環内にもつ6員環状複素環式化合物。α(アルファ)-ピランとγ(ガンマ)-ピランの2種類の異性体が可能であるが、どちらも常…

有機合成化学 ゆうきごうせいかがく synthetic organic chemistry

日本大百科全書(ニッポニカ)
簡単な化合物を原料として、いろいろな有機化合物をつくる化学をいう。簡単な構造の化合物を出発物として複雑な構造の天然有機化合物をつくる実験は…

アルゴン

百科事典マイペディア
元素記号はAr。原子番号18,原子量は39.948。融点−189.2℃,沸点−185.86℃。希ガス元素の一つ。無色無臭の気体。1894年レーリーとラムゼーが空気中の窒…

たんすい‐かぶつ〔‐クワブツ〕【炭水化物】

デジタル大辞泉
炭素と水とが結合した形の化学式で表せる化合物。炭素・水素・酸素からなる、糖類およびその類縁化合物のこと。生物界に広く分布し、体の構成成分・…

リン(燐)化ガリウム (りんかガリウム) gallium phosphide

改訂新版 世界大百科事典
化学式GaP。橙黄色半透明結晶。セン亜鉛鉱型構造をもつ。a0=10.300Å。ガリウムとリンとの直接反応,900~1000℃における酸化ガリウムとリンとの反応…

メソメリズム メソメリズム mesomerism

化学辞典 第2版
共役系を有する化合物の電子分布は単一の構造式では表現できず,二つ以上の構造の重ね合わせによって表現できるという理論.たとえば,下記の化合物…

ジアリルスルフィド ジアリルスルフィド diallyl sulfide

化学辞典 第2版
C6H10S(114.21).(CH2=CHCH2)2S.硫化アリル,硫化ジアリルともいう.ニンニク油中にその二硫化物とともに存在する.また,ネギ,タマネギの臭いはこ…

フッ素化 ふっそか fluorination

日本大百科全書(ニッポニカ)
元素または化合物中にフッ素原子を導入する工程のことでハロゲン化の一つである。フッ素は他の元素に対する親和がきわめて大きく、ほとんど全部の元…

ヒドロシリル化 ヒドロシリルカ hydrosilylation

化学辞典 第2版
H-Si結合を有するシラン誘導体HSiR1 R2 R3(R1~R3:H,アルキル基,ハロゲンなど)がH-Si結合の切断を伴ってC=C二重結合,C≡C三重結合,C=O二重結合,…

いっさんか‐たんそ(イッサンクヮ‥)【一酸化炭素】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 酸素と炭素との化合物。化学式 CO 無色無臭の気体。木炭、石油などの不完全燃焼によって発生し、有毒。酸素と化合して炭酸ガスになる。有…

ばいせん‐ざい【媒染剤】

デジタル大辞泉
媒染の際、繊維に染料を固着させる役をする物質。アルミニウム・クロム・鉄などの金属塩やタンニン酸などが用いられ、染料と結合して水に溶けない化…

配位結合 はいいけつごう coordination bond

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
結合に関与する2個の原子価電子が一方の原子のみから供与される結合のこと。供与結合ともいう。配位結合は多くの錯体にその例がみられる。 (→配位化…

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