「アッバース朝の税制改革」の検索結果

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ワジール わじーる wazīr

日本大百科全書(ニッポニカ)
「宰相」「大臣」などを意味するアラビア語で、英語でもそのまま用いられる。イスラム圏でワジールが出てくるのはアッバース朝(750~1258)からで、…

バンダル‐アッバース(Bandar 'Abbās)

デジタル大辞泉
イラン南部の港湾都市。ホルモズガーン州の州都。ホルムズ海峡に面し、同国の三大貿易港の一つに数えられる。中世より海上交易の拠点になり、17世紀…

アズラキー Azraqī 生没年:?-858以後

改訂新版 世界大百科事典
アッバース朝時代のメッカの歴史家。先祖のアズラクはルーム(小アジア)出身の奴隷で,メッカに住みつきウマイヤ家と婚姻関係を結んで勢力を伸ばし…

イスマーイール・イブン・アフマド Ismā`īl b. Aḥmad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]849[没]907中央アジアおよび東イランを支配したサーマン朝の事実上の創始者。初めサマルカンドの兄ナスル (在位 874~892) のもとでブハラ総督を…

オスマン‐ていこく【オスマン帝国】

デジタル大辞泉
1299年、オスマン1世が小アジアに建国したトルコ系イスラム国家。地中海周辺のアラブ諸地域、バルカン半島をも支配下におき、アッバース朝滅亡後のイ…

アッバース(1世) あっばーす ‘Abbās Ⅰ (1571―1629)

日本大百科全書(ニッポニカ)
サファビー朝第5代の王(在位1588~1629)。シャー・アッバース、アッバース大帝ともよばれる。即位当時、サファビー朝は実権をトルコ系遊牧諸首長に…

アッバース1世(アッバースいっせい) ‘Abbās Ⅰ

山川 世界史小辞典 改訂新版
1571~1629(在位1587~1629)サファヴィー朝の第5代王,中興の祖。クズルバシュの押え込みと国王への集権に成功し,外敵との抗争においても大きな成果…

マムルーク mamlūk

旺文社世界史事典 三訂版
イスラーム世界に広く存在したトルコ人,スラヴ人,ギリシア人などの白人奴隷元来「奴隷」を意味するアラビア語であったが,黒人奴隷とは一線を画し…

ジャーヒズ al-Jāḥiẓ 生没年:776ころ-868・869

改訂新版 世界大百科事典
アラブの文学者,思想家。古典散文学の確立者で,バスラの人。キナーナ族のマウラー(マワーリー)の家系に生まれたが,祖先はアビシニア出身の奴隷…

ディーワーン dīwān

改訂新版 世界大百科事典
イスラム国家の行政機関で,庁,局などを意味するアラビア語。アラブの伝承では,語源的には悪魔の意味のdēvに由来するとされるが,中世ペルシア語の…

アブー・タンマーム あぶーたんまーむ Abū Tammām (788ころ―846ころ)

日本大百科全書(ニッポニカ)
アラブの詩人。シリアのダマスカス近郊に生まれる。エジプト、アルメニア、アゼルバイジャン、イランの地を転々とした。アッバース朝第7代カリフ、マ…

ジュワイニー Juwaynī

山川 世界史小辞典 改訂新版
?~1283イル・ハン国のフレグ,アバガ,アフマドの3代に仕えた財務官僚,歴史家。イラン北東部のジュワイン地方の名家出身。フレグのイスマーイール…

マルワーン朝 マルワーンちょう Marwān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
トルコ東部,ディヤルバクル地方にあったクルド系のイスラム王朝 (983頃~1085) 。西アジアで強勢であったブワイフ朝のアズド・ウッダウラの死後,デ…

イブン・ハンバル Ibn Ḥanbal 生没年:780-855

改訂新版 世界大百科事典
イスラムの法学者。スンナ派四法学派の一つハンバル派の祖。神学者,ハディース学者としても有名。アッバース朝創成時の軍隊の主力であったホラーサ…

アブー・ユースフ Abū Yūsuf 生没年:731-798

改訂新版 世界大百科事典
アラブのイスラム法学者。クーファの人でアブー・ハニーファとマーリク・ブン・アナスに法学を学び,ハナフィー派の事実上の創始者。バグダードのカ…

カピチュレーション capitulation

旺文社世界史事典 三訂版
中東諸国がヨーロッパ諸国に認めた治外法権。領事裁判権,租税免除,公立施設を含む居留区の占有などをおもな内容とする起源は9世紀にアッバース朝…

イラク史 イラクし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
前 7000年頃,チグリス・ユーフラテス川の流域,メソポタミアの丘陵地帯に世界最古の文明が発祥し,前 3000年代にはシュメール人,アッカド人が灌漑…

アター `aṭā'

改訂新版 世界大百科事典
〈贈り物〉を意味するアラビア語であるが,イスラム史の用語としては,ムハンマドの未亡人・親族・功労者の年金,軍人・官僚の俸給を意味する。640年…

イブン・クタイバ Ibn Qutayba 生没年:828-889

改訂新版 世界大百科事典
イラン系の歴史家,文学者。クーファ生れ。イラン西部のディーナーワルで20年ほど裁判官を務めたのちバグダードに移り,晩年まで教職にあって二十数…

セリム(1世) せりむ Selim Ⅰ (1470―1520)

日本大百科全書(ニッポニカ)
オスマン帝国第9代のスルタン(在位1512~20)。第8代のバヤジト2世の息子で、王子の時代はトラブゾン州の軍政官。2人の兄王子と王座を争い、イェニ…

ハイル・アッディーン Khayr al-Dīn 生没年:1820-90

改訂新版 世界大百科事典
チュニジアの近代的改革の推進者。マムルーク(奴隷軍人)出身の官僚で,フサイン朝のベイに登用され,1857年から64年にかけての近代的改革で大きな…

A・ba・si・das, [a.ƀa.sí.đas]

小学館 西和中辞典 第2版
[固名] 〘複数形〙 〖史〗 アッバース王朝(750-1258):バグダッドに首都を置いたイスラムの王朝.

ヤークーブ・イブヌル・ライス Yā`qūb ibn al-Laith

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]?[没]879. フージスターンイラン,サッファール朝の創始者 (在位 867~879) 。シースターン出身の銅細工師 (サッファール) であったが,ブストの…

アブドゥル・ラフマーン3世 アブドゥル・ラフマーンさんせい `Abd al-Rahmān III, al-Nāsir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]891.1. コルドバ[没]961.10.15. コルドバ後ウマイヤ朝第8代の君主 (在位 912~961) 。人種的,党派的な争いで分裂ぎみであった国内をまとめ,コ…

バスラ

百科事典マイペディア
イラク南東部の都市。シャット・アルアラブ川右岸にある河港都市。イラクのデーツの集散地で,多数の運河の周辺でデーツ園が経営されている。国際空…

ラッカ Ar-Raqqah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
シリア北東部,ラッカ県の県都。アレッポの東方約 180km,ユーフラテス川左岸に位置する。ギリシア・ローマ時代の古代都市の上にあり,商業都市とし…

アブー・タンマーム Abū Tammām, Ḥabīb ibn Aws

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]804頃.シリア,ジャーシム/マンビジュ[没]845頃.モスルアラブの詩人。エジプトその他の地を遊歴し,のちアッバース朝第8代カリフ,ムータシムに…

アブー・ウバイダ Abū `Ubayda 生没年:728-825

改訂新版 世界大百科事典
アラブの文学家,言語・文献学者。イラン系ユダヤ人の血を引き,バスラに生まれた。のちバグダードに出て,アッバース朝カリフ,ハールーン・アッラ…

ミニヤー al-Minyā

改訂新版 世界大百科事典
エジプト中部の都市で,同名県の県都。人口20万1360(1996)。古代エジプト時代にはペル・メマと呼ばれ,現在の名はアッバース朝カリフ,ハールーン…

ジャラール・アッディーン Jalāl al-Dīn 生没年:?-1231

改訂新版 世界大百科事典
ホラズム・シャー朝の最後の君主。在位1220-31年。アフガニスタン北部のパルワーンParwānの戦でモンゴル軍を破り,チンギス・ハーンに追われるや,単…

アーリーガープー‐きゅうでん【アーリーガープー宮殿】

デジタル大辞泉
《Āli Ghāpū》イラン中部の都市イスファハーンにある建物。1979年に世界遺産(文化遺産)に登録されたイマーム広場の西側に面する。元は背後にあった…

イブン・アルムカッファー Ibn al-Muqaffa` 生没年:720-756

改訂新版 世界大百科事典
アッバース朝カリフ,マンスールの書記(カーティブ)。サンスクリットの動物寓話《パンチャタントラ》の中世ペルシア語訳を《カリーラとディムナ》…

ムンタシル Muntaṣir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]837頃[没]862. サーマッラーアッバース朝第 11代のカリフ (在位 861~862) 。第 10代カリフ,ムタワッキルとギリシア人の奴隷女との間に生れた。…

イスラーム法学(イスラームほうがく) al-fiqh

山川 世界史小辞典 改訂新版
シャリーアの「理解」を意味する学問。法源から法規範を導く方法を扱う法理論と,実定法の分野とに分かれ,アラビア語では前者をウスール(根)の学,…

アバシ・ホテル

デジタル大辞泉プラス
《Abbasi Hotel》イラン、イスファーハンにある高級ホテル。17世紀建造のキャラバン・サライ(隊商宿)を、1957年に修復・改装し、ホテルとしたもの…

サック sakk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アッバース朝を中心にイスラム帝国で使用された支払い小切手。英語で小切手を意味するチェックの原語。商業経済の発達に伴って遠隔地との商業取引の…

アガーニー あがーにー Kītāb 'l-Agānī

日本大百科全書(ニッポニカ)
10世紀中ごろに編まれたアラブ詩歌集の大作。編者はアブル・ファラジ・アル・イスファハーニーで、正しくは『キターブル・アガーニー』といい、『詩…

フナイン・ブン・イスハーク Ḥunayn b.Isḥāq 生没年:808-873

改訂新版 世界大百科事典
ネストリウス派の医者,翻訳者。ラテン名ヨハンニティウスJohannitius。ユーフラテス河畔のヒーラに薬剤師の息子として生まれ,バグダードでイブン・…

アルプ・アルスラーン Alp Arslān 生没年:1029-72

改訂新版 世界大百科事典
セルジューク朝第2代スルタン。在位1063-72年。トゥグリル・ベクの甥にあたる。西方へ版図を拡大し,特に1071年,東アナトリアのマラーズギルドの戦…

ファーティマ朝(ファーティマちょう) Fāṭima

山川 世界史小辞典 改訂新版
909~1171北アフリカに興ったイスラーム王朝。シーア派の一分派イスマーイール派の宣教工作の発展で,初代オバイドゥッラー(在位909~934)はカリフの…

サーマッラーの大モスク サーマッラーのだいモスク Great Mosque of Sāmarrā

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
846~852年にアッバース朝カリフ,ムタワッキルによりイラクのサーマッラーに建設された大モスク。中庭を囲んでキブラ側に礼拝室,残り三方に回廊が…

アグラブ朝 (アグラブちょう) Aghlab

改訂新版 世界大百科事典
北アフリカ,イフリーキーヤのアラブが土着のベルベル人を支配して建てたスンナ派の王朝。800-909年。首都はカイラワーン。ホラーサーン出身の軍人ア…

ウマイヤ朝(ウマイヤちょう) Umayya

山川 世界史小辞典 改訂新版
661~750アラブの建設したイスラーム王朝。首都はダマスクス。建設者ムアーウィヤ以下,全カリフがクライシュ族のウマイヤ家に属していたところから…

バンダル・アッバース

百科事典マイペディア
イラン南部,ホルムズ海峡に臨む港湾都市。じゅうたん,綿花,果実を産する。魚類缶詰工場がある。1964年港湾改修。テヘランまでは1529kmの道路が通…

バンダル・アッバース ばんだるあっばーす Bandar ‘Abbās

日本大百科全書(ニッポニカ)
イラン南部の港湾都市。ホルモズガーン州の州都。ケルマーンの南340キロメートル、ホルムズ海峡に臨む。旧称ガムルー、イギリス人はゴムブルーンと称…

シャウプ‐かんこく(‥クヮンコク)【シャウプ勧告】

精選版 日本国語大辞典
( シャウプは Shoup アメリカの経済学者の名から ) 第二次世界大戦後、一九四九年(第一次)と五〇年(第二次)、アメリカのシャウプ税制使節団が連…

カイサーン派 カイサーンは Kaysānīyah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イスラム・シーア派の一分派の名称。この派の指導者ムフタールはアリーの子ムハンマド・イブヌル・ハナフィーヤをイマームに戴いて,685年クーファで…

あっばーすちょうかくめい【アッバース朝革命】

改訂新版 世界大百科事典

ハーシム家 ハーシムけ Hāshim

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ムハンマドの曾祖父ハーシムの子孫の総称。ハーシムはメッカの隊商貿易の開拓者,その子アブドゥル・ムッタリブ (ムハンマドの祖父) はアビシニア (…

ホルムズ Hurmuz

旺文社世界史事典 三訂版
ペルシア湾の入口に位置する小島とその港町14〜16世紀,東方諸国との貿易港として栄えた。16世紀にポルトガルに占領されたが,17世紀にはイギリス艦…

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