しき‐ゆう(‥イウ)【色釉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 焼物の表面に絵、模様を描くために用いる種々の色の釉(うわぐすり)。各種の無色釉末に、鉄、マンガン、金などの金属化合物の粉末を一種ま…
ガス着臭剤 ガスチャクシュウザイ gas odorant
- 化学辞典 第2版
- 都市ガス,LPG(液化石油ガス)などの漏れを容易に検知するために使用される臭気の高い添加剤.チオール類,アルデヒド類,テトラヒドロチオフェンなど…
ニトロソ-イソニトロソ互変異性 ニトロソイソニトロソゴヘンイセイ nitroso-isonitroso tautomerism
- 化学辞典 第2版
- ニトロソ化合物とオキシムとの間の互変異性で,平衡ははるかにオキシム側に偏っている.たとえば,エチルメチルケトンに亜硝酸エチルを作用させると…
phen ピーエッチイーエヌ
- 化学辞典 第2版
- o-フェナントロリン(phenanthroline)(1,10-フェナントロリン)の配位子としての略称.o-フェナントロリンは二座配位子として,多くの金属と安定なキレ…
塑胶 sùjiāo
- 中日辞典 第3版
- [名]1 プラスチック・ゴム類などの高分子化合物材料.~跑道pǎodào/合成ゴム製の陸上競技トラック.2 <方>プラスチッ…
キセノン(xenon)
- デジタル大辞泉
- 希ガス元素の一。無色無臭の気体。空気中に微量が存在し、希ガス中でも最も少ない。化学的にきわめて不活性であるが、弗化ふっか物など少数の化合物…
イノシトール(inositol)
- デジタル大辞泉
- シクロヘキサンの各水素原子が水酸基と置き換わった化合物の総称。無色の結晶。水に可溶。9種類の立体異性体があり、そのうちミオイノシトールが動物…
メチル‐メルカプタン(methyl mercaptan)
- デジタル大辞泉
- メルカプタンというメルカプト基-SHをもつ化合物の一種。腐った玉ねぎのような悪臭をもち、人や動物の糞便にも含まれる。悪臭防止法の規制物質、およ…
ベンゾキノン(benzoquinone)
- デジタル大辞泉
- ベンゼン環の水素原子2個がそれぞれ酸素原子に置き換わった有機化合物。キノンの一種。酸素原子の結合位置が異なる、オルトとパラの2種類の異性体が…
にょう‐さん〔ネウ‐〕【尿酸】
- デジタル大辞泉
- 有機酸の一。無味無臭の白色の結晶で、水にごくわずか溶ける。動物の排出物中に多く含まれ、鳥類や陸生爬虫はちゅう類では窒素代謝の最終生成物であ…
リグニン(lignin)
- デジタル大辞泉
- 植物中にセルロースなどと結合して存在する高分子化合物。細胞壁に堆積たいせきして木質化を起こし、植物体を強固にする。木材では20~30パーセント…
ホスフィン
- 栄養・生化学辞典
- H3P(mw34.00). 毒性のあるガスで,リンの最も還元された状態の化合物.また,H3Pの水素を有機基Rで置換した物質を総称していう.例えば RH2Pを…
アルドケテン aldoketene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- モノアルキルケテン誘導体の総称。 R-CH=C=O の一般式を有し,反応性の高い化合物で,合成中間体として重要である。通常無色の液体または気体で不…
トリニトロベンゼン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] trinitrobenzene ) ベンゼン環に三つのニトロ基(NO2)が置換した化合物。白色の針状結晶。分子式 C6H3N3O6 TNTより強力な爆…
二硫化ジアルキル ニリュウカジアルキル dialkyl disulfide
- 化学辞典 第2版
- 一般式RSSRで表される化合物の総称.チオールを穏やかに酸化すると得られる.一般に悪臭のある液体である.二硫化ジアリル (CH2=CHCH2S)2 はニンニク…
デカ デカ deca
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】国際単位系のSI接頭語で,10を意味する.記号daで表す.【Ⅱ】ギリシア語に由来する10を意味する数詞接頭語.C10 の炭化水素はデカン.また,1分…
ローゼンムント還元 ローゼンムントカンゲン Rosenmund reduction
- 化学辞典 第2版
- カルボン酸塩化物をパラジウム触媒を用いて水素で還元し,アルデヒドを合成する反応.このとき生成したアルデヒドがさらに還元されてアルコールにな…
酸素添加反応 サンソテンカハンノウ oxygenation
- 化学辞典 第2版
- 酸素分子中の酸素原子をほかの分子に結合させる反応で,生体内においてはオキシゲナーゼにより触媒される.芳香族化合物のヒドロキシ化,環開裂,あ…
バイオポリマー バイオポリマー biopolymer
- 化学辞典 第2版
- 生物が生産する高分子化合物.厳密にはタンパク質,多糖.ペプチドグリカン,核酸なども含まれるが,一般には,特殊な菌が生産する3-ヒドロキシ酪酸…
ダイオキシン
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- 〔毒性の有機塩素化合物〕dioxinダイオキシン発生源の8,9割はごみ焼却施設であるEighty to ninety percent of all dioxin originates in incinera…
互変異性【ごへんいせい】
- 百科事典マイペディア
- ある化合物が互いに変換することのできる2種の異性体として存在する現象。たとえばアセト酢酸エチルはケト型とエノール型の平衡混合物であって,双…
リトマス リトマス litmus
- 化学辞典 第2版
- 種々の地衣類,とくにVariolaria,Lecanora,Rocella種から得られる色素.分子量約13000.青色の無定形粉末.いろいろな化合物の混合物であるが,水…
結晶【けっしょう】
- 百科事典マイペディア
- 均質の固体で規則正しい原子配列(結晶構造)から成り立つもの。規則正しい結晶形をもつものが多く(これを結晶と呼ぶこともある),その形は簡単な…
ケトン ketone
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- RCOR′で表わされるカルボニル化合物の総称。Rが水素原子の場合は特にアルデヒドと称し区別する。R,R′がアルキル基の場合は脂肪族ケトン,そのいずれ…
酸アミド さんアミド acid amide
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- カルボン酸およびその誘導体とアミンの縮合によって生成する化合物の総称。一般式 RCONH2 。アンモニアの水素をアシル基で置換した構造をもつ。無機…
β脱離 ベタダツリ β-elimination
- 化学辞典 第2版
- ある原子または基から数えて2番目のC原子に結合しているH原子の引き抜きにより,その分子から1個または2個の分子が失われ,新しい分子を生成する反応…
ハロクロミー はろくろみー halochromy
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 無色または淡黄色の有機化合物に、濃い酸あるいは金属塩を加えたとき生ずる発色現象。造塩発色ともいう。歴史的には、ドイツのJ・バイヤーがトリフェ…
ヒノキチオール ひのきちおーる hinokitiol
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 非ベンゼン系芳香族化合物の一つ。β(ベータ)-ツヤプリシン、4-イソプロピルトロポロンともいう。 非ベンゼン系芳香族化学の歴史のなかで特別の意義…
立体化学 りったいかがく stereochemistry
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 分子内の原子や原子団の空間的配置を研究する化学の一分野。立体異性の問題、あるいは原子や原子団の空間的配列と化合物や化学種の反応性、物理的性…
分解者 ぶんかいしゃ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生態系内でのエネルギーの流れと物質循環において、死んだ生物体や排出物を分解し、その際に生じるエネルギーを利用して生活し、有機化合物を生産者…
ケチル ketyl
- 改訂新版 世界大百科事典
- カルボニル化合物の一電子還元で得られる陰イオンラジカルをいう。カルボニル化合物のアルカリ金属,アルカリ土類金属あるいは電気分解などによる還…
元素分析 ゲンソブンセキ elementary analysis, elemental analysis
- 化学辞典 第2版
- 有機化合物を構成する各元素を定性または定量し,その含有元素を確認したり,含有率などの量的関係を測定する有機分析法.有機化合物は,炭素,水素…
収着
- 岩石学辞典
- 気体が固体の表面に吸着(adsorption)されるとき,その気体が固溶体または化合物をつくる現象を同時にともなう場合.マクベイン(J. W. McBain)の…
オキシチアミン
- 栄養・生化学辞典
- C12H16ClN3O2S (mw301.80). チアミンの4位のアミノ基すなわちピリジン環のアミノ基がヒドロキシル基に置換した化合物.チアミンの拮抗物質とし…
イカリジン(icaridin)
- デジタル大辞泉
- 昆虫などの忌避剤に用いられる代表的な化合物の一。ドイツのバイエル社が開発。ディートに比べ、皮膚への刺激が少ない。蚊・ブヨ・アブ・マダニなど…
キナ‐さん【キナ酸】
- デジタル大辞泉
- キナ皮、コーヒーの種子、クランベリーの実などに多く含まれるカルボン酸の一種。19世紀にキナ皮より単離され、マラリア特効薬キニーネの原料となっ…
ニトロナフタリン nitronaphthalene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ナフタリンの水素1原子をニトロ基で置換した化合物。化学式 C10H7NO2 。α置換体は黄色針状晶,融点 61.5℃。β置換体は無色板状晶,融点 79℃。ナフチル…
カルボキシル‐き【カルボキシル基】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( カルボキシルは[英語] carboxyl ) 一価の有機原子団で、カルボン酸の官能基。化学式 COOH 有機化合物に酸性を与え、その数によって一価…
ゆうきえんそ‐ざい(イウキエンソ‥)【有機塩素剤】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 塩素を含む有機化合物からなる殺虫剤。DDT、BHC、ディルドリン、エンドリン、クロルデンなど。農薬・害虫駆除用に使われていたが、…
りったい‐かがく(‥クヮガク)【立体化学】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 分子の立体構造を研究し、原子や原子団の空間的排列と化合物の反応性や物理的性質との関係を明らかにする化学の一部門。一八六一年のパス…
しゅうか‐エチル(シウクヮ‥)【臭化エチル】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( エチルは[ドイツ語] Äthyl ) 臭素とエチルの化合物。化学式 C2H5Br 無色の液体。水に難溶。有機合成のエチル化剤、麻酔薬などに用いる…
アルキル鉛 アルキルナマリ alkyllead
- 化学辞典 第2版
- 一般式PbR4(Rは C1~2 のアルキル基)で表される有機鉛化合物で,かつては広くガソリンのアンチノック剤として用いられたが,猛毒性物質であるため,…
【丹沙】たんさ
- 普及版 字通
- 水銀と硫黄との化合物。仙薬。〔史記、武帝紀〕少君、上(しやう)に言ひて曰く、竈を祠らば則ち物を致す。物を致さば丹沙して金と爲すべく、~以て飮…
キレート滴定【キレートてきてい】
- 百科事典マイペディア
- 試料物質(主として金属イオン)が適当なキレート試薬と反応してキレート化合物を生成することを利用した滴定法。1945年G.シュワルツェンバハが創始…
配位説 はいいせつ coordination theory
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 高次化合物の構造、結合状態を説明するために、スイスのA・ウェルナーが唱えた考え方をいう。配位結合や配位化合物についての本質は、現在解明されて…
サポニン(saponin)
- デジタル大辞泉
- 広く植物界に存在する、サポゲニンという多環式化合物と糖とが結合した配糖体。無定形の粉末で、水溶液はよく泡立つ。溶血作用・強心作用・利尿作用…
構造式【こうぞうしき】
- 百科事典マイペディア
- 化合物の分子を構成している原子が互いにどのように結合しているかを表す式。共有結合を線で示して表すのが一般的。たとえばエチルアルコールとメチ…
ペプチド(peptide)
- デジタル大辞泉
- 2個以上のアミノ酸のペプチド結合によってできた化合物。アミノ酸の数によって、2個ならジペプチド、3個ならトリペプチドといい、2~10個程度の少数…
あしょうさんせい‐ちっそ〔アセウサンセイ‐〕【亜硝酸性窒素】
- デジタル大辞泉
- 化合物に亜硝酸塩として含まれる窒素。土壌中で水に容易に溶け、余剰な化学肥料や家畜の糞尿などから溶脱し、硝酸性窒素とともに水質汚染の原因とな…
ち‐かん〔‐クワン〕【置換】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)1 置きかえること。「文字を記号に置換する」2 数学で、相異なるn個のものの順列を、他の順列に並べ換える操作。3 ある化合物中の原…