電荷移動反応 デンカイドウハンノウ charge-transfer reaction
- 化学辞典 第2版
- 電荷交換反応(charge-exchange reaction)ともいう.正または負のイオンと中性原子または分子との反応により,電荷がイオンから中性粒子に移動する反…
イバラノリ Hypnea
- 改訂新版 世界大百科事典
- 寒海域を除く世界各地の海に分布するイバラノリ科の海産紅藻。体は円柱状または扁平で,分枝した枝は互いに絡み合って全体はかたまりをつくるものが…
亜硝酸 アショウサン nitrous acid
- 化学辞典 第2版
- HNO2(47.01).純粋な液体または固体は得られていない.気体は,2HNO2 H2O + NO + NO2の平衡状態にある.希薄な水溶液は比較的安定である.亜硝酸銀…
天然ガソリン (てんねんガソリン) natural gasoline
- 改訂新版 世界大百科事典
- NGL(natural gas liquidの略)ともいう。天然ガス井,または石油井から出る湿性ガス(比較的分子量の大きい炭化水素を含むガス)から採取されるガソ…
亜塩素酸 あえんそさん chlorous acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 HClO2 。不安定な酸で二酸化塩素が水と反応するとき中間的に生じる。 2ClO2+H2O→HClO2+HClO3 しかし,ただちに次式に従い分解する。 4HClO2…
高木‐トーパンの式【Takagi-Taupin equation】
- 法則の辞典
- 別名を「高木の方程式」という.1962年に(当時東京大学教授)高木佐知夫の導いた,歪みを含む不完全結晶にも適用可能な動力学的回折理論の基礎方程…
アロキサンチン
- 栄養・生化学辞典
- (1) C8H6N4O8 (mw286.16). アロキサンを還元するか尿酸を酸化して得られる物質で二価鉄や三価鉄の検出や定量に用いる. (2) C40H52O2 (mw56…
オキソニウムイオン oxonium ion
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- プロトンの1水和物。以前はヒドロニウムイオンとも呼ばれた。水溶液中で水素イオンは H+ のままでは安定に存在せず,水分子と結合して H3O+ となり,…
チオ炭酸ジエチル チオタンサンジエチル diethyl thiocarbonate
- 化学辞典 第2版
- C5H10O2S(134.20).S=C(OC2H5)2.チオホスゲンS=CCl2にナトリウムエトキシドを反応させると得られる.エーテル様臭気をもつ液体.沸点161~161.5 ℃.…
ジベンジルケトン ジベンジルケトン dibenzyl ketone
- 化学辞典 第2版
- 1,3-diphenyl-2-propanone.C15H14O(210.27).C6H5CH2COCH2C6H5.結晶.融点35 ℃,沸点331 ℃,111~125 ℃(13 Pa).n-ヘキサン中,窒素雰囲気下に光照…
両性化合物 リョウセイカゴウブツ amphoteric compound
- 化学辞典 第2版
- 酸性,塩基性両方の性質を示す化合物.両性元素ゲルマニウム,スズ,鉛,ヒ素,アンチモン,ビスマス,アルミニウム,ベリリウムなどのつくる酸化物(…
ビフェニル
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] biphenyl ) 白色または微黄色の結晶。化学式は C6H5-C6H5 ベンゼン核が二つつながった構造をもつ。伝熱媒体としてすぐれている。
ボーア速度【Bohr velocity】
- 法則の辞典
- 電子の電荷を e,プランク定数*を h としたとき2 πe2/h をボーア速度という.この値は2.188×108cm/sで,光速度に微細構造定数(1/137.036)を乗じた…
電離定数 でんりていすう electrolytic dissociation constant
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 電解質溶液中で電離によって生じたイオンと、電離していない分子の間に成り立つ平衡を電離平衡というが、電離平衡の平衡定数Kを、とくに電離定数ある…
ベンゼンスルホン酸 (ベンゼンスルホンさん) benzenesulfonic acid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 最も簡単な芳香族スルホン酸。融点50~51℃の無色の結晶であるが,潮解性が強く,通常は融点44℃の2水和物として取り扱われる。酸解離指数pKa(25℃)=…
炭酸 (たんさん) carbonic acid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 炭酸塩化学式H2CO3。二酸化炭素の水溶液中にのみ存在しうる二塩基酸で,気相中の二酸化炭素とはつぎの平衡を保つ。 CO2(気)+H2O=H2CO3…
エルミート行列 エルミートぎょうれつ Hermitian matrix
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- シャルル・エルミートは,整数を表現する問題を研究するために,エルミート形式と呼ばれる 2次形式を導入したが,このエルミート形式の係数の行列が…
プランク定数【プランクていすう】
- 百科事典マイペディア
- 量子理論で基本的意味をもつ普遍定数で,hで表される。h=6.6260755×10(-/)34ジュール・秒。1900年M.プランクが導入。その次元は,エネルギー×時間,…
水素イオン すいそいおん hydrogen ion
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 水素の陽イオンH+をこのようによぶ。水素原子の核外電子は1個しかないので、それを失ったH+は水素の原子核すなわちプロトンである。これは大きさが1…
トリフェニルメチル トリフェニルメチル triphenylmethyl
- 化学辞典 第2版
- トリチルともいう.C原子に3個のフェニル基のついた一価の基(C6H5)3C-の名称.溶液中で黄色の遊離基として存在することが1900年,M. Gombergによって…
ヒドロホウ素化 ヒドロホウソカ hydroboration
- 化学辞典 第2版
- ハイドロボレーションともいう.ジボラン,アルキルボランなどのB-H結合を有する化合物が,B-H結合で切断されてオレフィンに付加する反応をいう. 2…
アニシジン(データノート) あにしじんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- o-アニシジン分子式C7H9NO分子量123.16融点6.2℃沸点225℃比重1.098(測定温度15℃)m-アニシジン分子式C7H9NO分子量123.16融点1℃沸点251℃比重1.096p-ア…
ベンジジン benzidine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 4,4′- ジアミノビフェニルのこと。化学式 H2NC6H4C6H4NH2 。無色の結晶。融点 128℃ (無水物) 。水に難溶。普通は塩酸塩として利用される。過酸化水…
混合錯体 コンゴウサクタイ mixed complex
- 化学辞典 第2版
- 2種類以上の異なる配位子が含まれる錯体をいう.たとえば,[CoCl(NCS)(NH3)4]NO3.また,[Cu(NH3)4]SO4・3H2Oも,実際の構造は水分子がアンミンより少…
酸化剤 さんかざい oxidizing agent oxidant
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 他の物質を酸化する能力をもつ物質、酸素を放出しやすい物質、他の物質から電子を奪いやすい物質が酸化剤となる。以下におもなものを示す。〔過マン…
ジボラン ジボラン diborane
- 化学辞典 第2版
- B2H6(27.67).ジボラン(6)と書くことがあるが,(6)はボランの非置換の母体鎖の水素数を示す.特異臭のある気体.水素化アルミニウムリチウムLiAlH4な…
アンモニウム塩 (アンモニウムえん) ammonium salt
- 改訂新版 世界大百科事典
- アンモニアと酸または酸性酸化物との反応によって生ずる塩。一般式NH4X(Xは1価の酸基)。天然には,アンモニウムミョウバン(NH4)Al(SO4)2・12H2…
ミラー指数 ミラーしすう Miller indices
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 結晶面または空間格子の格子面を表示するのに用いられる指数。結晶面が結晶軸 a,b,c を a/h,b/k,c/l で切る平面に平行であるとき,h,k,l は常…
擬ミョウバン(明礬) (ぎみょうばん) pseudo-alum
- 改訂新版 世界大百科事典
- ミョウバンはMⅠ2SO4MⅢ2(SO4)3・24H2O(またはMⅠMⅢ(SO4)2・12H2O)の一般式で表される複塩であるが,このMⅠの代りに2価の陽イオン(MⅡ)が入った…
マンガン酸カリウム (マンガンさんカリウム) potassium manganate
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式K2MnO4。酸化数Ⅵのマンガンのオキソ酸であるマンガン酸H2MnO4(得られていない)のカリウム塩。暗緑色斜方晶系結晶。比重5.18。500℃以上に熱す…
クロルフェニラミン クロルフェニラミン chlorpheniramine
- 化学辞典 第2版
- 3-(4-chlorophenyl)-N,N-dimethyl-3-(2-pyridyl)propylamine.C16H19ClN2(274.79).4-クロロベンジルシアニドと2-クロロピリジンとを縮合させ,これ…
大野温泉
- デジタル大辞泉プラス
- 熊本県葦北郡芦北町にある道の駅。県道27号線に沿う。地域物産店、情報コーナー、温泉施設などがある。
すいか‐ぶつ(スイクヮ‥)【水化物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 水と他の分子とが結合してできた化合物。水は分子の形で含まれており、たとえば硫酸銅(II )五水化物(CuSO4・5H2O)、硫酸水化物(H2SO4…
活性化熱 カッセイカネツ heat of activation
- 化学辞典 第2版
- 反応速度式を活性錯体理論により熱力学的に表示したときのパラメーターの一つで,活性錯体と原系の標準エンタルピーの差に相当する.とくに定圧反応…
ラブドフェン(データノート) らぶどふぇんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ラブドフェン英名rhabdophane-(Ce)rhabdophane-(La)rhabdophane-(Nd)化学式(Ce,La)[PO4]・1~2H2O(La,Ce)[PO4]・1~2H2O(Nd,Ce,La)[PO4]・1~2…
ベンゼンスルホン酸 ベンゼンスルホンサン benzenesulfonic acid
- 化学辞典 第2版
- C6H6O3S(158.19).C6H5SO3H.ベンゼンを硫酸でスルホン化すると得られる.二水和物は葉状結晶.融点43~44 ℃.無水和物は融点65~66 ℃.pKa -2.7.…
メチル メチル methyl
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】CH3-基をいう.もっとも簡単なアルキル基で,Me-と略されることもある.【Ⅱ】メチルラジカルをいう.アセトンの光分解やメタンの熱分解でつくる…
ジアゼピン ジアゼピン diazepine
- 化学辞典 第2版
- C5H6N2(94.11).窒素原子を二つもつヘテロ不飽和七員環化合物の総称.窒素原子の位置で1,2-,1,3-,1,4-ジアゼピンなどが存在し,そのそれぞれについ…
カテキン
- 栄養・生化学辞典
- タンニンの一種.3-オキシフラバンのポリオキシ誘導体の総称. 上図はカテキンの一つである3-ヒドロキシフラバノール (C15H14O6) (mw290.27). …
ズルチン
- 百科事典マイペディア
- p‐エトキシフェニル尿素を主体とした人工甘味料。分子式C2H5OC6H4NHCONH2。融点174.5〜176.5℃。ショ糖の約300倍の甘味をもつが,発癌性などにより196…
ディー‐イー‐エッチ‐ピー【DEHP】[diethylhexyl phthalate]
- デジタル大辞泉
- 《diethylhexyl phthalate》フタル酸エステルの一つ。ほとんど無色の油状の液体で、水溶性は低い。可塑剤として塩化ビニル製品などに添加される。フ…
しせい‐しき【示性式】
- デジタル大辞泉
- 分子内に含まれる原子団(基)を明示した化学式。構造式より簡単で、分子式では表せない構造を示したいときに使われる。エチルアルコールC2H6Oを、エ…
アリール基【アリールき】
- 百科事典マイペディア
- 芳香族炭化水素の環から水素1原子を除いた残基。フェニル基C6H5−,ナフチル基C1(/0)H7−など。→関連項目ジアゾニウム塩
ヒドラジド ヒドラジド hydrazide
- 化学辞典 第2版
- 酸ヒドラジドともいう.ヒドラジンのアシル誘導体RCONHNH2(Rはアルキル基,アリール基).カルボン酸エステル,酸塩化物または酸無水物にヒドラジンを…
ツァイゼ塩 (ツァイゼえん) Zeise's salt
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式K[PtCl3(C2H4)]・H2O。トリクロロ白金(Ⅱ)酸カリウムの俗称。1830年ころツァイゼW.C.Zeiseにより初めてつくられた。ツァイゼは塩化白金(…
フルオロウラシル フルオロウラシル fluorouracil
- 化学辞典 第2版
- 5-fluoropyrimidine-2,4(1H,3H)-dione.C4H3FN2O2(130.08).ウラシルをフッ素化すると得られる.白色の結晶.分解点280~282 ℃.λmax 265~266 nm(ε …
エチルベンゼン エチルベンゼン ethylbenzene
- 化学辞典 第2版
- C8H10(106.17).C6H5C2H5.石油精製の際のキシレン留分中に含まれるが,ベンゼンにエテンをフリーデル-クラフツ付加させて製造される.無色の液体.…
ウェスト West, Anthony
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1914[没]1987.12.27. コネティカットイギリス生まれの評論家,小説家。アメリカに帰化。小説『闇夜』 On a Dark Night (1949) ,評伝『D. H.ロレ…
無水塩 むすいえん anhydrous salt
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 含水塩、水和物などに対する語。たとえば炭酸ナトリウム十水和物Na2CO3・10H2Oに対してNa2CO3、硫酸銅(Ⅱ)五水和物CuSO4・5H2Oに対してCuSO4、塩化ク…
硫酸ヒドラジニウム リュウサンヒドラジニウム hydrazinium sulfate
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】硫酸ヒドラジニウム(2+),または硫酸ヒドラジンジイウム:[N2H6SO4](130.12).IUPAC体系名は硫酸ジアザンジイウム(diazanediium sulfate).通…