デジタル大辞泉
「初音」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
はつ‐ね【初音】
[1] 〘名〙
①
鳥獣、虫類などが、その年、その季節に初めて鳴く声。初声。
※安法集(983‐985頃)「
何処にか鹿の初音はきこゆらん萩の下葉の見まくほしさに」
② 特に、鶯(うぐいす)がその年初めて鳴く声。《季・春》
※忠見集(960頃)「うぐひすのはつねほのかにあしひきのやまべとびいづる声きこゆなり」
③ 香木の名。分類は
新伽羅(きゃら)。香味は辛。一木三銘の伝説で
著名。
※俳諧・犬子集(1633)三「何れきかん伽羅の初音と時鳥〈堅結〉」
[2] 「源氏物語」第二三帖の巻名。源氏三六歳の
正月。源氏の、六条院と二条院の御方々への年賀回り、臨時客、
男踏歌(おとことうか)などを中心に、新年の六条院のはなやかさを描く。
玉鬘十帖の第二。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
はつね【初音】
長野の日本酒。蔵元は「関口酒造」。現在は廃業。蔵は上田市常田にあった。
出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報