いっとう‐かん(‥クヮン)【一等官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 旧制の官吏等級で、一等の高等官。
官窯 (かんよう) Guān yáo
- 改訂新版 世界大百科事典
- 一般に民窯に対するものとしての官窯は,権力者,政府などが管理した陶窯のことで,中国の景徳鎮官窯をはじめ,韓国の広州官窯,日本の鍋島藩窯など…
自衛官 (じえいかん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 自衛官は,自衛隊員のうち,自衛隊の各部隊を構成し,制服を着用することを義務づけられている隊員をいう。自衛隊員には,自衛官のほか,事務次官を…
神祇官 (じんぎかん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- (1)7世紀以来の律令体制下で朝廷の神祇行政を管掌した官衙。古訓では〈カンヅカサ〉と読む。日本では古来神祇を尊んで祭祀を重んじたため,古代中…
ほんかん【品官】
- 改訂新版 世界大百科事典
かんかい【官階】
- 改訂新版 世界大百科事典
かんちゅう【官厨】
- 改訂新版 世界大百科事典
てん‐かん(‥クヮン)【転官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 他の官職にかわること。官職がかわること。〔布令字弁(1868‐72)〕
しきぶ‐かん(‥クヮン)【式部官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 宮内省(現在は宮内庁)の式部職の職員で、祭典、儀礼、接待などを担当する官。[初出の実例]「式部官 十五人 奏任 儀式の務に服す」(出典…
しけん‐かん(‥クヮン)【試験官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 試験場の監督や試問をする人。[初出の実例]「博覧会は実業上の一大試験場にして審査官は之が試験官となり其数年間に於ける進歩の成績を検…
しせい‐かん(‥クヮン)【司政官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 太平洋戦争中、旧日本軍が占領した南方地域で軍政下の地方行政を担当した文官。軍人・官吏・民間人から起用。[初出の実例]「若い司政官が…
しっせい‐かん(‥クヮン)【執政官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 政治をとる官吏。執政者。[初出の実例]「国帝は過失あるも罪其身に及ぶ可らず。執政官を黜陟するの権あり。罪人を赦すの権あり」(出典:…
せっ‐かん(‥クヮン)【摂官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 官をかねること。兼官。〔春秋左伝‐成公二年〕② 奈良時代、養老三年(七一九)に設置された、地方長官(国司)を置かずに畿内諸国の行政…
ぐん‐かん(‥クヮン)【軍官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 軍事をつかさどる官吏。武官。[初出の実例]「とういところゑ御ねんごろにくんくゎんおやらしられとわしらるほどにかたじけなう御ざる」(…
けいむ‐かん(‥クヮン)【刑務官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 刑務所等の刑事施設に勤務する官吏。狭義では、看守、矯正監等の法務事務官をいう。
とう‐かん(‥クヮン)【冬官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 中国、周代六官の一つ。土木工作の事をつかさどる。司空。〔周礼‐天官・小宰〕② 宮内卿の唐名。〔拾芥抄(13‐14C)〕
もっ‐かん(‥クヮン)【没官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「もつ」は「没」の慣用音 ) 犯罪人および縁坐者の資財などを官に没収して国有財産、もしくは荘園領主などのものとすること。令制では…
み‐かん(‥クヮン)【味官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 五官の一つである味覚の器官。
べん‐かん(‥クヮン)【弁官・辨官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =べん(弁・辨)②[初出の実例]「諸国大租、駅起稲及義倉、并兵器数文、始送二于辨官一」(出典:続日本紀‐大宝二年(702)二月丙辰)② =…
べんむ‐かん(‥クヮン)【弁務官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植民地、保護国、自治領などに派遣されて行政を指導する役人。
けん‐かん(‥クヮン)【県官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 県の役人。県官吏。〔音訓新聞字引(1876)〕〔漢書‐食貨志上〕② 中国で、天子の異称。〔史記‐絳侯世家〕
けんし‐かん(‥クヮン)【検視官・検死官・検屍官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 死体について、その死亡が犯罪によるものであるか否かを調べる官吏。[初出の実例]「警視庁に検視官という職名が、刑事部長直属で新設され…
かん‐い(クヮンヰ)【官威】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官府の威力。また、官職にあるものの権威。[初出の実例]「己等拠二憑官威一、久居二城下一」(出典:続日本紀‐宝亀一一年(780)八月乙卯)
かん‐ぎ(クヮン‥)【官妓】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官にかかえられた芸妓。とくに朝鮮で、医薬、歌舞、妓楽などをもって宮廷にかかえられた女。妓生。キーサン。[初出の実例]「官妓迹を絶ち…
かん‐こ(クヮン‥)【官戸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 中国、唐代、官に所属した賤民の一つ。官奴婢から解放されたもので、年に三回、一か月ずつ労役に服し、良民の半分にあたる四〇畝の区分…
かん‐し(クヮン‥)【官仕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「かんじ」とも ) 官吏になること。宮仕えをすること。仕官すること。[初出の実例]「右今世之人。或託二官仕一或事二学問一」(出典:明…
かん‐とう(クヮンタウ)【官稲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制で、官に納める田租。これを正税、公廨(くがい)、雑稲の三つに分けた。[初出の実例]「聴三諸国司毎年貸二官稲一」(出典:続日本紀‐天…
かん‐ぼ(クヮン‥)【官簿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 役所に備えつけた帳簿。[初出の実例]「左の事項を官簿に登録するとき」(出典:登録税法(明治二九年)(1896)八条)[その他の文献]〔漢書…
かけ‐づかさ【懸官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「かけ」はかけもちの意 ) 一つの官のほかに他の官を兼ねること。また、その兼ねた官。兼官。[初出の実例]「右大弁、かけづかさ、右近…
しゅう‐かん(シウクヮン)【秋官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 中国、周代の六官(りくかん)の一つ。訴訟、刑罰をつかさどった司法官。〔周礼‐秋官・序官〕② 刑部(ぎょうぶ)の唐名。[初出の実例]「依レ…
しれい‐かん(‥クヮン)【司令官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 もと陸海軍などで、軍隊、艦船の司令をする職名。また、海上自衛隊、航空自衛隊で、艦隊、航空団等の長として隊務を統括する者の職名。[…
年官 (ねんかん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 平安時代以降行われた売官の一種で,ある者に対する任官を申請した貴族(給主)が,その官職を得た者から利得を得る制度。その申請権は,平安時代初…
売官 (ばいかん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 中国 日本 ヨーロッパ爵位,官職を金銭とひきかえに譲渡する慣行,制度をいう。一般には官職売買ともいわれる。中国中国の場合,時代…
かんめい 官命
- 小学館 和伊中辞典 2版
- direttiva(女) ufficiale ¶彼らは官命により海外視察に出かけた.|Sono stati inviati all'e̱stero per un giro d'ispezione ufficiale.
中正官 ちゅうせいかん
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ⇨ 九品中正
独裁官 どくさいかん
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ⇨ ディクタトル
りく‐かん(‥クヮン)【六官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒りっかん(六官)
りじ‐かん(‥クヮン)【理事官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 明治四年(一八七一)一〇月二二日に設置し、特命全権大使に従わせて欧米諸国に派遣した官吏。各国の諸事情を調査し、日本に適用すべき…
官展 かんてん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 文展,帝展,日展など政府が主催した展覧会の総称。文展は文部省美術展覧会の略称で,1907年から 18年まで 12回開かれ,日本画,洋画,彫刻の3部制を…
官田 かんでん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 令制による宮内省の直営田。当初天皇の供御田として畿内に 100町あったが,元慶3 (879) 年には,位禄・季禄などの公用にあてるため畿内に 4000町を設…
とうきかん【登記官】
- 改訂新版 世界大百科事典
会計官 かいけいかん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 明治初期の政府機関。政体書による太政官制の七官の一つ出納・用度・駅逓・営繕・租税・貨幣・民政をつかさどる。1869年大蔵省と改称。
外国官 がいこくかん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 明治初期の外務行政機関1868年政体書により設置。外国事務をつかさどる。翌'69年,官制改革により外務省となる。
官寺 かんじ
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 政府によって維持経営された寺私寺に対する名称。7世紀初めの大官大寺(大安寺)に始まり,法隆寺・東大寺・国分寺など,飛鳥・奈良時代は官寺が多…
官人 かんじん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 律令制下の官吏位階によって五位以上の上級官人(殿上人 (てんじようびと) )と六位以下の下級官人に分けられた。上級官人は都で貴族層を形成し,蔭…
荘官 しょうかん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 荘園において,荘園領主への貢租の納入および荘園管理にたずさわった人荘司ともいう。地頭・預所 (あずかりどころ) ・下司 (げし) ・公文 (くもん) …
弁官 べんかん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 律令制における太政官の要職太政官と諸官司・諸国との連絡は弁官を経由して行われた。左弁官と右弁官に分かれ,大・中・少弁各1名とその下に大・小…
さん‐かん(‥クヮン)【散官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 令制において、位階があって、官職のない者。散位。〔令義解(718)〕② 中国、唐の職事官が帯するもので、職掌のない一種の資格。漢魏以…
さんじ‐かん(‥クヮン)【参事官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 内閣官房、内閣法制局、人事院、会計検査院をはじめ各省各庁で、その部局の事務に参画し、または総合調整を必要とする重要事項を総括整理…
れい‐かん(‥クヮン)【冷官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 役得のない官。また、ひまな官職。冷職。[初出の実例]「自レ古冷官魚上竹、迄レ今貪夫蟻旋磨」(出典:宝覚真空禅師録(1346)坤・奉呈浄…