あんていどういたいひょうしきかごうぶつ【安定同位体標識化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
二酸化マンガン にさんかまんがん manganese dioxide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- マンガンと酸素の化合物。酸化マンガン(Ⅳ)ともいう。化学式MnO2、式量86.9。天然に軟マンガン鉱(β(ベータ)型、パイロリュース鉱ともいう)および硬…
ジアステレオマー diastereomer; diastereoisomer
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ジアステレオイソマー,偏左右異性体ともいわれる。不斉炭素原子 2個を有する化合物には次のように4個の光学異性体がある。 (I) と (II) とは物体と…
キレート開始剤 キレートカイシザイ chelate initiator
- 化学辞典 第2版
- ある種のアセチルアセトン金属キレート化合物は,ビニル化合物のラジカル重合を誘起する.このように,重合の開始剤となりうる金属キレート化合物を…
アルダー‐シュタイン則【Alder-Stein's rule】
- 法則の辞典
- ディールス‐アルダー反応の生成物の立体構造に関する経験則.以下の四つの規則の総称である. (1) 親ジエン基に対してジエンは常にシス付加をする(…
アニリド anilide
- 改訂新版 世界大百科事典
- アニリンのアミノ基-NH2の水素原子1個をアシル基で置換したアミドの総称。代表的なものにアセトアニリド(R=CH3),ベンズアニリド(R=C6H5)があ…
累積二重結合 ルイセキニジュウケツゴウ cumulative double bond
- 化学辞典 第2版
- 3個以上の炭素が二重結合のみで結ばれている形をいう.一般式で表される.一般名をクムレン,n = 1の化合物をアレンとよぶ.これらの化合物の両端の…
試薬 シヤク reagent
- 化学辞典 第2版
- 化学的な実験,試験,検査など,あるいは試料の調整などに用いられる物質に与えられる名称.化学薬品ともいわれ医薬品と区別される.それらのうち,…
ニュートラルキャリヤー ニュートラルキャリヤー neutral carrier
- 化学辞典 第2版
- 電気的に中性な,イオンを運ぶもの(担体物質)の総称.アルカリ金属イオンと選択的に結合する大環状化合物クラウンエーテルや,多環式大環状化合物ク…
ニトロ化 ニトロカ nitration
- 化学辞典 第2版
- 有機化合物の分子中のH原子をニトロ基で置換することをいう.アルコールのヒドロキシ基のH原子を置換して硝酸エステルRONO2をつくるO-ニトロ化,アミ…
ハロゲン化 ハロゲンカ halogenation
- 化学辞典 第2版
- 有機ハロゲン化合物の生成反応をいう.塩素化,臭素化は一般的であるが,フッ素化やヨウ素化はやや特異である.反応の基質や手法により,次のように…
断熱消磁 だんねつしょうじ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 磁場中の常磁性体を、周囲との熱接触を断って磁場をゼロにし、低温を得る方法。1K(絶対温度)よりも低温で常磁性をもつ化合物(たとえば鉄ミョウバ…
そせい‐しき【組成式】
- デジタル大辞泉
- 化合物を構成する原子の種類と、各原子の個数の最も簡単な整数比を示す化学式。実験的に定められたものを実験式ということもある。
ピロール(pyrrole)
- デジタル大辞泉
- 複素環式化合物の一種。特異臭をもつ無色の油で、コールタール・骨油中などに含まれる。水に不溶で、有機溶媒とはよく混ざる。
エレクトロポレーション
- 栄養・生化学辞典
- 単時間電気パルスを細胞に与えて細胞膜の浸透性を上げて,高分子化合物を細胞内に取り込ませる方法.遺伝子の移入に用いる方法.
オピオイド
- 栄養・生化学辞典
- モルヒネ様の作用をする非アルカロイド化合物の総称.ナロキソンもしくは他のモルヒネの阻害剤でその作用が阻害されるのが特徴.
脂肪族アルコール
- 栄養・生化学辞典
- 芳香族アルコールに対して脂肪族化合物に属するアルコール.すなわち,炭素の直鎖もしくは分枝鎖で構成されるアルコール.
タウロコール酸
- 栄養・生化学辞典
- C26H45NO7S (mw515.71). 胆汁酸であるコール酸とタウリンの結合した化合物で,胆汁中にある.
テルペンアルコール
- 栄養・生化学辞典
- テルペンの炭化水素構造にアルコール基が導入された化合物の総称.ゲラニオール,リナロールなど.芳香を有するものが多い.
ケト形 けとがた
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ケト‐エノール互変異性現象を示す化合物の互変異性体の一種。エノール形と平衡で存在する。[編集部][参照項目] | 互変異性
しゅう‐ちゃく(シウ‥)【収着】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 固体と気体や溶液との接触面で、気体または溶液が固体に吸着し、同時に化合物または固溶体などをつくる現象。
ジュネーブ‐めいめいほう(‥メイメイハフ)【ジュネーブ命名法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一八九二年、ヨーロッパ九か国の化学者がジュネーブに集まってつくった有機化合物の命名法。万国命名法のはじまり。
化学式量 カガクシキリョウ chemical formula weight
- 化学辞典 第2版
- 化合物を化学式で表したときの各原子の相対原子質量(原子量)の総和.分子量とほとんど同意義だが,化学式を強調している.
化学式 かがくしき chemical formula
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 元素(原子)記号、数字などを組み合わせて化学物質を表現する記号。組成式、実験式、分子式、示性式、構造式などがある。組成式物質を構成する原子…
固溶体 (こようたい) solid solution
- 改訂新版 世界大百科事典
- 2種類以上の原子が,ある範囲内において任意の割合で均一に混じり合ってできる結晶。混晶mixed crystalとも呼ばれる。ふつうの化合物(定比化合物)…
フッ素化合物系合成ゴム フッソカゴウブツケイゴウセイゴム fluorinated elastomer
- 化学辞典 第2版
- 相当割合のフッ素を含有している合成ゴムの総称.化合物の種類によって次のように分類される.(1)フルオロアクリレート重合体,(2)フルオロビニリデ…
アルデヒド(aldehyde)
- デジタル大辞泉
- 1 アルデヒド基-CHO をもつ化合物の総称。ホルムアルデヒド・アセトアルデヒドなど。2 -CHO で表される一価の基。酸化されてカルボキシル基-COOH …
てんい‐こうそ〔‐カウソ〕【転移酵素】
- デジタル大辞泉
- 化合物の基を転移させる反応を触媒する酵素。アミノ基転移酵素(トランスアミナーゼ)・燐酸基りんさんき転移酵素(ホスホトランスフェラーゼ)など…
フロリナート(Fluorinert)
- デジタル大辞泉
- フッ素と炭素の化合物であるフロンを基に、電気絶縁性を高めた液体。スーパーコンピューターをはじめ、電子機器を冷却する冷媒として用いられる。ス…
じゅう‐ごう〔ヂユウガフ〕【重合】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)一種類またはそれ以上の単位物質の分子が、二つ以上化学的に結合して、もとのものより分子量の大きい化合物をつくること。付加重合・共…
ゆうきすいぎん‐ざい〔イウキスイギン‐〕【有機水銀剤】
- デジタル大辞泉
- 炭素と水銀とが直接結合している化合物を主体とする薬剤。農薬・殺虫剤・殺菌剤・消毒剤などに用いられるが、人畜に対しても毒性が強いため、使用禁…
アクリル酸
- 栄養・生化学辞典
- C3H4O2 (mw72.02).CH2=CHCOOH.高分子を合成する原料となる重合しやすい化合物.ポリアクリルアミドは広く生化学研究に用いられるゲル.
塩
- 栄養・生化学辞典
- 酸と塩基の中和によってできる化合物.酸が残っている場合(例えばNaH2PO4など)を酸性塩,塩基が残っている場合(例えばCaCl(OH)など)を塩基性…
国際純正応用化学連合
- 栄養・生化学辞典
- IUPACと略す.世界の化学者の協力を促進し,化学の進展に重要な問題を国際的な規模で討議するために1919年に設立された団体.化合物の命名法の標準…
トリハロメタン
- 栄養・生化学辞典
- 水道水の処理に使用される塩素が原水内の有機物質と反応して生成するハロゲン化合物.クロロホルム,ブロモジクロロメタン,ジブロモクロロメタン…
けいさん‐カルシウム【珪酸カルシウム】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( カルシウムは[英語] calcium ) 酸化カルシウムと二酸化珪素との結合した組成をもつ化合物。酸、アルカリ、水に作用されにくい。セメン…
脱カルボニル反応 ダツカルボニルハンノウ decarbonylation
- 化学辞典 第2版
- 化合物から一酸化炭素が脱離する反応.ウィルキンソン錯体によるアルデヒドからCOの脱離,光照射によるベンジル位のカルボニル基からのCOの脱離など…
bi・när, [binέːr]
- プログレッシブ 独和辞典
- [形] 二つの成分からなるeine binäre Verbindung\〔化学〕 二元素化合物binäres System\〔数〕 二進法.
アラバン
- 栄養・生化学辞典
- アラビナンともいう.L-アラビノース残基が主としてα1→5結合でつながった化合物で,C-3にも側鎖を出している.リンゴ,ラッカセイ,テンサイなどの…
全窒素
- 栄養・生化学辞典
- 食品中のすべての窒素をいうが,通常ケルダール法によって定量されるものをいい,硝酸態窒素は除外する.タンパク質,アミノ酸,アミン,核酸など…
有機酸
- 栄養・生化学辞典
- 有機化合物である酸.カルボン酸をいうことが多いが,ホスホン酸,スルホン酸,スルフィン酸,フェノール,エノール,チオール,酸イミド,オキシ…
スルホン‐さん【スルホン酸】
- デジタル大辞泉
- 《sulfonic acid》スルホ基(スルホン酸基)-SO3Hをもつ有機化合物の総称。強い酸性を示す。染料・薬品などを合成する際の反応中間体として重要なも…
アシル‐コエー【アシルCoA】
- デジタル大辞泉
- 《acyl-CoA》脂肪酸と補酵素A(CoA)がチオエステル結合した化合物の総称。アセチルCoAなど。CoAチオエステル。アシル補酵素A。アシルコエンザイムA。
りゅうさん‐ウラニル〔リウサン‐〕【硫酸ウラニル】
- デジタル大辞泉
- ウラン化合物の一つ。酸化ウランを硫酸に溶かし、低温で濃縮して製造する。毒性があり、使用・保有には国の許可が必要。アンリ=ベクレルが放射能を…
カダベリン cadaverine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 H2N(CH2)5NH2 。蛋白質の腐敗によって生じるプトマイン中に存在するジアミノ化合物で,特異臭のある強塩基性の無色の液体。沸点 178~181℃。
たんか‐ぶつ(タンクヮ‥)【炭化物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 炭素とアルカリ金属・アルカリ土類金属・ハロゲンなどの陽性元素との化合物。狭義には炭化カルシウムをいう。カーバイド。〔稿本化学語彙…
さんか‐ぶつ(サンクヮ‥)【酸化物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酸素と他の元素との化合物。希ガス元素を除くほとんどすべての元素について知られている。酸性酸化物・両性酸化物・塩基性酸化物など。〔…
デヒドロゲナーゼ
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Dehydrogenase ) 脱水素反応を触媒する酸化還元酵素の総称。生体内の有機化合物の酸化を行なう。脱水素酵素。⇔オキシダーゼ
イッテルビウム
- 百科事典マイペディア
- 元素記号はYb。原子番号70,原子量173.054。密度6.965,融点824℃,沸点1193℃。希土類元素の一つ。単体は銀白色の金属。化合物の多くは無色。
ケテン けてん ketene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 広義では、一般式 =C=O(R、R'は炭化水素基)で表される化合物の総称である。脂肪酸の分子内無水物の形の化合物であり、C=C結合は付加反応をおこし…